阿寒バス「スターライト釧路号」日野グランジェット
写真は、今から約18年前に撮影した阿寒バスの「スターライト釧路号」日野グランジェット（P-RU638BB）です。
この車両、元々は北海道中央バスが同路線用専用車として保有していた車両で、くしろバスと阿寒バスが同路線に新規参入するにあたって譲渡されました。
当時は3列シートの高速バスが普及し始めた頃であり、一方で日野グランジェットを夜行用車両として使用するケースは全国何処探しても「スターライト釧路号」以外無かった事もあって、バスファンの間では注目される車両でもありました。
車内は独立3列シート28人乗りの夜行高速仕様でした。
仕様の決定については、当時の北海道中央バスの担当者が実際に「ノクターン号」に乗車、参考にしたとも言われています。
その為か、シートの構造からシートモケットの模様まで、正しく「ノクターン号」のコピーとも言える車内の造りになっていました。
暫くは「スターライト釧路号」の予備車として活躍していましたが、同社に日野セレガ（KC-RU4FSCB）が導入されてからは一線を退き、一時期「釧北号」（釧路～北見線）の専用車ともしても活躍していましたが、2000年頃に廃車されました。
私自身、この車両は「釧北号」運用時に１度だけ乗車した事がありますが、重厚な装備とグランデッカーシリーズ独特の走りが今でも思い出として残っています。
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