夜行高速バス「ぶんご号」(大分・別府~名古屋線)運行休止へ
大分交通の公式サイトにも「ぶんご号」休止の案内が・・・
運行会社の公式サイトにもアップされております。『大分~名古屋線「ぶんご」運行休止について』
http://wp.oitakotsu.co.jp/wp-content/uploads/2016/02/20160209.pdf
(以下、大分交通公式サイト「大分~名古屋線「ぶんご」運行休止について」より引用)
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大分交通株式会社、大分バス株式会社、亀の井バス株式会社が共同運行する夜行高速バス大分~名古屋線「ぶんご」は、平成28年3月末の運行をもって休止させていただきます。
大分~名古屋線「ぶんご」は、平成3年4月に運行開始した路線で、大分県(大分・別府・宇佐・中津)と愛知県(名古屋)を、1日1往復、約11時間40分で結び、両地区間のビジネス、観光や帰省などの目的でご利用いただいております。
運行開始以来、多くのお客様にご利用いただき、地域間交流促進の一翼を担ってまいりましたが、近年はお客様の減少傾向が続いております。これまでの間、予約・決済手段の多様化など、種々の利便向上策を講じてまいりましたが、これ以上の運行継続は困難と判断いたしました。
大分~名古屋線「ぶんご」は、約25年の長きに渡り運行してまいりました。長らくのご愛顧に感謝申し上げるとともに、運行休止まで残す期間も多くのお客様にご利用いただきたいと考えております。
●夜行高速バス 大分~名古屋線「ぶんご」運行休止について
運行終了日 大分発:平成28年3月31日(木)の出発便をもって運行休止
名古屋発:4月1日(金)の出発便をもって運行休止
—-(ここまで)—–
人手不足も運行休止の一因?
夜行高速バス「ぶんご号」は、1991年4月に名古屋鉄道(現:名鉄バス)、大分交通、大分バス、亀の井バスの4社共同運行路線として開設されました。数年後、名鉄が運行から撤退してからは、大分交通、大分バス、亀の井バスの3社が運行を続けてきました。
平日でも利用者が多い印象が強かった路線でしたが、近年は利用者数が伸び悩んでいた様です。
更に、使用車両が更新時期を迎えること、人手不足により乗務員の確保が難しくなったことから、今回の運行休止決定に至った様です。
地元紙の大分合同新聞でも報じられましたが、全国的なバス乗務員不足が叫ばれる中、今後不採算路線からの撤退の動きは加速するかもしれません。
私自身、「ぶんご号」には3回乗車しました。
最初に乗車したのは、1997年7月の亀の井バス担当便1683号車でした。 「ぶんご号」運行開始に伴い導入された専用車で、当時の西鉄「どんたく号」専用車に準じた仕様(3列独立シート26人乗り)が特徴でした。
その翌年には、大分交通便1617号車に乗車しています。 今は無き大阪~別府・大分間夜行高速バス「ゆのくに号」(阪急バス、大分交通、亀の井バス)から転用された「西鉄ムーンライト仕様」(3列独立シート28人乗り)が特徴でした。
側近では、2013年7月に大分交通便106号車(西工02MC SD-Ⅱ)に乗車しています。 この時の乗車記をブログに掲載していますので、「ぶんご号」を知る上でもご覧いただけると幸いです。
プレスリリースでも記載されていますが、夜行高速バス「ぶんご号」は両地区間のビジネスや観光、帰省で多くの方が利用しており、地域間交流促進の一翼を担っていた側面があります。
しかも、大分県と中京圏をダイレクトに結ぶという点で使い勝手が良かった路線だけに、今回の運行休止は正直残念ではあります。
最終運行日は、大分発が3月31日(木)、名古屋発が4月1日(金)となっており当方にて予測したローテーションによると、最終便は大分交通が担当する様です。
最終運行日まで2か月弱ありますが、まずは「25年間おつかれさまでした」と声を掛けたいですね。
それにしても今回の「ぶんご号」休止の発表、気のせいだとは思いますが、名古屋・大阪線と続けて廃止した西肥自動車(佐世保市)と同じ流れになっているのでは?と思うのは私だけでしょうか。
大分・別府~京阪神線「SORIN号」(近鉄バス、大分交通、大分バス、亀の井バス)の動向も心配されます。
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