長電バス「ナガデンエクスプレス」京阪神線の最新車両 1934号車(三菱エアロエース)

夜行バス,高速バス乗車記

長電バス「ナガデンエクスプレス」京阪神線 1934 湯田中駅にて_01

長電バス「ナガデンエクスプレス」京阪神線 1934 湯田中駅にて_02

写真は、長電バス(本社:長野市)の夜行高速バス「ナガデンエクスプレス」京阪神線(野沢温泉・湯田中・長野~京都・大阪・USJ・神戸)で活躍する最新型車両1934号車です。

同社としては、2015年に導入された1453号車(日野セレガHD QRG-RU1ESBA)以来、約7年ぶりの夜行高速用車両の導入となりました。

長電バス「ナガデンエクスプレス」 1453
長電バス 1453号車 日野セレガHD(QRG-RU1ESBA)


SNSでも事前告知が・・・ 池袋線と共通仕様に???

今回導入された1934号車は、「ナガデンエクスプレス」京阪神線(野沢温泉・湯田中・長野~京都・大阪・USJ・神戸)で活躍していた先述の1453号車に代わる夜行高速用車両として導入されました。

選択されたのは、三菱の最新型ハイデッカー「三菱エアロエース」(2TG-MS06GP)
イケメン顔とも令和顔ともいわれる外観に8速AMT「SHIFT PILOT」を搭載したモデルになります。
長電バス「ナガデンエクスプレス」京阪神線 1934 三宮バスターミナルにて

車両の納入自体は2022年の年末に行われていた様で、長電バスの公式Twitterでは導入に際しての事前告知も行われていました。



車内は、3列独立シート28人乗りの夜行高速仕様となっていますが、シート配列が先代の1453号車とは異なり、トイレの設置場所が車内中央部から車内最後部に変更され、長野~池袋線(須坂・長野~東京池袋)で活躍する1558号車や1612号車(いずれも三菱エアロエース QTG-MS96VP)と共通の仕様になりました。
長電バス「ナガデンエクスプレス」京阪神線 1934 車内

シートは、天龍工業製の夜行用シートを採用しています。
全席に3点シートベルトを搭載し、足置き台(フットレスト)やレッグレストも完備。
シートのリクライニング角度もかなり深く設定されています。
また、窓側座席には座席と通路を仕切るカーテンを設置しています。
長電バス「ナガデンエクスプレス」京阪神線 1934 シート

モバイル用充電は、コンセントとUSBポートを両方備えたデュアルタイプとなっており、コンセントを忘れた方でもUSBケーブルがあればスマートフォンなどを充電することが出来ます。
長電バス「ナガデンエクスプレス」京阪神線 1934 充電用コンセント

長電バス「ナガデンエクスプレス」京阪神線 1934 充電用USBポート

シートポケットには、エチケット袋と使い捨てスリッパが入っています。
長電バス「ナガデンエクスプレス」京阪神線 1934 シートポケット

と、ここまでご覧になられた方はお気付きかもしれませんが・・・・「乗務員の仮眠室はどこに???」
ご安心を。
乗務員仮眠室は、床下トランクの一角に設けられています。
ただし、車内レイアウトの関係から、車内からの出入りは出来ない構造になっており、乗務員は外から乗務員仮眠室に出入りすることになっています。

(次ページに続きます。)