南海バスで大阪府唯一の「村」へ行って見ました。
南海バスを乗りついで千早赤阪村へ・・・【その2】光明池駅→河内長野駅前→金剛山ロープウェイ前→河内長野駅前
401系統 天野山線(光明池駅~河内長野駅前) 光明池駅→河内長野駅前
光明池駅からは、こちらのバスに乗車します。
泉北高速鉄道光明池駅と南海高野線・近鉄長野線河内長野駅の間を結ぶ「401系統 天野山線」(光明池駅~河内長野駅前系統)です。
こちらの路線も、南海バスが運行する一般路線バスとしては長距離の部類に入る路線で、所要時間は約1時間となっています。
また、この路線は堺市・和泉市・河内長野市と3市に跨って運行しており、地域間幹線系統路線として国や沿線自治体からの補助を受けて運行している路線でもあります。
沿線には、天野山金剛寺やすだれ資料館、槇尾山施福寺、満願の滝などの観光名所がある他、光明池駅前には運転免許試験場があるなど、地域住民や観光客に重要な交通手段にもなっています。
この路線に乗車するのは今回が2度目ですが、狭隘区間やそこそこのアップダウン区間もあって、乗りバス的にも面白い路線であります。
国分峠を越え、街並みが一望出来るこの場所が、個人的にお勧めのビューポイントだと感じました。
光明駅から約1時間、終点の河内長野駅前に到着しました。
河内長野駅の建物に、南海電鉄の旧自体が残っていたとは・・・貴重な(?)ものを見ることが出来ました。
411系統 小深線(日東町東口経由便) 河内長野駅前→金剛山ロープウェイ前
河内長野駅で昼食を済ませ、河内長野駅前からはいよいよ千早赤阪村へ向かうこちらのバスの乗車します。
河内長野駅前と千早赤阪村の金剛山ロープウェイ前を結ぶ「411系統 小深線」(日東町東口経由便)です。
「小深線」は、昇條坂経由金剛山ロープウェイ前行きの408系統と日東町東口経由金剛山ロープウェイ前行きの411系統、そして観心寺から小吹台方面へ分岐する410系統の3系統が設定されていますが、運行本数を見てみると、金剛山ロープウェイ前行きは平日が日東町東口経由411系統メインで1時間に1本、土休日が昇條坂経由408系統がメインで30分に1本となっており、金剛山登山客をメインとする観光客輸送に主力を置いた運行ダイヤになっています。
また、410系統については、小吹台地区が住宅地ということもあり、平日は1時間1本~2本、土休日は1時間に1本と、通勤・通学客に主力を置いた運行ダイヤになっています。
所要時間は40分弱とさほど長くありませんが、上り坂にカーブの連続と、山深く入っていくことを実感出来る”乗りバス的にも面白い路線”です。
千早赤阪村に近づくにつれ、雪景色に変わっていきます。
まさか大阪府で雪景色に出会えるとは・・・。
河内長野駅前を発車して約45分、終点の金剛山ロープウェイ前に到着しました。
降車専用のバス停を見てみますが・・・まさかここで南海の旧社章が見られるとは思いもしませんでした(笑)。
降車専用のバス停付近にある観光案内図です。
折角なので、日本で唯一の村営ロープウェイ「金剛山ロープウェイ」にでも乗車・・・と思いましたが、大阪府北部地震を受け村がロープウェー施設の耐震診断をしたところ、駅舎の強度不足が判明したことで、なんと2019年3月より運休しているのです。
しかも、後に村による運営を断念したとのことで、民間への譲渡や新たな方法を模索したそうですが、譲渡先が見つからず、2022年9月16日に撤去工事の関連予算の債務負担行為(限度額800万円)を盛り込んだ補正予算案を提案し、全会一致で可決され廃止撤去が決定したそうです。
もっと早く来て乗っておけば・・・と後悔したのでありました。
408系統 小深線(昇條坂経由便) 金剛山ロープウェイ前→河内長野駅前
乗車して来たバスは、乗車専用停留所に移動し、折り返し408系統昇條坂経由河内長野駅前行きとして発車を待ちます。
往路は終点まで乗り通した乗客が私一人でしたが、復路は金剛山登山を楽しまれたと思わしき登山客で混雑。
多くの立客が出る程の賑わいぶりでした。
雪景色の千早赤阪村をあとにします。
アイスバーン気味の山道を、バスは巧みなハンドル捌きで慎重に下っていきます。
金剛山ロープウェイ前から50分程で、バスは終点の河内長野駅前に到着しました。
その後、南海高野線で堺東駅まで移動し、南海堺東駅前からは再度「0系統 堺・大大小路線」(堺シャトル)で南海堺駅前へ移動。
この日のバス旅はこれにて終了となりました。(写真はイメージです。)
最後に
初めてバスで千早赤坂村へ行ってみましたが、大阪府にこの様な長閑な場所があったとは・・・もっと早く、出来れば金剛山ロープウェイが運行している頃に訪れておくべきでした。また、登山客が多いことや、ドライブで訪れていた方が多かったことなどを見ると、大阪市や周辺都市から近い観光スポットとしても有名なのでしょうね。
今回は冬の寒い時期の訪問でしたが、今度は春先から初夏の涼しい時期に是非とも訪れたいですね。
そして、もっと時間をかけて千早赤阪村の街をじっくり見てみたい・・・そんなことを思った今回のバス旅でございました。
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