伊予鉄道の路面電車「松山市内線」
四国最大の街、愛媛県松山市。
私が松山に来たら必ずといって良いほど”道後温泉”へ立ち寄るのですが、この道後温泉や松山市内の重要な交通機関が、これからご紹介する伊予鉄道の路面電車「松山市内線」であります。
というわけで、今回は伊予鉄道の路面電車「松山市内線」について簡単にご紹介したいと思います。
運行系統は全部で5系統
伊予鉄道の路面電車「松山市内線」は、伊予鉄松山市駅を起点とし、松山城を囲む形で運行されている環状線(東回りと西回りあり)、および松山市の最大の観光地である道後温泉と松山市駅前、JR松山駅前、本町六丁目を結ぶ系統で運行されています。正確には全部で6路線(城北線、城南線、城南連絡線、本町線、大手町線、花園線)から構成されていますが、1路線単独で運行が完結する系統は無く、運行系統としては以下の5系統によって運行されています。
【運行系統】
1系統 環状線 松山市駅前→JR松山駅前→古町→木屋町→上一万→大街道→松山市駅前
2系統 環状線 松山市駅前→大街道→上一万→木屋町→古町→JR松山駅前→松山市駅前
3系統 市駅線 松山市駅前-大街道-上一万-道後温泉
5系統 JR線 JR松山駅前-南堀端-大街道-上一万-道後温泉
6系統 本町線 本町6丁目-南堀端-大街道-上一万-道後温泉
このうち、上一万~南堀端間は全系統が集中するために多頻度の運行になっている一方で、6系統の本町線は約30分おきの運行となっています。
車両は主力車両モハ50形(23両)の他、元京都市電のモハ2000形(5両)、2002年から数年間かけて導入された単車LRT車両「2100形」(10両)が活躍している他、2001年に復元された「坊ちゃん列車も」2編成が松山観光の足として活躍しています。
主力の50形(写真は71形)
全国でも珍しい単車型のLRT車両「2100形」
今や松山の観光の顔となっている「坊ちゃん列車」
伊予鉄道の路面電車の良いところは、気軽に利用出来る運賃体系なのではないでしょうか?
全線均一大人150円(小人80円)と格安で、本町六丁目、JR松山駅前、南堀端、上一万の各電停では、乗務員から発行される「乗りつぎ券」を利用することで、通し運賃で乗り換えることが出来ます。
更に路面電車用の一日乗車券も販売され1枚400円と格安な他、同社が発売しているICカード乗車券「ICい~かーど」を利用すれば、片道運賃が1割引(10円引き)になるだけでなく、路面電車の一日の通算利用運賃が400円を超えたところで、「ICい~かーど」が自動的に”路面電車の一日乗車券”として利用することが出来ます。
私もどういう訳か「ICい~かーど」を持っていますが、松山へ行った際はとかく重宝しております。
今回は時間の関係から、3系統(松山市-大街道-上一万-道後温泉)を利用しました。
松山市内線としては幹線の部類に入る系統で、運行頻度も日中時間帯は7~8分毎と大変便利。
時間を気にせずに気軽に利用出来るのが路面電車の良さですね。
行きは主力の50形、帰りは単車LRTの2100形に乗車。
50形(73形)
2100形(2109形)
路面電車に揺られながら温泉地へ・・・・そして温泉で身も心もリフレッシュ。
松山に来たときの楽しみの一つでもあります。
湯上りの後は、道後温泉近辺の散策したり、ゆっくり松山市内を観光したりするのもいいですね。
私は道後温泉でゆっくりした後、松山市内を観光するか高速バスで他県へ移動することが多いのですが、機会があれば道後温泉でゆっくり一泊したいですね。
色々と書きましたが、市内の移動はもとより道後温泉への足として便利な、伊予鉄道の路面電車「松山市内線」。
そしてこの路線には、言葉では言い尽くせない「独特の情緒」がある様な気がします。
乗れば乗る程ハマってしまう魅力が、この路線にはあります。
残念ながら、全路線制覇は出来ていないのですが、機会があれば最後の未乗路線「6系統 本町線」に乗車して、松山市内線完乗を果たしたいですね。
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