西鉄高速バス「桜島号」夜行便乗車記(2013年7月乗車分)
福岡~鹿児島間の高速バス「桜島号」です。
特に夜行便においては、並行するJRが夜行列車を運行していないこともあり、高い利用率を誇っています。
今般、「SUNQパス」を利用した取材旅行を敢行するにあたり、真っ先に「桜島号」夜行便の乗車を行程に組み込みました。
その理由は2つあります。
一つは、新しくなった鹿児島中央駅前の南国交通バスターミナルをしっかり見てみたいということ。
そしてもう一つは、以前「さぬきエクスプレス福岡号」に使用されていた西鉄高速バスの3802号車(三菱KL-MS86MP 西工02MC SD-Ⅱ)が「桜島号」夜行便に転用されたと聞き、その雄姿を再びこの目で見てみたいという思いがあったからです。
ですので、乗車日については事前に下調べを行い、車両ローテーションを確認した上で決定しました。
今回はその時の模様をご紹介したいと思います。
「桜島号」の始発地は鹿児島本港の高速船ターミナルですが、今回は鹿児島中央駅前の南国交通バスターミナルからの乗車です。
鹿児島中央ターミナルビル1階にあり、ホームドア式の立派なバスターミナルに生まれ変わりました。
ターミナル内にはカフェが併設されている他、ターミナルビルの1階にはコンビニエンスストア(サンクス)もテナントとして入っています。
また、上層階には「ソラリア西鉄ホテル鹿児島」がテナントとして入るなど、以前とは比較にならない位に快適性・利便性が向上しています。
各乗り場に設置されているLCD方式の発車案内表示です。
画面下部には広告も表示出来る様になっています。
って、AKB48の柏木由紀が出ているのですが・・・良く考えたら彼女、鹿児島出身でしたねww。
鹿児島県のイメージアップ・キャラクターに起用されているそうです。
南国交通のバスターミナルに大分バスが乗り入れる・・・時代も変わりましたね。
大分バスが運行する大分~鹿児島線「トロピカル号」夜行便です。
満席近くの乗車率でバスターミナルを出発していきました。
そうこうしているうちに時間はあっという間に過ぎ、やがて福岡行きの西鉄高速バス「桜島号」夜行便が入線してきます。
久しぶりの3802号車の再会ですが、あまり変わっておらず、まずは一安心ですねww。
唯一変わっている点があるとすれば・・・ 「SUNQパス」のステッカーが貼られたこと位でしょうか。
車内はこの様になっておりまして、(写真はイメージです。)
3列独立シート28人乗りの夜行高速仕様になっています。
プライベートカーテンは引き続き残されていますが、所要時間が短いことから、「桜島号」夜行便では使用されません。
23時40分、8割方の乗客を乗せた「桜島号」夜行便は、定刻に鹿児島中央駅前(南国交通バスターミナル)を出発します。
出発後、乗務員から自己紹介・運行経路の説明・車内設備の案内・補足説明が車内マイクを通して行われます。
ハンドルを握りながらの丁寧な案内、いつもながら感心しますね。
下伊敷で2名の乗客を乗せたバスは、鹿児島北インターから九州自動車道に入ります。
高速帖佐・鹿児島空港南で残りの乗客を乗せ満席になったところで、乗務員が前方のカーテンをセットして消灯となります。
この「桜島号」夜行便ですが、先述の通り所要時間が短いことから、開放休憩は設定されていません。
なので、翌朝到着までバスから下車することが出来ませんので、飲み物等は事前に購入しておきましょう。
シートを倒すと、すぐさま夢の中へ。
気が付くとバスは広川サービスエリアに停車していました。
長時間停車していた様で、恐らくこちらのサービスエリアで仮眠休憩を取っていたのでしょう。
5時前、広川サービスエリアを出発したバスは、久留米インターで乗客1人を下ろし、高速基山・筑紫野に停車。
その後、大宰府インターより国道3号線などを経て、博多バスターミナルへと向かいます。
5時35分、起床。
明かりがつけられ、前方のカーテンが開けられます。
