まもなく引退 JR西日本 381系「やくも」(岡山~米子・松江・出雲市)
あっという間の2時間 岡山→米子「やくも」の旅
やって来たのは、JR新大阪駅。新大阪から東海道・山陽新幹線直通の「ひかり501号」に乗車し、岡山へ向かいます。(写真はイメージです。)
山陽路の景色を眺めながら約1時間、岡山駅に到着です。
岡山駅では、新型「やくも」をPRするパネル表示が。
中々の気合の入れ様です。
岡山駅で少々の乗り換え時間がありましたので、在来線ホームで列車を眺めることに。
227系「Urara」もデビューしていたのですね。
JR西日本 227系「Urara」
JR西日本 187系「スーパーいなば2号」
11時39分、出雲市・松江・米子から「やくも10号」が岡山駅に到着。
この列車が、折り返し「やくも11号」となって米子・松江・出雲市へ向かいます。
というわけで、今回乗車したのは、先述の「やくも11号」。
岡山を12時05分に発車し、米子には14時17分、松江には14時43分、終点の出雲市には15時12分に到着します。
今回は、この列車で岡山から米子まで乗車することにしました。
この日の「やくも11号」は結構混んでおりまして、私が押さえたのは2号車の普通車指定席。
偶然にも1人掛けの座席が空いていましたので、写真の座席を確保することが出来ました。
ご覧の通り、座席は特急「サンダーバード」などで使用されている683系特急型電車と同仕様になっており、座り心地も中々のもの。
経年車とは思えない綺麗な車内ですが、天井部分などに国鉄時代の面影が残っているのが印象的でした。
12時05分、定刻に岡山を発車した「やくも11号」は、倉敷に停車した後、いよいよ伯備線へ。
12時25分、総社を発車した「やくも11号」。
ここから先は、中国山地の長閑な景色を眺めながら、山陰地区へ向かいます。
その後、「やくも11号」は、備中高梁、新見、根雨に停車。
右手に大山が見えると、米子はすぐそこです。
山陰地方の独特な景色が見えてきました。
まもなく、米子に到着です。
14時17分、「やくも11号」は米子に到着。
終点は出雲市ですが、今回はこちらで下車することにしました。
岡山から米子まで、所要時間約2時間10分の381系の旅。
独特の揺れや傾斜はありましたが、騒ぐ程の不快感は感じることがなく、景色を見ているうちにあっという間についてしまったというのが率直な感想でした。
シートの座り心地の良さ、見ていても飽きない景色の良さという効果が大きいのでしょうが、運行本数や適度な所要時間など、利便性の良さという点で在来線特急での移動を見直した、今回の「やくも11号」の旅でございました。
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