夜行バス&鉄道ウォッチャー「ひろしプロジェクトWEB」

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こんにちは。ひろしプロジェクトです。
いつもこのブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

2015年も約1週間が過ぎ、そろそろ正月気分も抜けきった頃かとは思いますが、2014年~2015年の年末年始期間、各交通機関は帰省客や旅行客などで大変混雑しました。
無論、夜行高速バスも例外ではなく、多くの路線では続行便を仕立てて多数の乗客を捌いておりました。
私自身、繁忙期の高速バスには、予約が取りにくいなどの理由で、これまであまり乗車することはありませんでした。
しかしながら、ここ数年間はスケジュールの関係から、繁忙期の高速バスに乗る機会が増え、それに伴い運行各社の繁忙期対策にも興味を持つようになりました。

そこで、今回と次回の2回に分けて、繁忙期の夜行高速バスに乗車した時の模様をお届けしたいと思います。

1回目の今回は、名鉄バスの名古屋~熊本間夜行高速バス「不知火号」を取り上げます。

名鉄バス「不知火号」 2607 正面

夜行高速バス「不知火号」について簡単に紹介すると、名古屋~熊本線「不知火号」は1990年7月12日に当時の名古屋鉄道(現:名鉄バス)と九州産業交通(現:九州産交バス)が開設した路線で、開業当初から直行する他交通機関が飛行機のみと貧弱であることから、利用率が高い路線として多くの方に利用されています。
1999年からの10年間は、名古屋側の運行会社を名鉄の子会社である日本急行バス(のちの名古屋観光日急・名鉄観光バス)に移管されますが、2009年に名鉄バスへ再移管され、現在に至っています。
最近では変動制運賃の導入や、座席コンセント・通路カーテンの追加設置など、サービス改善にも取り組んでおり、現状に甘んじない両社の取り組みに注目・・・といったところでしょうか。

やって来たのは、いつもの如く名古屋名鉄バスセンター。
「不知火号」はここから発車します。
名鉄バス「不知火号」 名鉄BC6番乗り場LED

20時10分、大分行き「ぶんご号」発車すると、すぐさま「不知火号」が入線します。
この日は3台運行で、私が乗車したのは名古屋発熊本行きの2号車。
こちらの車両に乗車しました。(写真はイメージです。)
名鉄バス「不知火号」 2607

名鉄バス「不知火号」 2607 リア
名鉄バスの2607号車(三菱エアロクイーンⅠ PJ-MS86JP)です。
同車にはかつて「どんたく号」や「名古屋~松山線」で何度かお世話になりましたが、今回約4年ぶりの乗車となります。

車内はこの様になっておりまして、
名鉄バス「不知火号」 2607 車内

名鉄バス「不知火号」 2607 シート
3列独立シート27人乗りの夜行高速仕様に、通路カーテン、座席コンセントが装備されています。
前回ご紹介した国際興業「しもきた号」の車両と同様、通路カーテンはプライバシー確保に重宝しますし、座席コンセントは携帯電話やスマートフォンの充電に便利です。
しかもこの車両、元々はこれら設備が装備されておらず、後付けにて対応したというのですから、名鉄バスの高速バス事業に対する強い意気込みすら感じさせます。

ここで、名鉄バスの繁忙期における夜行高速路線の続行便体勢について簡単にご紹介しましょう。
名鉄バスの場合、路線によって若干異なりますが、ここ最近は2号車までが3列独立シート車による運行で、それ以降(3号車以降)については、4列シートパウダールーム付き大型トイレ搭載車または子会社(名鉄観光バス)車両による4列トイレなし貸切車で対応しています。
こと九州方面各路線(名古屋~福岡・熊本・長崎)については、
1・2号車:3列独立シート車
3号車:4列シートパウダールーム付き大型トイレ搭載車
が通例になっており、3号車の利用客にとっては、座席が若干狭い代わりに、広いトイレでしっかり身支度が出来るといったメリットがあります。

因みに今回乗車した「不知火号」の1号車は、
名鉄バス「不知火号」 2912
名古屋~福岡線「どんたく号」の新車導入に伴って転属された2912号車(三菱エアロクイーン BKG-MS96JP)が充てられていました。
また、3号車は、
名鉄バス「不知火号」 2011
写真と同型の2011号車(三菱エアロエース BKG-MS96JP)が充てられていました。
尚、かつての「不知火号」専用車であったこちらの車両(2802号車)ですが・・・
名鉄バス「不知火号」 2802
専用ラッピングが解除され、「名古屋~松山線」に転用されたという話を伺っております。

話を戻します。
3台とも満席になったバスは、定刻20時20分に名古屋名鉄バスセンターを発車。
発車後、早速乗務員による乗車券回収と自己紹介・運行経路・車内設備の案内が口頭にて行われます。
過不足無く丁寧な案内は、流石名鉄バスといったところでしょうか。
乗務員による差が少ないのも特徴であります。

