いわさきバスネットワーク「桜島号」夜行便乗車記

夜行バス,高速バス乗車記

「高速バス王国」として名高い九州。
その九州内を夜行で移動できる高速バスが2路線あるのですが、その中から今回は福岡~鹿児島間高速バス「桜島号」夜行便をご紹介します。

「桜島号」は、にしてつグループ(西日本鉄道、西鉄高速バス)・南国交通・鹿児島交通観光バス・いわさきバスネットワーク・JR九州バスの計6社が共同で運行していますが、このうち夜行便に関しては西鉄高速バス・南国交通・鹿児島交通観光バス・いわさきバスネットワークの4社が共同で運行します。
担当ローテーションについては、西鉄高速バスが隔日で担当し、鹿児島側3社が順番に隔日で担当(南国交通→鹿児島交通観光バス→いわさきバスネットワーク)します。

というわけで、今回はいわさきバスネットワークの「桜島号」夜行便に乗車。
こちらのバス↓に乗車しました。
いわさきバスネットワーク「桜島号」・437

「西工02MC SD-Ⅱ」の車体を纏った、日産スペースウィング(KL-RA552RBN)です。
床下に乗務員仮眠室を備えた夜行便専用車ですが、昼行便にも使用されることもあるそうで、遭遇する機会はそれなりに高そうです。

車内はグレーのシートが並ぶ3列独立シート夜行高速仕様

鹿児島の滞在時間もあっという間に過ぎ、ひとまずいづろの高速バスセンターへ。
バスセンターでは23時発の大分行き夜行高速バスが乗車改札を行っていました。
大分バス「トロピカル号」 42170
数人のお客さんを乗せてバスは出発していきました。

私はこの後の福岡行き夜行高速バス「桜島号」に乗車すべく、身支度を整えてしばしバスを待ちます。
23時20分、バスが入線です。↓
いわさきバスネットワーク「桜島号」・437 鹿児島いづろにて
このバス、数時間前に鹿児島中央駅で見た様な・・・・・。

車内の様子はこちら↓。
いわさきバスネットワーク「桜島号」・437 車内

いわさきバスネットワーク「桜島号」・437 シート
グレー調のシートが並ぶ、3列独立シート29人乗り夜行高速仕様になっています。
そう言えば、乗車時に気が付いたのですが、床下のトランクが異様に狭いような気が・・・・・。
ですが、車内に入って納得しました。
トイレ前の座席が西鉄の夜行車の様に5席ではなく、4席となっているのです。
これならトランクが狭くても仕方がないかなあ・・・・・と思いました。
シートは標準的な夜行高速用シートですが、シートピッチを少しでも確保しようという配慮からか、シートの厚さが若干薄く造られています。

では、乗車当日の模様を簡単にご紹介。
23時30分、定刻にバスは出発。
天文館、鹿児島中央駅で乗車扱いを行い、車内はほぼ満席になりました。
噂では聞いていましたが、「桜島号」夜行便の乗車率の高さは相変わらずの様でww。
鹿児島中央駅出発後、自動放送による案内と乗務員からの補足説明が行われ、24時頃に消灯。
途中、下伊敷と鹿児島空港南に停車するも、乗車客は無かったようです。
消灯後目を瞑ると・・・・疲れていた為か、すぐさま夢の中へ。
気が付くとバスは高速基山バス停を通過するところでした。

九州自動車道を大宰府インターで降り、ここから福岡都市高速道路を通ると思いきや、バスは下道を走行。路線免許の関係でしょうか?
下道を走ること約20分、5時45分頃にバスは無事に博多駅交通センターに到着しました。↓
いわさきバスネットワーク「桜島号」・437 博多駅交通センター到着
若干寝ぼけた状態で私はここでこのバスとお別れ。
もうちょっと寝ていたかったなぁ・・・・・と後ろ髪を引かれる思いでJR博多駅へと向かうのでありました。

というわけで、いわさきバスネットワーク「桜島号」夜行便の乗車記をお届けしましたが、今回乗車した際の乗車率を見ても分かる通り、福岡~鹿児島間唯一の夜行交通機関として十分に機能していることを改めて実感しました。
3年後の九州新幹線全通で、「桜島号」の利用実態も多少変わってくることでしょうが、これまでのJRの「夜行列車縮小」の動きを見ている限り、「桜島号」夜行便に関しては今後も暫く安泰でしょうね。
そんなことを感じた今回の乗車でした。

【おことわり】
この乗車記は、2008年12月29日に執筆した乗車記をリライトしたものです。


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