西鉄高速バス「ライオンズエクスプレス」まもなく開業1周年! 再乗車分乗車記

夜行バス,高速バス乗車記




日本最長距離夜行高速バスとしてようやく認知されるようになってきた「ライオンズエクスプレス」。
昨年2011年12月8日の開業から、間もなく1周年を迎えようとしています。
現在、運行会社の西武観光バスと西鉄高速バスでは、開業1周年キャンペーンと銘打って、週末でも閑散期運賃で利用できる運賃割引キャンペーンを実施しています。
そんな中、先日とある筋からこんな情報が・・・・・。

「西鉄高速バスの「ライオンズエクスプレス」の本務車が良くなったらしいよ!」

「ホントかよ!!」と思いつつ、「果たして何処がどの様に変わったのだろうか・・・・・」と気にする日々。
「これは一度確かめてみなくては!!」ということになり、先日乗車してまいりました。

今回乗車したのは、前回の乗車と同様、平日福岡発の西鉄高速バス担当便。
ご紹介するまでもありませんが、こちらの車両に乗車しました。(写真はイメージです。)
西鉄高速バス「Lions Express」 8546

西鉄高速バス「Lions Express」 8546 リア
西鉄高速バス福岡支社所属の日野セレガSHD(LKG-RU1ESBA)。
旧西鉄ライオンズのロゴが入った専用車です。
外見上は特に変わったところがありませんが、一体、何処が変わったというのでしょうか・・・・・。

始発は西鉄天神バスセンター。
遅くても発車5分前には5番乗り場に入線してきます。
西鉄高速バス「ライオンズエクスプレス」 8546 西鉄天神BC入線

改札を終えたところで、早速車内を見てみることに。
西鉄高速バス「ライオンズエクスプレス」 8546 車内

西鉄高速バス「ライオンズエクスプレス」 8546 シート
一見何も変わっていない様に見えますが、実は定員が38名から34名に変更され、これに伴いシートピッチが拡大されております。
とかく「西鉄高速バスの専用車はシートピッチが狭い。」と言われ続けて来ましたが、ついに共同運行会社の仕様に合わせました。

更にこちら↓。
西鉄高速バス「ライオンズエクスプレス」 8546 シート フルリクライニング状態
写真では分かり難いかもしれませんが、シートのリクライニング角度も変更された様で、若干ではありますが、これまでよりも深く倒れるようになりました。
シートピッチが拡大されたから出来たことですね。
これが一つ目の改善ポイントになります。

そして、二つ目の改善ポイントがこちら↓。
西鉄高速バス「ライオンズエクスプレス」 8546 通路側電源コンセント
前席中央肘掛下部に電源コンセントが増設され、これで通路側の乗客もコンセントを利用できる様になりました。

以上が西鉄高速バス「ライオンズエクスプレス」の大きな改善ポイントになりますが、特にシートピッチ拡大とコンセントの増設は、利用客とっては大きなアピールポイントになるのでは?と思いますね。

西鉄高速バス「Lions Express」 8546 後部トイレ

西鉄高速バス「Lions Express」 8546後部乗務員仮眠室
以前の乗車記でも紹介していますが、車内後部にはトイレと乗務員仮眠室が設置されています。
この辺は、西武観光バス便と同様の配置ですね。

西鉄高速バス「Lions Express」 8546 毛布&スリッパ
各座席には毛布と使い捨てスリッパが装備されています。
西武観光バス便にはスリッパが装備されていませんが、長時間乗車にこの様なスリッパの装備はありがたく思いますね。

