庄内交通「夕陽号」新宿線 乗車記

夜行バス,高速バス乗車記

山形県庄内地方と山形・仙台・東京・関西を結ぶ庄内交通の高速バス「夕陽号」
庄内地方にとって欠かせない都市間の足として活躍しています。
庄内交通「夕陽号」新宿線 ・224 バスタ新宿付近にて
庄内交通「夕陽号」新宿線

庄内交通「夕陽号」京都・大阪線 ・231 なんばOCAT付近にて
庄内交通「夕陽号」京都・大阪線

残念ながら、現在は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、夜行便(東京3路線と京都・大阪線)が全休している他、仙台線においても一部便が運休するなど、大変な状況に置かれていますが、そんな中、実は2020(令和2)年8月中旬に、一度も乗っていないかった「夕陽号」新宿線に乗車する機会があり、乗車してまいりました。

庄内地方と東京を結ぶ「夕陽号」は、運行開始から30年以上経過している老舗路線。
首都圏と庄内地方を結ぶ交通機関を語る上で、欠かすことの出来ない路線でもあります。
特に、JRの夜行寝台特急が廃止されて以降、東京と庄内地方を結ぶ唯一の夜行交通機関として数多くの利用者に親しまれていることは、以前このブログで使用開始した「夕陽号」東京駅・TDL線の乗車記でも書いた通りであります。


私自身、これまで「夕陽号」池袋・渋谷線と東京駅・TDL線には乗車したことがありますが、新宿線はこれまで未乗の状態でした。
今般、ようやく「夕陽号」新宿線に乗車ということで、以前から楽しみにしておりました。
いったいどんな路線なのか、改めてご紹介しましょう。

尚、「夕陽号」東京3線の概要については、「夕陽号」東京駅・TDL線の乗車記に記載しておりますので、併せてご覧いただけると幸いです。

元々は東京駅起終点の路線? 週末・繁忙期限定運行から毎日運行へ

札幌から函館バス「高速はこだて号」に乗車し、
函館バス「高速はこだて号」 T3626 札幌駅周辺にて

津軽海峡フェリーで津軽海峡を渡り、
津軽海峡フェリー「ブルードルフィン」 青森港にて

JR東日本「リゾートしらかみ」高速バスなどを乗り継ぎ、
JR東日本 五能線 HB-E300系「リゾートしらかみ青池」 五所川原にて

羽後交通「高速湯沢横手秋田線」 ・460 秋田駅西口にて

やって来たのは、JR酒田駅から徒歩5分弱の場所にある酒田庄交バスターミナル
庄内交通の基幹バスターミナルのひとつであり、同社の高速バス「夕陽号」の起点地としても知られています。
酒田庄交バスターミナル

ここで、今回乗車する「夕陽号」新宿線について簡単にご紹介しておきましょう。

元々この路線は、2009(平成21)年4月1日に「夕陽号」東京駅発着系統として運行を開始しました。
途中、上野駅や秋葉原駅にも停車する路線として利用が期待されましたが、諸事情により、翌年2010(平成22)年の12月1日から木曜・金曜・土曜・日曜及び繁忙期期間のみの運行に変更されます。

その後、2012(平成24)年7月13日に、東京側の起終点が東京駅から京王新宿高速バスターミナル(→バスタ新宿)に延伸。
併せて、下り便(鶴岡・酒田行き)に限ってですが、さかた海鮮市場前への乗り入れを開始します。
新宿への延伸がきっかけで次第に利用が増えたことから、2014(平成26)年4月1日より毎日運行に変更。
そして、2016(平成28)年4月4日のバスタ新宿乗り入れ開始を経て、現在至ります。
庄内交通「夕陽号」新宿線 ・208 バスタ新宿にて
バスタ新宿にて乗車改札を行う「夕陽号」新宿線

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