JR北海道 急行列車「はまなす」 乗車記
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今回ご紹介する寝台列車は、今や希少価値存在の札幌～青森間夜行客車急行「はまなす」です。
急行「はまなす」に乗るのは本当に久しぶりですね。
前回はB寝台の利用でしたが、今回は予算的な都合と「みちのくフリーキップ」を活用する理由から、指定席車両「ドリーームカー」を利用する事に。
人気の「カーペットカー」も狙ったのですが・・・・・あえなく撃沈しました（泣）。
札幌駅5番ホームには、既に急行「はまなす」が入線しています。
車内はこんな感じです。
かつてのキハ80系気動車のグリーン車に使用されていた座席を再生利用しています。
車端部にはフリースペースも設置。眠れない人はここで談笑しています。
以前は喫煙スペースでもありましたが、車内完全禁煙化に伴い、現在は灰皿も撤去されています。
急行「はまなす」は、客車のグレードが豊富な事でも有名です。
1号車＆2号車はB寝台車。
3号車と7号車は自由席車。
そして4号車は、この列車の中でも一番人気が高い「カーペットカー」です。
そうこうしているうちに時間は過ぎ、22時00分、列車は定刻に発車します。
新札幌、千歳、南千歳、苫小牧・・・・と、沿線の主要都市に停車していきます。
苫小牧を過ぎたあたりから急に睡魔が襲ってきます。そして夢の中へ・・・・・。
数時間毎に目が覚めるものの、比較的よく眠っていたと思います。
気が付くと列車は青函トンネルを過ぎ、蟹田駅を通過していました。
5時25分頃、車内の照明が完全に灯されると、終点の青森が近づいている証拠。
間もなくして、車内放送で青森到着と乗り換え列車の案内が行われます。
そして、定刻より2分ほど遅れる事5時41分、列車は終点青森に到着しました。
東北新幹線全通で廃止も噂された急行「はまなす」。とりあえずは現行の運行体系で暫くは維持される事になりました。
しかし、車両の老朽化は著しく、あとどれ位車両が持つのか・・・・・不安要素があるのも事実です。
私の予想では北海道新幹線新青森～新函館開業時には廃止されるのでは？と思っています。
全国的に寝台列車が廃止される中、唯一の客車急行としてあと数年は走り続ける事が決まった急行「はまなす」。
国鉄色を色濃く残す古き良き時代の列車として、そして北海道と東北を直通する交通機関として立派に活躍する事を切に願いたいものです。
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