名鉄バス「名古屋~松山線」乗車記(2013年7月乗車分)
夜行高速バス「名古屋~松山線」。
名古屋~松山・八幡浜間をダイレクトに結ぶこと、そして運行時刻が使い勝手良い時間帯であることから、私自身結構好んで使っている路線でもあります。
今般、九州へ「SUNQパス」を使った取材(というか旅行)に出かける際に、またまた利用してきました。
しかも今回は伊予鉄松山市駅までの利用ではなく、終点の八幡浜までの利用。
この路線で終点八幡浜までの利用は今回が初めてとなるだけに、若干の期待を持ちながら名古屋へと向かうのでありました。
出発はいつもの通り、名古屋の名鉄バスセンター。
この日は、新高速バス制度完全移行に伴ってツアーバスから高速路線バスへリニューアルした、高速バス「名古屋~上高地線」の運行開始初日でした。
出発式は執り行われませんでしたが、この便は登山客を中心にほぼ満席。
名鉄バスの関係者に見守られながら、バスは上高地へむけて出発していきました。
そして、私が乗車する「名古屋~松山線」は、3階6番乗り場からの出発です。
乗車したバスは、これまたいつもと同型の車両。(写真はイメージです。)
三菱エアロクイーンⅠ(PJ-MS86JP)です。
最近は高い確率でこのタイプの車両が充てられています。
発車10分前にはバスが入線し、改札が始まります。 週末ということもあってか、この便は満席。
松山市内までの利用がほぼ半分、それ以外の停留所までの利用が残り半分といったところでしょうか。
車内はこの様になっておりまして・・・(写真はイメージです。)
一般的な3列独立シート27人乗りの夜行高速仕様ですが、名鉄バスの夜行高速路線ではお馴染みの通路カーテン・座席コンセント・Wi-fi・プラズマクラスターも完備されており、道中快適に移動ことが出来ます。
23時10分、定刻に名鉄バスセンターを出発したバスは、白川ランプから名古屋高速に入ります。
名古屋高速に入ったところで、乗務員による乗車券の回収、車内マイクを使用しての自己紹介・運行経路の説明・車内設備の案内・補足説明が行われ、最後に車内サービスのパック式お茶の配布と車内巡回と、きめ細かな対応が続きます。
この辺のサービスのきめ細かさは、さすが名鉄バスといったところでしょうか。
23時40分、車内灯が消され就寝時間になります。
通路カーテンをセットしてシートを倒すと、いつしか夢の中へ。
気が付くと、バスは下り便唯一の休憩場所である松山自動車道の上分パーキングエリアに到着していました。
上分パーキングエリアでは15分間の休憩が設定されています。
定刻ですと朝の5時前後に到着します。
ただ、早朝ということもあり、マイクでの案内は行われません。
代わりに、出入口付近に掲示された出発時刻案内ボードにて発車時刻を確認した上で、バスを降りることになります。
休憩時間を利用して写真を数ショット収めます。
この時期ならではの写真が撮れた様な気がします。
乗客が全員戻ってきたところで、バスは上分パーキングエリアを出発。
三島川之江インターで3名の乗客を降ろし、松山自動車道を一路松山へ向けてひた走ります。
川内インターは降車客が0で通過、その後の松山インター口・道後温泉・大街道で数名ずつ降ろした後、伊予鉄松山市駅では7名が下車します。
と同時にここで最後の乗務員交代が行われ、定刻よりも15分程早くバスは発車します。
松山室町営業所は降車客0で通過し、その後の伊予市では1名が下車。
その先の伊予市インターからは再び松山自動車道に入ります。
内子五十崎インターで一旦高速道路を降り、内子(伊予鉄南予バス内子営業所)に立ち寄った後、三度内子五十崎インターから松山自動車道へ。
どうも松山から先の運行経路、細切れに高速道路を利用するようです。
高速道路からの車窓です。 いかにも四国らしい景色が一面に広がります。
大洲インターで高速道路を降り、そこからは終点八幡浜まで一般道を走行します。
大洲市内の道の狭さに改めて驚いたところで、大洲本町では1名が下車。
その先の西大洲は降車客0で通過していきます。
そして、定刻よりも10分程早くバスは終点の八幡浜(伊予鉄南予バス本社)に到着しました。
バスを降りた瞬間、高い気温と強い日差しが四国に着いたことを実感させるのでありました。
全ての乗客を降ろしたバスが、車庫で到着後の作業を行っているのを見るにつけ、束の間の休息を得ているようにも見え、微笑ましく思ったりw。 まずは約9時間の道のり、お疲れ様でした。
というわけで、名鉄バスの「名古屋~松山線」の乗車記をご紹介しました。
今回でこの路線に乗るのは何度目になりますでしょうか・・・。
