フェリーさんふらわあ「さんふらわあ むらさき」別府発初便乗船記(別府港→大阪南港)
気になる新船「さんふらわあ むらさき」の船内は?
17:00 乗船手続き開始
「さんふらわあ むらさき」別府発の初便ということもあり、発券カウンター前には長蛇の列が出来ています。
人の流れがスムーズになる様にと、受付前の乗船客に対して事前の体温チェックを実施して回るなど、社員の方々も忙しく動いています。
今回選択したのは、1人用個室の「スーペリアシングル」。
正規運賃・料金で利用するとそれなりの金額がしますが、全国旅行支援適用のおかげで、通常より4,000円近く安くなりました。
ただし、手続きの都合で地域クーポンは船内で利用出来ないとのこと。
「大阪に到着してからご利用下さい。」と念を押していわれました・・・。
18:30 乗船開始
1階エレベータ付近で係員に乗船券を提示。
QRコードを読み込ませた後、エレベータで2階に上がり、ボーディングブリッジを渡って乗船します。
18:35 船内散策
早速、「さんふらわあ むらさき」の船内を見てみましょう。
エントランスは6デッキにあります。
エントランスに入ると、目の前には段違いの3層吹き抜け構造のアトリウムが現れます。
雰囲気はまるで高級ホテルのロビー。
手の込んだ造りに驚きます。
丸形の天井には、プロジェクションマッピングが投影。
プロジェクションマッピングの使い方も見事です。
パブリックスペースも、従来船と比較して大幅に拡大。
木目調の造りが安らぎと落ち着きを与えてくれます。
パブリックスペースには、この様なサイネージを埋め込んだテーブルを配置。
サイネージはタッチパネルになっており、タブレットの様に操作することが出来ます。
ただし、こちらでの飲食は出来ませんので注意です。
この日は就航初日ということもあり、プロのミュージシャンによる演奏が船内に流れておりました。
出港後にはミニコンサートも開催されました。
こちらは、レセプション(インフォメーションカウンター)。
等級変更の受付もこちらで行っています。
なお、この日は全ての個室が満室でした。
ショップ(売店)はレセプション(インフォメーションカウンター)の隣にあります。
発着地の土産物が充実しており、さながら動く物産館という印象を受けました。
もちろん、飲食物の他、トラベルグッズ、さんふらわあオリジナルグッズも販売していますので、何か足りない時はこちらを活用すると良いでしょう。
自販機コーナーは各階に設置しています。
キッズコーナーも完備。
6デッキ~7デッキ間の階段に裏側にあります。
7デッキに上がってみます。
7デッキのパブリックスペースも広々として使いやすくなっています。
展望浴室とシャワールームは7デッキに設置。
面積が従来船の約2倍に拡大され、大海原を眺めながらゆったりと湯に浸かるが出来ます。
展望浴室は利用時間に制限がありますが、シャワールームと洗面台は24時間利用することが出来ます。
展望浴室・シャワールームの隣には、マッサージチェアがあります。
7デッキにもサイネージを設置。
こちらもタッチパネル式となっており、操作することが出来ます。
プロジェクトマッピングの正体がこちら。
EPSON製高性能プロジェクター(EB-L30000U、超短焦点レンズELPLX03)です。
船への搭載では世界初とのこと。
同製品の導入により、天井に広く・高画質に投影することが可能になったそうです。
さらに、ひとつ上の8デッキに上がってみます。
スイートクラスの船室が並ぶ8デッキには、写真のスイート利用者専用のカフェラウンジがあります。
見世物小屋的造りに多少の違和感は否めませんが、ラウンジ内ではコーヒーとアイスが食べ飲み放題。
こちらも気分転換にはもってこいの空間になっています。
そして、今回私がお世話になった部屋は、先述の通り1人用個室「スーペリアシングル」でした。
スーペリアシングルは、7デッキの船主側にあります。
インサイド個室となるため、残念ながら部屋から外の景色を眺めることは出来ません。
部屋の鍵は、乗船券に印字されているQRコードをドア上のQRコードリーダーにかざして開けます。
部屋に入ってみます。
1人用のインサイド個室ということもあり、さほど広くはありませんが、1人で利用するには十分な広さ。
木目調のデザインが落ち着きと安らぎを与えてくれます。
無機質感を感じない内装が個人的に好印象でした。
部屋内には冷蔵庫、空気清浄機、液晶TV、テーブル、鏡、ダウン、アメニティグッズの他、トイレ、シャワースペースを完備。
空調も個別空調になっています。
私自身、これまでフェリーの1人用個室には何度も利用していますが、数ある大型カーフェリーの1人用個室の中でも最上級のグレードに位置するのではと感じました。
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