バスは名古屋高速から東名阪自動車道を亀山JCTまで走行した後、亀山JCTからは新名神高速道路へ。
帰省シーズンにしては車の流れも順調で、この調子でバスが進むと、熊本到着は定刻よりも早くなりそうです。

22時10分、バスは名神高速道路の桂川パーキングエリアに到着。
ここで15分間の開放休憩が実施されます。
殆どの乗客がバスを降りトイレや買い物を済ませますが、外は土砂降りの雨のためか、用事を済ませるとすぐにバスへ戻る乗客が多かったです。
名神高速道路桂川パーキングエリア

名鉄バス「不知火号」 2912&2607 桂川PAにて

22時25分、乗客が全員揃ったところで、バスは発車します。
その5分後の22時30分、車内は消灯され、就寝タイムへ。
通路カーテンをセットし、シートを倒します。
暫くは起きていましたが、やがて移動の疲れからすぐさま夢の中へ。
翌朝4時半過ぎ、関門橋通過時に目を覚ましますが、その後再び寝てしまい、気が付くとバスは九州自動車道南関インター付近を走行していました。

6時過ぎ、車内灯が点灯され起床。
その約10分後に、バスは最後の休憩地である玉名サービスエリアに到着します。
ここでは時間調整を含め約20分間と若干長めの休憩時間となりました。
大半の乗客がバスを降り、それぞれ思い思いの時間を過ごしています。
名鉄バス「不知火号」 2912&2607&2011 玉名SAにて

6時35分、発車時間になり、乗客が全員揃ったところで、バスは熊本へ向けて出発します。
6時45分、植木インターに到着。
ここでは1名が下車します。
その後、6時56分到着の武蔵ヶ丘でも1名が下車し、7時00分到着の松の本は降車客が折らずに通過。
7時16分到着の熊本県庁前では3名が下車し、7時30分到着の熊本交通センターでは6名が下車と、各停留所でこまめに乗客を降ろしていきます。
7時42分、熊本駅前に到着。
ここでは大量14名が下車していきました。
かつての「不知火号」は熊本交通センターが終点でしたが、2011年7月15日に熊本側の終点を西部車庫まで延伸、併せて熊本駅前にも停車するようになりました。
現時点では何ともいえませんが、普段の熊本駅前での乗降客がどれ位いるのか、気になるところではありますね。
そして07時58分、バスは終点の西部車庫(九州産交バス本社・熊本営業部)に到着しました。
名鉄バス「不知火号」 2607 リア 九州産交バス西部車庫到着
下車したのは私一人でしたが、朝焼けに照らし出されるバス車体を見て、俄然やる気が出てきます。
と同時に、「不知火号」の様に入庫するバスとこれから出庫するバスとが行き交う姿を見るにつけ、「一日が始まったなぁ~」といってしまう程に、朝の忙しいバス営業所の光景が印象に残る、冬のとある日の熊本の朝でございました。

というわけで、今回久しぶりに「不知火号」に乗車してみましたが、かつて乗車した時と同様、利用率の高い路線であることを今回改めて実感しました。
九州新幹線が熊本まで延び、陸路交通機関の利便性が向上したとはいえ、他の直通交通機関が貧弱な現状では、暫くは安泰なのかなぁという印象を持ちました。
もはや「不知火号」は、名古屋~熊本間の交通機関としての地位を、確固たるものにしているのかもしれません。
今後、他の交通機関(特に飛行機)がどの様に対抗してくるのかは不明な部分もありますが、今後も名古屋~熊本間の主要交通機関として、末永く走る続けることを切に願いたいものです。

名鉄バス「不知火号」 2912&2607&2011 九州産交バス西部車庫到着 その1

名鉄バス「不知火号」 2912&2607&2011 九州産交バス西部車庫到着 その2


【乗車データ】 
  • 乗車日:2014/12/28
  • 乗車区間:
    名鉄バスセンター→九州産交バス西部車庫
  • 運行会社:名鉄バス(2号車)
  • 車両:三菱/エアロクイーンⅠ(PJ-MS86JP)
  • 年式:2006年式
  • 所属:名古屋中央営業所
  • 社番:2607

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管理人

Koji Suda(ひろしプロジェクト)

Koji Suda(ひろしプロジェクト)

自称「高速バスアドバイザー」。高速バス乗車回数900回以上(2016年12月現在)。バス・鉄道をはじめとする乗り物を追っかけて撮ったり、ブログやサイトの運営、バス関連本やネットニュースの原稿執筆、同人誌活動などを通じて、乗り物旅の素晴らしさを伝える活動を行っています。北海道札幌市在住。バスと鉄道とカレーと粉物が大好き。 [詳細]

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