ですが、終点八幡浜までの乗車は今回が初めてということもあり、色々な発見があったのも事実。
特に、松山から先の運行経路は興味深かったですね。
ひたすら一般道を走破すると思っていただけに、まさか高速道路を細切れで利用するとは思いもしませんでした。
でも、よく考えて見ると、こうでもしない限り、松山~八幡浜間を1時間半弱で走破するのは難しいのかもしれませんね。
あと、これは他の伊予鉄道関連のの夜行高速バス路線にも言えることなのですが、この路線も九州大分方面への足として十分に使えるのかなぁと思いましたね。
名古屋~別府・大分間においては、大分側3社による夜行高速バス「ぶんご号」が運行されていますが、そこそこ混む路線として有名だったりします。
片道約14,000円と、「ぶんご号」と比較して3,000円程多少高くは付きますが、「名古屋~松山線」と八幡浜~別府間のフェリーを組み合わせることで、「ぶんご号」の代わりとして利用することも出来ます。
別府・大分の到着時刻は午後になりますが、逆に名古屋の発車時刻が23時10分と遅いので、「夜遅くに名古屋を発ちたい」方にとっては、むしろこちらのルートをお勧めしたいですね。
ともあれ、今回も充実した車内サービスと車窓を存分に楽しませていただきました。
機会があれば、また終点の八幡浜まで利用してみたいですね。
そんなことを思った名鉄バス「名古屋~松山線」の旅でございました。
【乗車データ】
●乗車日:2013/07/19
●乗車区間:名古屋名鉄バスセンター→八幡浜(伊予鉄南予バス本社)
●運行会社:名鉄バス
●車両:三菱/エアロクイーンⅠ(PJ-MS86JP)
●年式:2006年式
●所属:名古屋中央営業所
●社番:2701
◇◇ 名鉄バス 「名古屋~松山線」 ◇◇
運行区間・・・・・名古屋名鉄バスセンター~伊予鉄松山市駅・八幡浜
運行本数・・・・・夜行便1往復
運賃・・・・・・・名古屋~松山間 片道10,000円 往復18,000円
名古屋~八幡浜間 片道11,000円 往復19,800円
この路線はインターネット予約が可能です。予約の方はこちらをご覧下さい。
>>名鉄バス「名古屋~松山線」について詳しくはこちらをご覧下さい。
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これまで何度かご紹介してきた、名鉄バスと伊予鉄道が運行している
名古屋~松山・八幡浜間をダイレクトに結ぶこと、そして運行時刻が使い勝手良い時間帯であることから、私自身結構好んで使っている路線でもあります。
今般、九州へ「SUNQパス」を使った取材(というか旅行)に出かける際に、またまた利用してきました。
しかも今回は伊予鉄松山市駅までの利用ではなく、終点の八幡浜までの利用。
この路線で終点八幡浜までの利用は今回が初めてとなるだけに、若干の期待を持ちながら名古屋へと向かうのでありました。
出発はいつもの通り、名古屋の名鉄バスセンター。
この日は、新高速バス制度完全移行に伴ってツアーバスから高速路線バスへリニューアルした、高速バス「名古屋~上高地線」の運行開始初日でした。
出発式は執り行われませんでしたが、この便は登山客を中心にほぼ満席。
名鉄バスの関係者に見守られながら、バスは上高地へむけて出発していきました。
そして、私が乗車する「名古屋~松山線」は、3階6番乗り場からの出発です。
乗車したバスは、これまたいつもと同型の車両。(写真はイメージです。)
三菱エアロクイーンⅠ(PJ-MS86JP)です。
最近は高い確率でこのタイプの車両が充てられています。
発車10分前にはバスが入線し、改札が始まります。 週末ということもあってか、この便は満席。
松山市内までの利用がほぼ半分、それ以外の停留所までの利用が残り半分といったところでしょうか。
車内はこの様になっておりまして・・・(写真はイメージです。)
一般的な3列独立シート27人乗りの夜行高速仕様ですが、名鉄バスの夜行高速路線ではお馴染みの通路カーテン・座席コンセント・Wi-fi・プラズマクラスターも完備されており、道中快適に移動ことが出来ます。
23時10分、定刻に名鉄バスセンターを出発したバスは、白川ランプから名古屋高速に入ります。
名古屋高速に入ったところで、乗務員による乗車券の回収、車内マイクを使用しての自己紹介・運行経路の説明・車内設備の案内・補足説明が行われ、最後に車内サービスのパック式お茶の配布と車内巡回と、きめ細かな対応が続きます。
この辺のサービスのきめ細かさは、さすが名鉄バスといったところでしょうか。
