「スターライト釧路号」と「ルパン列車」を追いかけて【後編】

夜行バス,昼行高速バス,高速バス乗車記,一般路線バス,鉄道


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前々回のブログの続きになります。


「ルパン三世」ラッピング列車とラッピングバスを追いかけた旅も、今日が最終回。
今回は、浜中町からモンキー・パンチさんの故郷である浜中町霧多布を経由して釧路へ、そして更に札幌まで戻ります。

「ルパン列車」から「ルパンバス」に乗り継いで浜中町霧多布へ

根室駅を8時22分に出発した釧路行き普通列車5628Dに乗車した私。
約1時間かけて浜中駅へと向かいます。
JR北海道 花咲線 浜中駅

JR浜中駅の様子は前回でもご紹介しましたが、あらゆるところにルパン達が。
JR花咲線 浜中駅 特大ポスター
ルパンファンにはたまらない駅となっております。

で、ここからは、くしろバスの浜中線(JR浜中駅~霧多布間)で、「ルパン三世」原作者モンキー・パンチさんの故郷である、浜中町霧多布へと向かいます。
乗車したのは、【中編】でもご紹介したこのバス。
くしろバス 浜中線 ルパン三世ラッピングバス 浜中駅にて
くしろバスの「ルパン三世」ラッピングバスです。

このバスも、「ルパン列車」と同時にデビュー。
浜中線の他に、この後ご紹介する霧多布線(釧路~厚岸・霧多布間)にも運用されています。
まずは、JR浜中駅から霧多布までこのバスで移動することにします。

JR浜中駅を出発して暫くすると、海岸線の道路へ。
そして海岸線の道路を走ること約15分程で、バスは霧多布市街に入ります。
町役場を経由し、市街地を出ると、終点の「霧多布温泉ゆうゆ」に到着。
所要時間20分強で運賃540円・・・・・ローカル路線バスの運賃ですね(笑)。

「霧多布温泉ゆうゆ」は、浜中町が運営している保養施設で、大人500円で入浴することが出来ます。
霧多布温泉 ゆうゆ
今回は少ない時間ながらもさっとひとっ風呂浴びてきました。

そして「ゆうゆ」は街の高台にあることから、ここから眺める景色も素晴らしいのです!
霧多布温泉ゆうゆから眺める景色 その1

霧多布温泉ゆうゆから眺める景色 その2
あの景色の向こうには・・・・・・瞑想している五右ェ門がいたりして(笑)。

敷地内にはくしろバスの浜中出張所もあります。
で、見かけたのがこちら。
くしろバス 浜中線 ルパン三世ラッピングバス ・144 非公式側
もう1台の「ルパン三世」ラッピングバスが停車していました。

どうもこのバス、釧路の本社所属の車両らしく、くしろバス本社を朝の7時30分に出発して霧多布線で霧多布に到着後、浜中線を2往復して霧多布から霧多布線で釧路へ戻る・・・・・という運用になっている様です。
ということは、私がこの後乗車する霧多布線のバスは???
実はこのバスでした。
くしろバス 霧多布線 ルパン三世ラッピングバス ・141

くしろバス 霧多布線 ルパン三世ラッピングバス ・141 正面
浜中から乗車して来たこのバスです(笑)。
つまり、浜中からこのバスで釧路へ移動することに。
随分と過酷(?)な運用を組んでいる様です・・・・・。

出発時間が近づいたところで、バス停で入線を待ちます。
くしろバス 霧多布温泉ゆうゆ バス停
バス停は至って普通のバス停ですが、日差しと海風の影響でしょうか、一部が壊れています。

と、バスを待っていると、一台のタクシーが・・・・・
霧多布中央タクシー ルパン三世ラッピングタクシー トヨタ プリウス
「ルパン三世」ラッピングタクシーではありませんか!
こんなところで見られるとは・・・・・ちょっと感激です!

