いわさきバスネットワーク「桜島号」昼行便乗車記

昼行高速バス,高速バス乗車記


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九州新幹線「さくら」「つばめ」と並んで、福岡~鹿児島間の主要交通機関として立派に機能している、高速バス「桜島号」。
以前このブログで、いわさきバスネットワーク「桜島号」夜行便の乗車記をご紹介しましたが、先日「鹿児島ドリーム広島号」開業初便乗車後に、同社運行の「桜島号」昼行便に乗車しましたので、今回はその時の模様をご紹介します。

っとここで簡単に「桜島号」についておさらいすると、「桜島号」はにしてつグループ(西日本鉄道、西鉄高速バス)・南国交通・鹿児島交通観光バス・いわさきバスネットワーク・JR九州バスの計6社が共同で運行している高速バス。
夜行便に関しては既に紹介済みなので割愛しますが、昼行便は5社合計で23往復運行しています。
担当ローテーションについては、西鉄が固定ダイヤで担当(福岡博多BT発5時台~12時台及び最終便を担当)し、鹿児島側3社は月交代で定められたローテーションダイヤに基づいて運行を担当しています。

乗車する便については、出発当日まで迷いましたが、福岡到着後の行程の関係から、今回は鹿児島高速船ターミナル9時55分発の便を選択しました。
担当はいわさきバスネットワーク。
こちらのバスに乗車しました。↓
いわさきバスネットワーク「桜島号」 ・120
バス製造から撤退した富士重工製1S型の車体を纏った、日産スペースウィング(KL-RA552RBN)です。
僅か数年間しか製造されなかった車体で、尚且つ高速バスでの採用例は決して多くないだけに、ある意味貴重な車両にもなります。

車内はこの様になっておりまして、
いわさきバスネットワーク「桜島号」 ・120 車内

いわさきバスネットワーク「桜島号」 ・120 シート
グレー調のシートが並ぶ、2+1配列の3列シート29人乗り昼行高速仕様になっています。
富士1Sの車体にこのシート配列を採用している事業者は、私が知る限りJR九州バスといわさきバスネットワークのみなのではないかと。
繰り返しますが「貴重な車両」です!
ですが、流石に製造年から10年以上経過しているからか、車内はかなりくたびれている様子。
この車両もこの先長くはなさそうです。
あくまで推測ですが、同社の次期「桜島号」専用車両は、恐らく現代ユニバースが採用されるでしょうから、もし「富士1Sボディの高速車両に乗車してみたいんだけど・・・・・」という方は、出来るだけ早めの乗車をお勧めします。

では、乗車当日の模様を簡単にご紹介。
出発は先述の通り、屋久島方面への高速船が発着する鹿児島高速船ターミナル。
出発の10分前にはバスが乗り場に付けられます。
いわさきバスネットワーク「桜島号」 ・120 鹿児島高速船T改札中
この日は週末の午前中出発の便ということもあって混雑しており、この便も2台運行。
因みに2号車は西鉄観光バスの貸切車が充てられていました。

9時55分、バスは定刻に出発。
天文館、鹿児島中央駅で乗車扱いを行い、車内は8割方埋まります。
鹿児島中央駅出発後、乗務員からの補足説明が行われ、補足説明が終わる頃には下伊敷バス停に到着。
鹿児島北インターから九州自動車道に入ると、あとは福岡まで快適な高速道路クルージングが続きます。
鹿児島中央駅を出発して約40分後、最後の鹿児島空港南バス停で残りの乗客を乗せ、車内はほぼ満席に。
ここで車内ではビデオ放送が始まります。

鹿児島空港南から走ること約1時間半、バスは唯一の休憩場所である宮原サービスエリアに到着。
ここでは約10分間の開放休憩が行われます。
いわさきバスネットワーク「桜島号」 ・120 宮原SAにて

いわさきバスネットワーク「桜島号」 ・120 宮原SAにて その2
大半の乗客がバスを降りて、トイレや買い物を済ませていきます。
昼行路線ではこの様な開放休憩は気分転換に繋がるだけに、是非とも有効に使いたいところ。
かくゆえ私もバスを降りてトイレと昼食の買い込みを済ませます。

出発時間になったところで、乗務員が人数確認を行い、乗客が全員揃ったことを確認して、バスは出発します。
この後、約2時間弱で福岡に到着・・・・・・といいたいところですが、実はこの日は3連休の初日で高速道路も若干混み気味。
仕舞いには、鳥栖ジャンクションからの5km程の渋滞に引っかかります。
どうにか渋滞から抜けて大宰府インターを降り、福岡都市高速道路に入るのですが、今度は天神北ランプを降りた直後からの年末渋滞に巻き込まれます。
この渋滞が酷く、特に天神付近では殆ど車が動かない状態。
結局、西鉄天神バスセンターには、定刻30分遅れの14時32分に到着しました。
いわさきバスネットワーク「桜島号」 ・120 西鉄天神BC到着

というわけで、いわさきバスネットワーク「桜島号」昼行便の乗車記をお届けしました。 
毎回乗車する度に思うのですが、「桜島号」の人気は根強いものがありますね。
九州新幹線全通で多少利用客が減ったという話は聞きましたが、それでも女性や若者の乗客が多いところを見ると、「福岡へ急ぐ時は多少高くても速い『新幹線』、そうでない時は安い『高速バス』」という使い分けを上手く行っている様に思えました。
ただ、今回の乗車で改めて感じたのですが、天神地区の渋滞はどうにかならないものでしょうか。
一事業者だけではどうにもならない話であることは重々承知はしているのですが、このままだと高速バスに対する信頼度低下、ひいては利用客減少といったことにも繋がりかねません。
「ひのくに号」の様に、渋滞時の『博多バスターミナル先着→西鉄天神バスセンター終着』という様な渋滞回避策は、是非と検討して頂きたいところです。
そんなことを思った、今回の「桜島号」昼行便の乗車でありました。


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