鹿児島交通観光バス「桜島号」昼行便 乗車記
福岡~鹿児島間の高速バス「桜島号」。
西日本鉄道・西鉄高速バス・JR九州バス・南国交通・鹿児島交通観光バス・いわさきバスネットワークの計6社が、夜行便1往復も含めて1日24往復という高頻度で運行しています。
福岡~鹿児島間といえば、九州新幹線ともろに並行する区間でありますが、安さとゆったりシートで移動できる高速バスの利便性が周知されているからか、若者・女性を中心に多くの方に支持・利用されています。
今般、所要を兼ねてまたもや懲りずに「桜島号」昼行便に乗車してきましたので、今回はその時の模様をご紹介します。
まずはこの場所から鹿児島へ移動です。
こちらのバス↓を利用しました。(※写真はイメージです。)
西鉄高速バスの「桜島号」夜行便です。
三重交通にレンタルされていた4012号車(三菱KL-MS86MP 西工02MC SD-Ⅰ)が「お伊勢さんエクスプレス福岡号」運行終了に伴い、にしてつグループに戻ってきました。
現在は西鉄高速バスに移籍の上、主に「桜島号」夜行便に使用されています。
西鉄天神バスセンターを定刻に発車し、博多バスターミナルでほぼ満席となったバスは、一路九州道を鹿児島へ向けてひた走ります。
西工車ならではの乗り心地と快適な車内を堪能し、ほぼ定刻にバスは鹿児島本港高速船ターミナルに到着です。
鹿児島での所用を素早く済ませ、折り返しの「桜島号」昼行便の到着を待ちます。
やがてバス乗り場に、次なるバスが入線してきます。
そのバスとは・・・こちら↓。
鹿児島交通観光バス所属の日野セレガR-GD(KL-RU1FSEA)です。
前身の南九州バスネットワーク(後の林田バス)時代に導入され、一時期大分線「トロピカル号」に投入されたこともあります。
岩崎美術館の全面広告が、いかにも「いわさきグループ」らしいなぁと思いますね。
発車10分前には改札が開始されます。 今回も前回の九州遠征と同様、「SUNQパス」全九州版3日用を利用したのですが、こちら鹿児島交通観光バスでも券番を控えていました。
鹿児島側事業者の共通事項なのでしょう。
車内はこの様になっておりまして、
3列独立シート28人乗り夜行高速仕様になっています。
グレーのシートモケットが特徴といえましょうか。
天竜製の標準シートを採用していますが、他のいわさきグループ所属の車両のシートと比較して、心なしかしっかりとした造りに見えるのは気のせいでしょうかぁ・・・。
とはいえ、所要4時間程度の昼行路線で夜行仕様の車両で快適に移動・・・「乗り得」の車両であることには間違いないでしょう。
鹿児島本港高速船ターミナルを定刻に出発した「桜島号」は、天文館で乗車扱いを行い、鹿児島中央駅前へと向かいます。
鹿児島中央ターミナルビル1階の鹿児島中央駅前(南国交通バスターミナル)で8割近くの座席が埋まり、バスは下伊敷~鹿児島北インターから九州道へ。
高速帖佐、鹿児島空港南で乗車扱いを行ったバスは、福岡へ向けて九州道をひた走ります。
鹿児島を出発して約2時間経ったところで、バスは唯一の休憩場所である宮原サービスエリアに到着。
ここで約10分間の開放休憩タイムです。
半数の乗客がバスを降り、トイレや買い物、一服をして僅かな休憩時間を有意義に過ごします。
乗客が全員揃ったところで乗務員が人数確認を実施し、バスは福岡ヘ向けて再度ひた走ります。
左手に新八代駅を望み、熊本平野を駆け抜け、鳥栖ジャンクションを通過すると、福岡まであともう少しです。
大宰府インターで九州自動車道から福岡都市高速道路に入り、天神北ランプで都市高速を降りると、福岡の中心街「天神」はもう目の前。
天神周辺の目立った渋滞も無く、バスは定刻よりも10分程早く西鉄バスセンターに到着します。
ここでほぼ半数の乗客が下車。
