西鉄「GRANDAYS」有田・波佐見を巡る日帰りツアーに参加してみました
午後は波佐見地区を散策
美味しい料理で満足したところで、波佐見地区を案内する現地ガイドと合流。午後は波佐見地区の散策です。
バスでの移動途中では、日本の棚田百選にも選ばれている「鬼木の棚田」を遠くに見ることが出来ました。
棚田とは、山の斜面や谷間の傾斜地に階段状に作られた水田のこと。
日本では、山がちのところでは比較的多くみられる水田形態だそうですが、我が地元北海道では殆ど見られない風景だけに、思わずシャッターを切ってしまいました。
波佐見焼の陶郷「中尾山地区」
まず訪れたのは、波佐見焼の陶郷として有名な中尾山地区です。
先程ご紹介した有田焼が高級志向の強いものであるのに対して、波佐見焼は庶民志向のものを大量生産するのが特長だそうですが、その波佐見焼の窯元が多く残っているのが、この中尾山地区であります。
いくつもの煙突が並ぶ街並みが、どことなく懐かしさを与えてくれますね。
街全体の風景写真右奥の階段状のものに注目です。
こちらは、国指定史跡にも指定されている世界第2位の巨大登窯「中尾上登窯跡」になります。
「登り窯」とは、陶磁器を大量に焼成するために、下方に設けた焚き口で薪を燃やして発生した熱が、傾斜地を利用して上方へ伝わる所に部屋を作り、陶器を焼成する仕組みの窯のことですが、この窯の長さは実に160メートルにも達し、窯室は33室もあったそうですよ。
坂を下る形で街を散策します。
この長閑な雰囲気、何処となく落ち着きます。
写真ではご紹介出来ませんが、途中、複数のカンナを用いたデザイン彫りが特徴の「一真窯」の作業工程も見学しました。
多くの種類のカンナを使って、職人が一つ一つ手彫りしていく姿は、まさに「職人」。
シンプルながらも、彫り方一つで多彩のデザインを生み出す工程に、只々驚くしかありませんでした。
一真窯の食器は、JR九州の観光列車「或る列車」でも採用されているそうですよ。
一真窯公式サイト
さらに坂道を下っていきます。
もう1箇所お伺いした窯元では、型に陶器の原料を流し込む体験と絵付けの体験が出来るようになっていました。(窯元の名前を忘れてしまいました。申し訳ありません。)
私は汚れると困る服装で参加していましたので、体験には参加しませんでしたが、外国人のツアー参加者1名が緊張しながら楽しそうに作業をしていたのが印象に残りました。
西の原エリアではストラップ作りの体験も
中尾山地区の散策を終えた我々ツアー一行が次に向かったのは、最近オシャレなスポットとして人気を集めている「西の原エリア」です。
以前は窯元が営む製陶所だったそうですが、現在はその趣のある建物を生かして、雑貨店やカフェ、多目的スペースなどに生まれ変わっています。
個性が光ショップが軒を並べているということで、人気を集めているエリアだそうです。
こちら西の原エリアでは、散策を楽しんだ後に、生活道具のお店南倉庫の2階で、お土産用のストラップを作りました。
材料はこちら。
紐一本とビーズ4個(大小各2個)、そしてキューブ状の飾り1個とシンプルです。
作り方は簡単。
紐を2つ折りにして、折り目側下4cm位のところに結び目を作った後、“ビーズ(大)-ビーズ(小)-キューブ状の飾り-ビーズ(小)-ビーズ(大)"の順に、パーツを紐に通していきます。
そして、最後に下側に結び目を作って完成です。
この様な感じになります。
早速、スマートフォンケースに取り付けてみました。
その後、20分程の自由時間があり、各自散策や買い物などを楽しみます。
そして、波佐見地区を案内していただいた現地ガイドの方とは、こちらでお別れとなりました。
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