西日本鉄道「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」とJR九州「36ぷらす3」

昼行高速バス,鉄道

前回のおさらい

「札幌~博多間 3日連続 高速バスだけの旅」をひとまず完結させた私は、どういうわけか福岡~鹿児島間を高速バスで往復する旅に出かけます。

「はかた号」から乗り継いだ西日本鉄道(以下:西鉄)「桜島号」で鹿児島へ移動し、
西鉄「桜島号」 3137 博多バスターミナルにて

未乗であったJR九州「指宿のたまて箱」にも乗車。
JR九州 「指宿のたまて箱」 指宿にて_02

往路とは異なるカラーリングの「桜島号」で、無事に福岡に戻って来ます。
西鉄「桜島号」 1338 えびのPAにて_01

そして翌日。
この日は終日フリーということもあったのですが、結果として2つの列車を追いかける1日となったのです。

前回の記事は、以下のリンクからご覧いただくことが出来ます。

「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」ブランチコースに参加

宿泊先のホテルを出て向かったのは、福岡市天神地区のターミナル駅「西鉄福岡(天神)駅」
こちらから、西鉄の観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」に乗車してみようと思います。
西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 薬院にて
西鉄の観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」

西鉄の観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」については、以前にこのブログで「ランチコース」に参加した時の模様をご紹介しました。


本当は、今回も「ランチコース」の参加を画策していたのですが、生憎満席のために断念せざるを得ませんでした。
そこで、比較的空席が多かった午前中の「ブランチコース」に、午前のティータイム代わりとして参加することにしたのです。

09時51分 西鉄福岡(天神)駅発車

「ブランチコース」の西鉄福岡(天神)駅発車時刻は09時51分ですが、09時30分過ぎに電車は入線します。

有人改札口にてメール乗車券を提示し、指定の3番ホームへ。
するといました、「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」が。
約4か月ぶりの再会です。

西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 西鉄福岡(天神)にて_01

西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 西鉄福岡(天神)にて_02

「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」専門スタッフに名前を告げ、メールを提示し、その後新型コロナ対策で実施している検温を受け、問題が無ければ乗車となります。
クルーの方1人が私のことを覚えていたそうで、個人的に嬉しかったです・・・。

車内は、八女の竹を使用した竹編みの天井や城島瓦、大川家具、アーティストが描く筑後川など、沿線の地域資源を生かしたデザインが特徴。
客席定員は52人(1・3号車:22人、2号車:8人)となっており、このうち、中間車両の2号車には、ビザなどを焼く窯をメインとした大型キッチンを設置しています。

西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 1号車車内_01

外装及び内装の様子についても、過去記事にて紹介していますので、詳しくは下記リンクからご覧いただけると幸いです。



テーブルも準備万端です。

西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 1号車車内_02

クルーの方が鳴らすトライアングルで、「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」は発車となります。

西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 クルーの方の発車の合図

ブランチコースで提供される料理は、全部で4品。

西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 クルーの方の発車の合図

最初に出されたアミューズ「焼きバターナッツ南瓜のスープ」です。
ランチコースやディナーコースでも同じものが提供されますが、カボチャ独特の甘みが味わえる美味しいスープでした。

西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 焼きバターナッツ南瓜のスープ

メインの「ゆずドック」です。
久留米市田主丸町にある「シェ・サガラ」の相良一公氏の監修のホットドックになります。
カリカリもちもちのパンと柚子胡椒が効いたソーセージのマッチングが絶妙でした。

西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 ゆずドック

久留米市の「コーヒーカウンティ」が特別にブレンドした「オリジナルブレンドコーヒー」です。
私自身、コーヒーはあまり飲まないのですが、程良い苦みと香が漂う飲みやすいコーヒーでした。

西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 オリジナルブレンドコーヒー

最後に出されたのは、口直しのフルーツ(梨と柿)でした。
いかにも「秋」を感じさせますね。
フルーツの内容は日によって変わることもあるそうですよ。

西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 フルーツ

折角なので、オリジナルグッズを購入してみました。
オリジナルタンブラークリアファイルです。
「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」の車内では、グッズの購入などでGoToトラベルの地域共通クーポンが利用可能となっており、今回、ありがたく使わせていただきました。

西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 オリジナルタンブラーとクリアファイル

10時31分 太宰府駅到着

ひと時のティータイムを楽しんだところで、列車は太宰府駅に到着します。
独特な佇まいが何ともいえませんね。

西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 太宰府駅_01

西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 太宰府駅_02

太宰府駅に到着した「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」です。
この後列車は、ランチコースの準備をしながら西鉄福岡(天神)駅へ回送されます。

西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 太宰府駅到着

気になる金額ですが、運賃・料金込みで3,300円(税込)
ティータイムとしては安くありませんが、週末の太宰府観光の前に気分を盛り上げるための時間として最適なのでは?と感じました。
安くないといいながらも、手を出しやすい価格帯が個人的には好印象でした。

あっという間の40分間でしたが、束の間のリラックスタイムとなり、乗って良かったです。
機会があれば、また是非利用してみたいですね。


おまけ

いったん荷物を置きに、西鉄電車(3000形同士の乗り継ぎ)で宿泊先のホテルへ戻ります。(写真はイメージです。)

西鉄 3000形 太宰府にて

西鉄 3000形 薬院にて

部屋の外を見てみると・・・ランチコースの乗客を乗せて西鉄福岡(天神)駅を発車する「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」の姿が。
乗りたかったです・・・。

西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 ランチコース 福岡(天神)発車

(次ページに続きます)