23時40分、車内灯が消され就寝時間になります。
通路カーテンをセットしてシートを倒すと、いつしか夢の中へ。
気が付くと、バスは下り便唯一の休憩場所である松山自動車道の上分パーキングエリアに到着していました。
上分パーキングエリアでは15分間の休憩が設定されています。
定刻ですと朝の5時前後に到着します。
ただ、早朝ということもあり、マイクでの案内は行われません。
代わりに、出入口付近に掲示された出発時刻案内ボードにて発車時刻を確認した上で、バスを降りることになります。
休憩時間を利用して写真を数ショット収めます。
この時期ならではの写真が撮れた様な気がします。
乗客が全員戻ってきたところで、バスは上分パーキングエリアを出発。
三島川之江インターで3名の乗客を降ろし、松山自動車道を一路松山へ向けてひた走ります。
川内インターは降車客が0で通過、その後の松山インター口・道後温泉・大街道で数名ずつ降ろした後、伊予鉄松山市駅では7名が下車します。
と同時にここで最後の乗務員交代が行われ、定刻よりも15分程早くバスは発車します。
松山室町営業所は降車客0で通過し、その後の伊予市では1名が下車。
その先の伊予市インターからは再び松山自動車道に入ります。
内子五十崎インターで一旦高速道路を降り、内子(伊予鉄南予バス内子営業所)に立ち寄った後、三度内子五十崎インターから松山自動車道へ。
どうも松山から先の運行経路、細切れに高速道路を利用するようです。
高速道路からの車窓です。 いかにも四国らしい景色が一面に広がります。
大洲インターで高速道路を降り、そこからは終点八幡浜まで一般道を走行します。
大洲市内の道の狭さに改めて驚いたところで、大洲本町では1名が下車。
その先の西大洲は降車客0で通過していきます。
そして、定刻よりも10分程早くバスは終点の八幡浜(伊予鉄南予バス本社)に到着しました。
バスを降りた瞬間、高い気温と強い日差しが四国に着いたことを実感させるのでありました。
全ての乗客を降ろしたバスが、車庫で到着後の作業を行っているのを見るにつけ、束の間の休息を得ているようにも見え、微笑ましく思ったりw。 まずは約9時間の道のり、お疲れ様でした。
というわけで、名鉄バスの「名古屋~松山線」の乗車記をご紹介しました。
今回でこの路線に乗るのは何度目になりますでしょうか・・・。
ですが、終点八幡浜までの乗車は今回が初めてということもあり、色々な発見があったのも事実。
特に、松山から先の運行経路は興味深かったですね。
ひたすら一般道を走破すると思っていただけに、まさか高速道路を細切れで利用するとは思いもしませんでした。
でも、よく考えて見ると、こうでもしない限り、松山~八幡浜間を1時間半弱で走破するのは難しいのかもしれませんね。
あと、これは他の伊予鉄道関連のの夜行高速バス路線にも言えることなのですが、この路線も九州大分方面への足として十分に使えるのかなぁと思いましたね。
名古屋~別府・大分間においては、大分側3社による夜行高速バス「ぶんご号」が運行されていますが、そこそこ混む路線として有名だったりします。
片道約14,000円と、「ぶんご号」と比較して3,000円程多少高くは付きますが、「名古屋~松山線」と八幡浜~別府間のフェリーを組み合わせることで、「ぶんご号」の代わりとして利用することも出来ます。
別府・大分の到着時刻は午後になりますが、逆に名古屋の発車時刻が23時10分と遅いので、「夜遅くに名古屋を発ちたい」方にとっては、むしろこちらのルートをお勧めしたいですね。
ともあれ、今回も充実した車内サービスと車窓を存分に楽しませていただきました。
機会があれば、また終点の八幡浜まで利用してみたいですね。
そんなことを思った名鉄バス「名古屋~松山線」の旅でございました。
【乗車データ】
●乗車日:2013/07/19
●乗車区間:名古屋名鉄バスセンター→八幡浜(伊予鉄南予バス本社)
●運行会社:名鉄バス
●車両:三菱/エアロクイーンⅠ(PJ-MS86JP)
●年式:2006年式
●所属:名古屋中央営業所
●社番:2701
◇◇ 名鉄バス 「名古屋~松山線」 ◇◇
運行区間・・・・・名古屋名鉄バスセンター~伊予鉄松山市駅・八幡浜
運行本数・・・・・夜行便1往復
運賃・・・・・・・名古屋~松山間 片道10,000円 往復18,000円
名古屋~八幡浜間 片道11,000円 往復19,800円
この路線はインターネット予約が可能です。予約の方はこちらをご覧下さい。
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