同じ「ルパンバス」で釧路へ

そうこうしているうちに、釧路行きのくしろバス「霧多布線」が乗り場に到着します。
くしろバス 霧多布線 ルパン三世ラッピングバス ・141 霧多布温泉ゆうゆ発車前

くしろバス 霧多布線 ルパン三世ラッピングバス ・141 側面方向幕

車内はこんな感じです。
くしろバス 霧多布線 ルパン三世ラッピングバス ・141 車内
後で調べて分かったことなのですが、このバスは大阪市交通局から来た中古車両のようですね。
この車両で2時間は少々きつい気もしますが、極端に苦痛に感じずに済んだのは大阪市営の車両グレードの高さからなんでしょうか。

バスは霧多布温泉ゆうゆを出発後、霧多布市街で乗客数名を拾います。
その後、海沿いの集落で数名が乗車。
乗客は少ないものの、地元の足として機能していることを改めて実感します。
霧多布を出発後、約1時間で厚岸市街に入ります。
JR厚岸駅前にあるくしろバス厚岸営業所で乗務員が交代。
その後、海沿いの道路から国道44号線に入り、釧路市内へと向かいます。
暫く走行して、ウィンズ釧路やイオン釧路店の前を通過すると、釧路市内はもうすぐ。
釧路市内に入り、鶴ヶ岱2丁目、市立病院、三慈会病院前を通過し、更に幣舞橋を通過して釧路駅前のバスターミナルにはほぼ定刻の12時35分に到着。
所要時間約2時間で運賃2100円。
う~ん、やっぱりローカル路線バスに乗車するのにはある程度のお金が必要ですね。

以上で、「ルパン三世」ラッピング列車とバスの旅はひとまず完結しましたが、今回乗車して感じたのは、「PRのやり方によっては地域の名物になるのでは?」ということ。
折角登場させたのですから、あとは多くに人にこのラッピング列車とバスの存在を知ってもらい、乗ってもらって浜中町に足を運んでもらう努力が必要ですね。
今後浜中町では「ルパン三世」にちなんだ企画を本格化させるそうなので、浜中町の取り組みにも注目していきたいですし、特に霧多布地区は景色が素晴らしく、海の幸が美味しい地域でもあるので、これから夏にかけての1年で一番良い時期に、是非浜中町・及び霧多布を訪れて欲しいと思います。
いずれにしろ、浜中町が「ルパン三世」の街として全国的に有名になると、北海道民としては嬉しいですね。
機会があれば、もう一度浜中町霧多布を訪れてみようかと思っています。

尚、「ルパン三世」ラッピング列車及び「ルパン三世」ラッピングバスの運行日・運行時刻が、JR北海道釧路支社とくしろバスの公式HPに掲載されています。
「ルパン列車」「ルパンバス」を見てみたい、または乗ってみたいという方は、事前にHPで確認されることをお勧めします。
・JR北海道釧路支社「ルパン列車」運用表
⇒ https://www.jrkushiro.jp/lupintrain.html
・くしろバス「ルパンバス」運用時刻表
⇒ http://www.kushirobus.jp/1/pdf/lupinjikoku.pdf

最後は釧路から「スターライト釧路号」で札幌へ

釧路からは、くしろバスの都市間バス「スターライト釧路号」で札幌に戻りました。
くしろバス「スターライト釧路号」 ・307

くしろバス「スターライト釧路号」 ・307 釧路駅バスターミナル改札中
この便は週末の午後出発便ということもあってか、予約で満席でした。
数年前の「スターライト釧路号」では考えられない状況にちょっとビックリ。
学割運賃導入や増便等の地道な営業努力に加えて道東道の延伸が好結果に繋がっていることを改めて実感しました。

車内はこんな感じです。
くしろバス「スターライト釧路号」 ・307 車内

くしろバス「スターライト釧路号」 ・307 シート
中央バス仕様のシート配列ではなく、本州の事業車等で見られる、ごく普通の3列独立シート29人乗りの夜行高速仕様になっています。

途中休憩は、往路と同じ十勝平原サービスアリアで10分程設定されています。
この現行ガーラですが、当たりの車両なのか乗り心地が良く、途中何度も睡魔に負けてしまいました(笑)。

目を覚ますとバスは既に札幌市内を走行。
ちょっと勿体無いことをしてしまったかな・・・・・。

若干交通量が多い中、バスは定刻よりも若干早い18時40分に札幌駅前ターミナルに到着しました。
くしろバス「スターライト釧路号」 ・307 札幌駅前ターミナル到着

往路の中央バス便もそうでしたが、道東道延伸で想像していた以上に快適に移動することが出来た今回の「スターライト釧路号」。
一時期JRの利用に移っていた時期もありましたが、釧路~札幌間に限っては、今後は再び都市間バスのリピータになりそうです(笑)。
【終】


【お知らせ】
「スターライトくしろ号」のご予約は、日本旅行「バスぷらざ」からどうぞ。



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