更に約15分程走行し、バスは終点の博多バスターミナル2階降車ホームに到着しました。
乗務員から荷物を受け取ると、三々五々にそれぞれの目的地へと向かっていきました。
車両自体も決して新しい車両ではなく、所々痛んでいる箇所もありましたが、それでも夜行高速仕様の車両での移動ということで、道中快適に過ごさせていただきました。
これまでにも何度となく書いていますが、福岡~鹿児島間においては、新幹線と高速バスの棲み分けが上手く出来ている印象を受けます。
今後、新幹線と高速バスの棲み分けバランスどの様に変化するかは不明ですが、現状を見る限り当分の間は崩れることがないのではないでしょうか。
しかしながら、九州といえば、鉄道VS高速バスのサービス合戦の構図が昔から注目されており、今後も注目され続けることでしょう。
現に、にしてつグループでは片道2,000円台の「早割」サービスも開始しましたし、新幹線を運行するJR九州もこの先黙ってはいないでしょう。
新幹線を運行するJR九州が今後どの様な手を打ってくるか、そして高速バスはどの様な施策でJR対抗するのか・・・両陣営の今後の動きにも引き続き注目したいですね。
【乗車データ】 福岡→鹿児島
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このブログではすでに何度も登場していて、読者様にとってはお馴染みであろう
西日本鉄道・西鉄高速バス・JR九州バス・南国交通・鹿児島交通観光バス・いわさきバスネットワークの計6社が、夜行便1往復も含めて1日24往復という高頻度で運行しています。
福岡~鹿児島間といえば、九州新幹線ともろに並行する区間でありますが、安さとゆったりシートで移動できる高速バスの利便性が周知されているからか、若者・女性を中心に多くの方に支持・利用されています。
今般、所要を兼ねてまたもや懲りずに「桜島号」昼行便に乗車してきましたので、今回はその時の模様をご紹介します。
レンタルから返却されて来た車両で快眠移動!
大分での所要を終え、西鉄「とよのくに号」で福岡の西鉄天神バスセンターに到着したのは、日が暮れた20時過ぎ。(※写真はイメージです。)まずはこの場所から鹿児島へ移動です。
こちらのバス↓を利用しました。(※写真はイメージです。)
西鉄高速バスの「桜島号」夜行便です。
三重交通にレンタルされていた4012号車(三菱KL-MS86MP 西工02MC SD-Ⅰ)が「お伊勢さんエクスプレス福岡号」運行終了に伴い、にしてつグループに戻ってきました。
現在は西鉄高速バスに移籍の上、主に「桜島号」夜行便に使用されています。
西鉄天神バスセンターを定刻に発車し、博多バスターミナルでほぼ満席となったバスは、一路九州道を鹿児島へ向けてひた走ります。
西工車ならではの乗り心地と快適な車内を堪能し、ほぼ定刻にバスは鹿児島本港高速船ターミナルに到着です。
ひと際目立つ岩崎美術館の全面広告
で、ここからが今回のメインとなります。鹿児島での所用を素早く済ませ、折り返しの「桜島号」昼行便の到着を待ちます。
やがてバス乗り場に、次なるバスが入線してきます。
そのバスとは・・・こちら↓。
鹿児島交通観光バス所属の日野セレガR-GD(KL-RU1FSEA)です。
前身の南九州バスネットワーク(後の林田バス)時代に導入され、一時期大分線「トロピカル号」に投入されたこともあります。
岩崎美術館の全面広告が、いかにも「いわさきグループ」らしいなぁと思いますね。
発車10分前には改札が開始されます。 今回も前回の九州遠征と同様、「SUNQパス」全九州版3日用を利用したのですが、こちら鹿児島交通観光バスでも券番を控えていました。
鹿児島側事業者の共通事項なのでしょう。
車内はこの様になっておりまして、
