フェリーさんふらわあ「さんふらわあ むらさき」別府発初便乗船記(別府港→大阪南港)
フェリーさんふらわあ「さんふらわあ むらさき」の旅【2日目】
翌朝05:00 起床
目を覚ましてスマートフォンの時計を見てみると・・・05時00分。
本当ならもう少し寝ていたいところですが、ここで起床します。
部屋のシャワーでさっぱりして、しばし部屋でくつろぎます。
06:11 明石海峡大橋通過
05時55分、部屋から7デッキの展望デッキへ移動します。
目的は・・・ズバリ、明石海峡大橋の下を潜る様子をこの目で見るためです。
船内の通路には、この様なパネル画が。
今更気付きました(笑)。
右手には、瀬戸内海で最大面積を誇る島「淡路島」が見えます。
そして、前方には・・・朝日に照らされた明石海峡大橋が見えて来ました。
06時11分、明石海峡大橋を通過。
「橋は渡るものではなく潜るものだ!」とはよくいったもので、橋の下を潜る船から見る明石海峡大橋の姿は"圧巻"のひとことです。
ふと見上げると、ファンネルの姿が。
形状もさることながら、煙が殆ど出ていないことに、この船がLNGフェリーであることを改めて認識します。
明石海峡大橋をあとにした「さんふらわあ むらさき」は、大阪南港へ向けて航行を続けます。
大阪南港入港まで、あと1時間程です。
さあ、朝食をいただくかぁ・・・といいたいところですが、お腹が全くといっていいほど空いておらず、朝食を摂る気分にもなれなかったため、結局大阪南港入港直前まで部屋で過ごすことにしました。
07:35 大阪南港入港
大阪南港が見えて来ました。
楽しかった12時間の船旅も、まもなく終わろうとしています。
こちらは、大阪府庁咲洲庁舎が入居する「さきしまコスモタワー」。
そして、こちらは「アジア太平洋トレードセンター(ATC)」です。
ATCのITM棟2階に、フェリーさんふらわあの乗船券カウンターがあります。
07時35分、大阪南港に着岸です。
この後、ボーディングブリッジがセットされ、下船となります。
07:50 下船
ボーディングブリッジのセットに時間がかかり、徒歩客の下船が開始されたのは07時50分のことでした。
12時間00分の移動を共にした「さんふらわあ むらさき」とも、ここでお別れです。
船を出て連絡通路を歩くと、ATCのITM棟2階にある「さんふらわあ乗船券カウンター」に辿り着きます。
そして、その一角には常設の展示コーナー「さんふらわあミュージアム」が設けられています。
年表と歴代の船舶の模型を使い、明治45年から続く悠久の船々と航路の歴史を辿ることが出来る様になっており、船旅ファンでもそうでない方でも楽しめる内容になっています。
時間がある方は是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
さんふらわあ史上最高傑作の船舶!?
以上、フェリーさんふらわあ「さんふらわあ むらさき」の乗船記をお届けしました。関西~九州間のさんふらわあに乗船したのは今回が初めてでしたが、
「でかい」「広い」「立派」「快適」
これが今回乗船した「さんふらわあ むらさき」の正直な感想といったところでしょうか。
お世辞抜きに、今般デビューした「さんふらわあ くれない」「さんふらわあ むらさき」は、現時点においてMOLグループフェリーのフラッグシップになること間違いないと思います。
それだけ立派な船舶だと感じました。
どうなるかは分かりませんが、これは今年、間違いなく長距離フェリー関連の何らかの賞は受賞するではないでしょうか。
一方で、SNSや口コミでよく目にするのが、「大阪~九州間のさんふらわあって高いよねー」という声です。
関西~九州間のフェリーといえば、さんふらわあの他に阪九フェリーや名門大洋フェリーといった、より安価で快適なフェリーが就航しています。
就航区間が完全に被ってはいませんので、単純に比較は出来ませんが、今後いかに需要を開拓し、より魅力ある商品を開発して、他交通機関に対しての優位性を高めていくかが課題なのかなぁと感じました。
今後予定されている商船三井フェリーとの経営統合で、更なるブランド力の向上とサービス向上に是非とも期待したいところです。
個人的には、今般の「さんふらわあ くれない」「さんふらわあ むらさき」の就航で、九州への移動の選択肢がまたひとつ増えたという印象です。
この船内設備であれば、次回以降の利用も十分にアリだと感じました。
いつになるか分かりませんが、機会があればスイートの貸切乗船をしてみたいですね。
日常の謙遜を忘れてゆったりと移動出来る最新大型カーフェリーの旅。
以前に名門大洋フェリー「フェリーふくおか」の乗船記をご紹介しましたが、今回ご紹介したフェリーさんふらわあ「さんふらわあ むらさき」もお勧め出来るフェリーです。
機会がありましたら、是非一度乗船されてみてはいかがでしょうか。
【おまけ】動画にしてみました
現在、Youtubeにて公開しています。
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