西鉄高速バス「ライオンズエクスプレス」 8546 高速バス表示ガイドラインに基づく掲示
勿論、車内前方には、高速バス表示ガイドラインに基づいた掲示もありました。

以上、改善された西鉄高速バス「ライオンズエクスプレス」の車内をざっと見て回りましたが、正直な話、これはもう『西鉄高速バス便一択』になりそうですね。

では、当日の模様を簡単にご紹介。
西鉄天神バスセンターで5名の乗客を乗せた「ライオンズエクスプレス」は、博多バスターミナルで7名の乗客を乗せ、福岡都市高速道路から九州自動車道~関門橋~中国自動車道~山陽自動車道~中国自動車道~名神高速道路~新名神高速道路~東名阪自動車道~伊勢湾岸自動車道~東名高速道路~新東名高速道路~東名高速道路を経由して、横浜・東京池袋・大宮へと向かいます。

途中、2箇所で開放休憩がありますが、消灯前の休憩は、前回乗車時と同様、山陽自動車道の下松サービスにて行われます。
定刻走行ですと、23時頃には到着します。
西鉄高速バス「ライオンズエクスプレス」 8546 下松SAにて(H24.11.28)

こちらを出発すると、車内は消灯されます。
翌朝の東名高速道路足柄サービスエリア到着まで、途中下車することが出来ません。
シートを倒して目を瞑ると、何時しか眠りについていましたww。

翌朝、カーテンが開けられたところで、2箇所目の休憩場所である足柄サービスエリアに到着します。
定刻ですと8時過ぎには到着します。
西鉄高速バス「ライオンズエクスプレス」 8546 足柄SAにて その1(H24.11.29)

西鉄高速バス「ライオンズエクスプレス」 8546 足柄SAにて その2(H24.11.29)

15分程の休憩を終えた「ライオンズエクスプレス」は、足柄サービスエリアを出発後、東名高速を横浜へ向けてひた走ります。
横浜町田インターからは保土ヶ谷バイパスに入ると、恒例(?)の渋滞に巻き込まれます。
9時52分、定刻よりも20分程遅れてバスは横浜駅東口YACTに到着します。
ここで5名が下車し、バスは首都高速羽田線から都心環状線を抜けて5号線護国寺ランプへと向かうのですが、ここでも渋滞に巻き込まれ、遅延は更に伸びます。
結局、東京池袋駅東口高速バス乗り場には、定刻40分遅れの11時過ぎに到着しました。
西鉄高速バス「ライオンズエクスプレス」 8546 池袋駅東口到着(H24.11.29)
この後、さいたま大宮へとバス旅は続く・・・・・といいたいところですが、今回は午後の飛行機で札幌へ戻らなければならないという理由でここで下車。
名残惜しかったのですが、仕方がありません。

というわけで、西鉄高速バス「ライオンズエクスプレス」の乗車記(再乗車分)をご紹介しました。
前回の乗車記で、「西武観光バスと西鉄高速バスの車両を比較すると、それぞれ一長一短がある」という主旨の内容を書いたかと思いますが、今回改善された西鉄高速バス「ライオンズエクスプレス」に乗車してみて感じたのは、先述の通り「選ぶのなら西鉄高速バス便一択」ということですね。
座席のシートピッチが改善され、リクライニング角度も深く、コンセント増設により全席でコンセントが使用できるとなると、わざわざ西武観光バス便を選んで乗る理由が無くなってしまいました。(西武観光バスには申し訳ないのですが・・・。)
それと、今回の事例を通じて、顧客視線で物事を考え、利用客の要望を聞き、改善点を洗い出し、実行に移していくことの重要性を改めて感じましたね。
今後、西武観光バスがどの様に動くのかは分かりませんが、少なくても西鉄高速バスのサービスレベルに追いつく様に、是非とも改善を望みたいですね。

最後に、前回の乗車記でも書きましたが、「ライオンズエクスプレス」は、使い方によっては非常に使い勝手が良い路線です。
特に横浜からの利用が、使い勝手という意味で、この路線の一番の良さを感じられるかもしれません。
「首都圏~福岡間を出来るだけ格安で移動したい。」という方には、この路線はお勧めします。
ご旅行・帰省の足として、「ライオンズエクスプレス」を是非どうぞ

※現在は運行を終了しています。


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