三交伊勢志摩交通「鳥羽・伊勢~東京・大宮線」 いすゞガーラSHD

夜行バス

三交伊勢志摩交通 鳥羽・伊勢・津~横浜・池袋・大宮線 5181

写真のバスは、三重交通(本社:津市)の子会社である三交伊勢志摩交通(本社:伊勢市)の夜行高速バス「鳥羽・伊勢~東京・大宮線」で活躍する5181号車(いすゞガーラSHD LKG-RU1ESBJ)です。
西武観光バス(本社:所沢市)・三重交通と共同で運行しています。

「鳥羽・伊勢~東京・大宮線」とは?

夜行高速バス「鳥羽・伊勢~東京・大宮線」は、1988年12月9日に西武バスと三重交通が、「池袋~伊勢線」(サンシャインシティプリンスホテル・池袋駅東口~伊勢市駅)として運行を開始します。
運行開始当初は、昼行便も運行されており、当時日本一長い昼行高速バスでもありました。
その6年後の1994年4月21日には、同じ運行会社で別路線「池袋~志摩線」(サンシャインシティプリンスホテル・池袋駅東口~志摩スペイン村)の運行を開始。
津の三重会館前(当時、津駅は通過)・松阪駅(当時は東口)・伊勢市駅にも停車していたことから、「池袋~伊勢線」の補完的役割を果たしていました。
その後、「池袋~志摩線」が経路変更を行い、桑名駅・近鉄四日市・鈴鹿営業所に停車するようになると同時に、「池袋~志摩線」「池袋~志摩線」ともに白子駅西口・津駅前にも停車するようになり、2001年7月には三重交通が「池袋~志摩線」の運行を三交伊勢志摩交通に移管します。
そして、2002年12月16日、関東地区の起終点を大宮まで延伸するとともに、「池袋~伊勢線」と「池袋~志摩線」は三重県内の起終点を鳥羽バスセンターに変更、事実上の路線統合が行われます。
路線統合後は、横浜駅(YCAT)停留所の新設や、新宿・立川経由便の新設を経て、現在に至っています。

この路線の特長は、やはり停車停留所が充実していることでしょうか。
首都圏地区では、大宮・東京池袋はもとより、新宿駅西口・立川駅・横浜駅と主要ターミナル駅を網羅していますし、三重県地区においても桑名・四日市・鈴鹿・津・松阪・伊勢・鳥羽と主要都市を網羅しています。

使用される車両は、各社3列独立シート29人乗りの夜行高速仕様車を投入していますが、三重交通は写真のいすゞガーラSHD(LKG-RU1ESBJ)を専用車として充てています。
昨今の流れから、最近はハイデッカー車を導入する事業者が増えていますが、このご時勢にあえてスーパーハイデッカー車を導入するあたり、三重交通のこだわりすら感じます。
車内は足置き台・レッグレスト・毛布・トイレ・飲み物サービス(お茶・冷水)が完備されており、途中休憩も1箇所~2箇所設定されていることから、道中快適に移動することが出来ます。

私自身、この路線には大昔に「池袋~志摩線」を桑名駅前~池袋駅東口間にて乗車したことがありますが、約18年位前の話になりますので、当時とは状況もかなり変わっていることでしょう。
最近は三重方面へ行くことが中々無いのですが、機会があればもう一度この路線に乗車してみたいですね。


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