5時45分、ほぼ定刻にバスは博多バスターミナルに到着します。
ここでは6割方の乗客が下車。
他方面へのバス乗り場やJR博多駅へと移動して行きました。
キャナルシティ博多は降車客0で通過。
そして、西鉄天神バスセンターには、定刻よりも10分程早い6時過ぎに到着しました。
ターミナル内では、既にこの時間から鹿児島・宮崎方面及び佐賀・北九州小倉・熊本方面へ向かう高速バスがひっきりなしに出入りしていました。
「バス王国・九州」を印象付ける光景ですね。
というわけで、西鉄高速バス「桜島号」夜行便の乗車記をお届けしました。
今回久しぶりに「桜島号」夜行便に乗車してみましたが、運行時間帯といい車内設備といい、更には「SUNQパス全九州版」が使用可能な点を含め、使い勝手が良い「宿代わり」にもなる夜行高速バスであることを改めて実感しました。
流石、平日でも高乗車率を誇るだけのことはありますね。
昼行便に関しては、九州新幹線という強力なライバル存在していることもあって、時間帯によっては苦戦している便がある様ですが、こと夜行便に関しては、現状「敵なし」状態であることには間違いなさそうです。
今後の課題としては、今の様な乗車率を今後もキープ出来るかということ。
それには、現状に甘えないサービスレベルの維持と、利用客のニーズを捉えたサービスの開拓・実施が鍵を握っているのではないでしょうか。
そんなことを思った、今回の西鉄高速バス「桜島号」夜行便の乗車でございました。
機会がありましたら、また利用してみようと思っております。
【乗車データ】
●乗車日:2013/07/20
●乗車区間:鹿児島中央駅前→西鉄天神バスセンター
●運行会社:西鉄高速バス
●車両:三菱/KL-MS86MP(西工02MC SD-Ⅱ)
●年式:2003年式
●所属:福岡支社
●社番:3802
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九州新幹線が全通した今日においても、未だに堅調に推移している高速バスが、
特に夜行便においては、並行するJRが夜行列車を運行していないこともあり、高い利用率を誇っています。
今般、「SUNQパス」を利用した取材旅行を敢行するにあたり、真っ先に「桜島号」夜行便の乗車を行程に組み込みました。
その理由は2つあります。
一つは、新しくなった鹿児島中央駅前の南国交通バスターミナルをしっかり見てみたいということ。
そしてもう一つは、以前「さぬきエクスプレス福岡号」に使用されていた西鉄高速バスの3802号車(三菱KL-MS86MP 西工02MC SD-Ⅱ)が「桜島号」夜行便に転用されたと聞き、その雄姿を再びこの目で見てみたいという思いがあったからです。
ですので、乗車日については事前に下調べを行い、車両ローテーションを確認した上で決定しました。
今回はその時の模様をご紹介したいと思います。
「桜島号」の始発地は鹿児島本港の高速船ターミナルですが、今回は鹿児島中央駅前の南国交通バスターミナルからの乗車です。
鹿児島中央ターミナルビル1階にあり、ホームドア式の立派なバスターミナルに生まれ変わりました。
ターミナル内にはカフェが併設されている他、ターミナルビルの1階にはコンビニエンスストア(サンクス)もテナントとして入っています。
また、上層階には「ソラリア西鉄ホテル鹿児島」がテナントとして入るなど、以前とは比較にならない位に快適性・利便性が向上しています。
各乗り場に設置されているLCD方式の発車案内表示です。
画面下部には広告も表示出来る様になっています。
って、AKB48の柏木由紀が出ているのですが・・・良く考えたら彼女、鹿児島出身でしたねww。
鹿児島県のイメージアップ・キャラクターに起用されているそうです。
南国交通のバスターミナルに大分バスが乗り入れる・・・時代も変わりましたね。
大分バスが運行する大分~鹿児島線「トロピカル号」夜行便です。