3列独立シート28人乗り夜行高速仕様になっています。
グレーのシートモケットが特徴といえましょうか。
天竜製の標準シートを採用していますが、他のいわさきグループ所属の車両のシートと比較して、心なしかしっかりとした造りに見えるのは気のせいでしょうかぁ・・・。
とはいえ、所要4時間程度の昼行路線で夜行仕様の車両で快適に移動・・・「乗り得」の車両であることには間違いないでしょう。
鹿児島本港高速船ターミナルを定刻に出発した「桜島号」は、天文館で乗車扱いを行い、鹿児島中央駅前へと向かいます。
鹿児島中央ターミナルビル1階の鹿児島中央駅前(南国交通バスターミナル)で8割近くの座席が埋まり、バスは下伊敷~鹿児島北インターから九州道へ。
高速帖佐、鹿児島空港南で乗車扱いを行ったバスは、福岡へ向けて九州道をひた走ります。
鹿児島を出発して約2時間経ったところで、バスは唯一の休憩場所である宮原サービスエリアに到着。
ここで約10分間の開放休憩タイムです。
半数の乗客がバスを降り、トイレや買い物、一服をして僅かな休憩時間を有意義に過ごします。
乗客が全員揃ったところで乗務員が人数確認を実施し、バスは福岡ヘ向けて再度ひた走ります。
左手に新八代駅を望み、熊本平野を駆け抜け、鳥栖ジャンクションを通過すると、福岡まであともう少しです。
大宰府インターで九州自動車道から福岡都市高速道路に入り、天神北ランプで都市高速を降りると、福岡の中心街「天神」はもう目の前。
天神周辺の目立った渋滞も無く、バスは定刻よりも10分程早く西鉄バスセンターに到着します。
ここでほぼ半数の乗客が下車。
更に約15分程走行し、バスは終点の博多バスターミナル2階降車ホームに到着しました。
乗務員から荷物を受け取ると、三々五々にそれぞれの目的地へと向かっていきました。
新幹線と高速バスの棲み分けが上手く出来ている「桜島号」
というわけで、今回、鹿児島交通観光バス担当の「桜島号」昼行便に乗車しましたが、今回の乗車でも若者・女性を中心とした利用者層に支えられていることを改めて実感しました。車両自体も決して新しい車両ではなく、所々痛んでいる箇所もありましたが、それでも夜行高速仕様の車両での移動ということで、道中快適に過ごさせていただきました。
これまでにも何度となく書いていますが、福岡~鹿児島間においては、新幹線と高速バスの棲み分けが上手く出来ている印象を受けます。
今後、新幹線と高速バスの棲み分けバランスどの様に変化するかは不明ですが、現状を見る限り当分の間は崩れることがないのではないでしょうか。
しかしながら、九州といえば、鉄道VS高速バスのサービス合戦の構図が昔から注目されており、今後も注目され続けることでしょう。
現に、にしてつグループでは片道2,000円台の「早割」サービスも開始しましたし、新幹線を運行するJR九州もこの先黙ってはいないでしょう。
新幹線を運行するJR九州が今後どの様な手を打ってくるか、そして高速バスはどの様な施策でJR対抗するのか・・・両陣営の今後の動きにも引き続き注目したいですね。
【乗車データ】 福岡→鹿児島
- 乗車日:2014/02/18
- 乗車区間:
西鉄天神バスセンター→鹿児島本港高速船ターミナル - 運行会社:西鉄高速バス
- 車両:三菱/KL-MS86MP(西工02MC SD-Ⅰ)
- 年式:2005年式
- 所属:福岡支社
- 社番:4012
- 乗車日:2014/02/19
- 乗車区間:
鹿児島本港高速船ターミナル→博多バスターミナル - 運行会社:鹿児島交通観光バス
- 車両:日野/セレガR-GD(KL-RU1FSEA)
- 年式:2004年式
- 所属:鹿児島営業所
- 社番:431
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