弘南バス「ノクターン号」33101-3号車を五所川原で見てみる
その時の模様は、Youtubeにアップしておりまして、ご覧いただくことが出来ます。
2020年8月 札幌~博多乗り継ぎの旅(再生リスト)
で、その旅の2日目。
函館からフェリーで青森へ渡り、五所川原へ向かったのですが・・・
実は、とある理由があって立ち寄ったのです。
「東日本の女王」といわれた夜行バスの現在の姿
函館から津軽海峡フェリーで青森港に到着した私。タクシーでJR青森駅まで移動し、JR奥羽本線とJR五能線を乗り継いで、JR五所川原駅に到着します。
JR五所川原駅です。(写真はイメージです。)
隣には、ご存知津軽鉄道の津軽五所川原駅が。
そして、向かいには昔懐かしい佇まいの弘南バス五所川原駅前のりばがあります。
数年前に訪れた雰囲気とほぼ変わっておらずひと安心。
縦書きの時刻表も健在です。
但し、訪問当日はお盆期間中のため、待合室内のそば屋は休業していました。
で、今回五所川原を訪れた理由。
その理由は、こちらのバスを見るためでした。
京浜急行バス(横浜市)と弘南バス(弘前市)が運行する横浜・東京浜松町~弘前・五所川原間夜行高速バス「ノクターン号」です。
見ての通り、弘南バスの夜行高速用最新車33101-3号車(三菱エアロクイーン 2TG-MS06JP)がやって来ました。
恐らくですが、2019年モデルが登場してさほど日数が経っていないうちに導入されたのでは?と記憶しております。
正面の姿をカメラに収めてみました。
弘南バスの現行カラーリングとまあまあ合っているのではと思いますが、どう思いますか?
実はこの日、このバスに乗車して東京へ直行する予定でしたが、あいにく満席で座席が確保出来なかったということもあって、この後JRや高速バスを乗り継いで酒田へ移動しました。
いや~乗りたかったなぁ・・・。
写真はありませんが、車内は3列独立シート28人乗りの夜行高速仕様になっています。
トイレやコンセント、通路カーテンなど、現在の夜行バスに求められる主要な装備はひと通り完備しているそうです。
聞くところによると、名鉄バス「プレミアムワイド」とほぼ同様のシートを搭載しているとか。
機会があれば、是非とも乗車してみたい1台であります。
東京側の発着場所が変更に・・・通常運行台数も削減?
かつて、北海道のローカルバラエティ番組「水曜どうでしょう」で「東日本の女王」と紹介された「ノクターン号」。当時は、「スーパーシート車」を含め常時4台以上のバスを運行する人気路線でしたが、現在は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあって、横浜・東京浜松町~弘前・五所川原間の1号車1台のみの運行となっています。
通常は、東京品川・浜松町~弘前間の2号車も運行されるのですが、上記理由により運休となっています。
そして、この秋、「ノクターン号」は大きく(?)変わる予定になっています。
東京の高輪地区及び浜松町地区再開発の影響などの理由により、2020(令和2)年9月29日をもって現行の東京側停留所である品川バスターミナルと浜松町バスターミナルが営業を終了する他、弘前のさくらの弘前店前停留所が廃止されます。
そして、翌9月30日からは、品川地区の停留所が品川駅高輪口前(Wing高輪前)に移転し、品川バスターミナル停留所となって新たに停車する他、運行区間が横浜・東京品川~弘前・五所川原間に変更されるのです。
これにより、9月30日以降の運行便については常時1台運行になることがほぼ確実です。(繁忙期は増車される可能性もありますが・・・。)
1986(昭和61)年12月に運行を開始し、30年以上の歴史を誇る老舗路線「ノクターン号」。
しかし、ここ10年来は、他交通機関や競合路線の台頭で、利用者数が減少傾向であったといわれています。
常時4以上運行していた路線が1台運行に縮小するのを目にするあたり、時代の変化を感じざるを得ないわけですが、新型コロナウイルスの感染拡大の中、かつてない厳しい状況に置かれている同路線が、今後も路線を維持し続けることが出来るのか・・・暫くの間はこの点に注目したいですね。
「ノクターン号」を含め3台のバスが並ぶ五所川原駅前バスのりば
尚、移転後の品川バスターミナル停留所は、乗車券カウンター、トイレ、待合室がありませんので、ご利用予定の方は十分にご注意下さい。
高速バス(長距離)の停留所移設等運行について(京浜急行バス公式サイト)
【追記】
「ノクターン号」の運休が決定しました。
9月30日より運休となります。
共同運行会社である京浜急行バスと徳島バスが共同で運行する「エディ号」(品川・渋谷~徳島・吉野川)も同日から運休するため、新しい品川バスターミナル停留所の運用開始は、暫くお預けになりそうです。
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