JR北海道 183系臨時特急「ヌプリ」乗車記【後編】
前回ご紹介した「JR北海道 183系臨時特急「ヌプリ」乗車記【前編】」の続きになります。
ニセコいこいの村で焼肉バイキングと風呂を堪能
札幌8時04分発の函館行き臨時特急「ヌプリ」でニセコに到着した私。「折角ニセコに来たのだから・・・・・」ということで、こちら↓の場所へ。 北海道中央バスが運営する保養施設「ニセコいこいの村」です。
こちらでバイキング&お風呂を楽しもうという訳です。
ニセコ駅からニセコいこいの村までは、こちら↓のバスで移動しました。
ニセコバスの昆布温泉線(日野レインボー7M)です。
かつて中央バスで貸切車として使用されていた車両で、ニセコバス転属後はローカル路線等で活躍しています。
バスに揺られること約20分程で「ニセコいこいの村」に到着。
時間が丁度お昼ということもあり、施設向かいの「バーベキューハウス木々亭」で焼肉バイキングを楽しみます。 焼肉各種、アラカルト、デザート類が1時間食べ放題で、これと入浴がセットで2,300円。
料金的にはどうかなぁ~という気はしましたが、「とにかく量を食べたい!!」という人にはお勧めですね。
お腹一杯になったところで、入浴&休憩でのんびりと時間を過ごします。
お盆期間中でしたが、宿泊客がメインなのか、お風呂・休憩室とも空いていて、時間中のんびりさせて頂きましたww。
日帰りでリフレッシュしたいという方には、こちらの「ニセコいこいの村」、穴場スポットかもしれませんね。
時間もあっという間に過ぎ、ニセコ駅へ戻る時間になりました。
帰りは五色温泉から来たニセコバスのニセコ駅行き路線バスに乗車。
こちらの元高速車(日野セレガFD)に揺られること約20分程で、ニセコ駅に戻ってきました。 中央バスそのまんまww。(中央バスの子会社なので、当然といえば当然ですが・・・・・。)
因みに、ニセコ駅前においてはこの様なバスが発着していまして・・・・ こちらは倶知安・余市を経由して小樽へ向かう「急行小樽線」に使用される三菱エアロミディMK(観光用)です。
こちらは、「ニセコふれあいシャトル」アンヌプリ線に使用される日野リエッセです。
札幌第一観光バスから来た車両で、第一観光時代は今は無き札幌西武~西武駐車場間のシャトルバスとして活躍していました。
車両後部に自転車積載用ラックが装備されていて、自転車利用者もこのバスに乗車することが出来ます。
往路と別車両で札幌へ・・・
ニセコ駅からは、函館から来た臨時特急「ヌプリ」で札幌へ戻ります。見た目は行き(函館行き)と同じに見えますが、実際は2号車と3号車に使用される形式が異なっていまして・・・・
2号車と3号車が100番台のリニューアル車両でした。
両号車共に座席が283系(自由席車両)の座席に交換されていて、しかも2号車に至っては内装がデビュー当時のままででした。
懐かしいなぁ~~。
札幌行き「ヌプリ」は15時56分にニセコ駅を出発。
その後倶知安で11分、余市で10分、小樽で2分停車しながら札幌へ向かうのですが・・・・・
道中睡魔が襲ってきてしまい、気が付くと列車は手稲の札幌運転所前を通過していましたww。
そうこうしているうちに、あっという間の2時間半が経過し、18時29分、臨時特急「ヌプリ」は終点札幌駅に到着。
名残惜しい気持ちを持ちつつ、到着時の姿を写真に収めてホームを離れたのでありました。
というわけで、今回、臨時特急「ヌプリ」で札幌~ニセコ間を往復してきましたが、山線の景色を眺めながら、のんびり列車の旅を楽しむというのも、なかなかいいですね。
出来れば、札幌~函館全区間乗車したかったなぁ~というのが正直な感想ですね。
8月一杯まで運行していますので、出来れば運行終了までにもう一度乗車してみようかとも考えています。
一方で、この列車は今年キャンペーンの一環で運行されましたが、来年も運行が継続されるのかというと・・・・・乗車率やPRの認知度からして、正直厳しいでは?というのを率直に感じました。
パンフ類や駅のPOPなどでPR活動は行っていますが、もっとPRを上手くやればもう少し多くの方に利用して頂けたのでは?とも思ってしまうんですよね。
特に、昨今の北海道観光客のメインターゲットである「外国人」への訴求はどうだったのか・・・・・気になるところではあります。
あと、使用される車両について。
今回、車両運用の関係から、183系気動車にステッカー&ヌプリシート設置という形で対応していましたが、この手の臨時列車って、「列車に乗ることへの楽しみ」を訴求していく選択肢もあると思うのです。
そういった意味で、今回の「ヌプリ号」は、旧国鉄ファンにとっては嬉しい車種選択だったかもしれませんが、一般人利用者からすると「???」と思ったかもしれませんね。
別に専用の新車を投入する必要は全くありませんが、例えば運行期間を春~秋までの土・日・祝日に限定して、カラーリングや内装を思いっきり変えた観光専用車両としてデビューするというやり方もありなのではないかと思いました。
この手の手法は、JR九州の「あそぼーい」「はやての風」などをはじめとする各地観光専用列車が参考になるかと思います。
課題点も見つかった「ヌプリ」の乗車でしたが、今回の「ヌプリ」運行がきっかけで、多くの方に山線の魅力が伝わればいいなぁ~と思いますね。
話では、後志沿線自治体が「ヌプリ」の観光列車化を望んでいるとか。
今回の臨時運行を様々な角度で検証した上で、今以上に魅力のある観光列車として「ヌプリ」が運行されることを是非とも願いたいですね。
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