満席近くの乗車率でバスターミナルを出発していきました。
そうこうしているうちに時間はあっという間に過ぎ、やがて福岡行きの西鉄高速バス「桜島号」夜行便が入線してきます。
久しぶりの3802号車の再会ですが、あまり変わっておらず、まずは一安心ですねww。
唯一変わっている点があるとすれば・・・ 「SUNQパス」のステッカーが貼られたこと位でしょうか。
車内はこの様になっておりまして、(写真はイメージです。)
3列独立シート28人乗りの夜行高速仕様になっています。
プライベートカーテンは引き続き残されていますが、所要時間が短いことから、「桜島号」夜行便では使用されません。
23時40分、8割方の乗客を乗せた「桜島号」夜行便は、定刻に鹿児島中央駅前(南国交通バスターミナル)を出発します。
出発後、乗務員から自己紹介・運行経路の説明・車内設備の案内・補足説明が車内マイクを通して行われます。
ハンドルを握りながらの丁寧な案内、いつもながら感心しますね。
下伊敷で2名の乗客を乗せたバスは、鹿児島北インターから九州自動車道に入ります。
高速帖佐・鹿児島空港南で残りの乗客を乗せ満席になったところで、乗務員が前方のカーテンをセットして消灯となります。
この「桜島号」夜行便ですが、先述の通り所要時間が短いことから、開放休憩は設定されていません。
なので、翌朝到着までバスから下車することが出来ませんので、飲み物等は事前に購入しておきましょう。
シートを倒すと、すぐさま夢の中へ。
気が付くとバスは広川サービスエリアに停車していました。
長時間停車していた様で、恐らくこちらのサービスエリアで仮眠休憩を取っていたのでしょう。
5時前、広川サービスエリアを出発したバスは、久留米インターで乗客1人を下ろし、高速基山・筑紫野に停車。
その後、大宰府インターより国道3号線などを経て、博多バスターミナルへと向かいます。
5時35分、起床。
明かりがつけられ、前方のカーテンが開けられます。
5時45分、ほぼ定刻にバスは博多バスターミナルに到着します。
ここでは6割方の乗客が下車。
他方面へのバス乗り場やJR博多駅へと移動して行きました。
キャナルシティ博多は降車客0で通過。
そして、西鉄天神バスセンターには、定刻よりも10分程早い6時過ぎに到着しました。
ターミナル内では、既にこの時間から鹿児島・宮崎方面及び佐賀・北九州小倉・熊本方面へ向かう高速バスがひっきりなしに出入りしていました。
「バス王国・九州」を印象付ける光景ですね。
というわけで、西鉄高速バス「桜島号」夜行便の乗車記をお届けしました。
今回久しぶりに「桜島号」夜行便に乗車してみましたが、運行時間帯といい車内設備といい、更には「SUNQパス全九州版」が使用可能な点を含め、使い勝手が良い「宿代わり」にもなる夜行高速バスであることを改めて実感しました。
流石、平日でも高乗車率を誇るだけのことはありますね。
昼行便に関しては、九州新幹線という強力なライバル存在していることもあって、時間帯によっては苦戦している便がある様ですが、こと夜行便に関しては、現状「敵なし」状態であることには間違いなさそうです。
今後の課題としては、今の様な乗車率を今後もキープ出来るかということ。
それには、現状に甘えないサービスレベルの維持と、利用客のニーズを捉えたサービスの開拓・実施が鍵を握っているのではないでしょうか。
そんなことを思った、今回の西鉄高速バス「桜島号」夜行便の乗車でございました。
機会がありましたら、また利用してみようと思っております。
【乗車データ】
●乗車日:2013/07/20
●乗車区間:鹿児島中央駅前→西鉄天神バスセンター
●運行会社:西鉄高速バス
●車両:三菱/KL-MS86MP(西工02MC SD-Ⅱ)
●年式:2003年式
●所属:福岡支社
●社番:3802
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