名鉄バス「名古屋~松山線」乗車記(2010年5月乗車分)
2010年GW、久しぶりの休暇。
急遽、四国・九州方面への「バスに乗るだけ」の小旅行を敢行したのですが、そのトップバッターを飾ったのが、これからご紹介する名鉄バスの夜行高速バス「名古屋~松山線」です。
眠っている間にバスは松山・八幡浜へ一直線
出発場所は、名鉄名古屋駅上の名鉄バスセンター。名鉄バス・三重交通の路線バス及び近距離・中距離高速バスはもとより、北は東北仙台から西は九州まで、全国各地へ向う夜行高速路線バスも発着する一大発着拠点であります。
「名古屋~松山線」の出発時刻は23時10分。
23時過ぎになると、名鉄バスセンターにくじらカラーのバス2台が入線してきます。
今回乗車したのは・・・・・こちら↓のバスでした。
(写真はイメージです。)
福岡線「どんたく号」の専用車から、現在は主に四国方面の路線で活躍しているこの車両。音が静かな三菱のエアロクイーンⅠ(PJ-MS86JP)です。
通算5度目の乗車になるんですが、ここまで来ると愛着が沸いてきますねww。
乗務員の改札を受け、車内に入ります。
車内はこの様になっておりまして、 3列独立シートが並ぶ27人定員の夜行高速仕様。
松山までの移動なら十分過ぎる位の設備で、ゆったりと移動出来ますね。
23時10分、定刻にバスは名鉄バスセンターを出発。
出発後、乗務員から自己紹介と運行経路、車内設備、休憩場所についての説明が行われます。
その後、窓のカーテンを閉めながら操作方法が分からない乗客に対するフォローも忘れません。
この様な細かい気配りが名鉄バスの特長です。
23時30分、車内は消灯。
翌朝の休憩場所まで降りることが出来ません。
急に睡魔が襲ってきたので、シートを倒して眠る事に。
途中、何度か目を覚ましたものの、道中ぐっすりと眠る事が出来ました。
翌朝4時45分、バスは既に松山自動車道の上分PAに到着していました。
ここで15分間の休憩を取ります。
それにしても、随分と早い到着の様な気がするのですが・・・・・
これにはちょっとした訳がありまして、実は松山~八幡浜間の移動時間が以外とかかる為、松山市内到着までに少しでも時間を稼いでおかないと、八幡浜に定時で到着出来ないとか。
まあ、松山~八幡浜間の道路は「何でこんな狭いところを通るの?」という位狭い道で渋滞し易く、分かる様な気もするのですが、「だったら所要時間を見直したら??」というのが正直な感想でしょうか。
5時00分、乗客が全員揃ったところでバスは出発。
出発後約3分で三島川之江インターに到着です。
ここでは4名が下車していきました。
この地区と中京圏を結ぶ直通交通機関はこの路線だけということもあってか、三島川之江インターからの乗車は以外とある様です。
その後約50分程走行し、川内インターに到着するも、降車客はおらず通過します。
次の松山インター口では3名が下車し、更に20分程で道後温泉に到着します。
ここでは4名が下車。既に朝風呂上がりの観光客が数多く見受けられました。
その後の大街道では、降車客はおらず通過。
そして出発から約7時間半、定刻よりも約30分程早く、バスは伊予鉄松山市駅に到着しました。
あっという間の7時間半のバスの旅でした。
思ったよりも疲れが残っていなくて、まず一安心といったところでしょう。
乗客を降ろした2台のバスは、その後八幡浜へ向けて出発していきました。
使い易いダイヤ設定が特長の「名古屋~松山線」
この路線ですが、結論から言えば、かなり使える路線だと思います。名古屋~松山間はJRバスが「オリーブ松山号」という夜行バスを運行していますが、「オリーブ松山号」は途中、徳島と高松を経由する関係上、松山到着が朝9時過ぎに松山出発が19時過ぎとあまり使えないダイヤなのに対して、この「名古屋~松山線」は松山到着が7時前後に松山出発が22時30分と、旅行やビジネスにも使い易いダイヤ設定になっています。
更に、八幡浜まで足を伸ばせば、その先フェリーを使う事で、九州の大分(別府)へ足を伸ばす事も可能です。
多少高くは付きますが、名古屋~大分線「ぶんご号」が満席になった際の救済策として、はたまた純粋に九州への足としても使えます。
運賃が少々高いのが玉の瑕なのですが、四国方面の路線は他社も高い運賃設定なので、こればかりは割り切るしかないのかなぁ~~~と思います。
私がもし名古屋~松山間を夜行で移動するとしたら、恐らく次回もこの路線を使用すると思います。
使い勝手の良い路線なので、名古屋~松山間移動の際は、是非ともお勧めします。
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