- 所要時間:約60分
- 運賃:大人2,000円・小人1,000円
- 天神〜太宰府間を都市高速経由で結ぶ観光コース
- 屋根なし2階建てバスで開放感抜群
- おすすめ座席は11A・11B席
- 土日祝は事前予約推奨
- 福岡観光初心者・写真好きに特におすすめ
福岡観光といえば、博多グルメや中洲、太宰府天満宮を思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、「移動そのものを観光に変えてくれる」特別なバスがあるのをご存じでしょうか。
それが、西日本鉄道(本社:福岡市、以下:西鉄)が運行する「福岡オープントップバス」です。
福岡市中心部を走行する西鉄「福岡オープントップバス」専用車両 0012号車
今回はその中でも、2026年3月下旬に運行を開始した新コース「太宰府コース」に実際に乗車した体験をもとに、
- 所要時間
- 運賃
- 停車地
- 車内設備
- 予約方法
- メリット・デメリット
- 実際の乗車レビュー
まで、旅行ブログ形式で詳しく紹介します。
福岡旅行をワンランク特別なものにしたい人は、ぜひ参考にしていただけると幸いです。
「福岡オープントップバス」とは?
福岡観光で人気の屋根なし2階建てバス
「福岡オープントップバス」は、福岡市内や近郊観光を楽しめる2階建て観光バス。
2012(平成24)年3月24日より福岡市の観光活性化を目的として運行が開始され、今年2026年で運行開始から14年を迎えました。
福岡市役所前で発車を待つ西鉄「福岡オープントップバス」初代専用車両 0010号車
福岡市役所前で発車を待つ西鉄「福岡オープントップバス」初代専用車両 0011号車
2026年には、2代目専用車両となる新型車両がデビュー。
2026年3月28日より運行を開始し、これに合わせるかたちでコースの見直しも実施、新たに福岡中心部と太宰府エリアを往復する「太宰府コース」が新設されました。
最大の特徴は、2階席に屋根がないこと。
開放感抜群の車内から、福岡の街並みをダイナミックに楽しめるのが、このバスの特徴です。
コースは、以下の3種類4コースが設定されています。
- 「シーサイドももちコース」:
福岡都市高速道路・シーサイドももちを通り、福岡タワー、大濠公園前、大濠公園・福岡城址で降車扱いを行います。 - 「太宰府コース(太宰府行き)(天神行き)」:
福岡都市高速道路を通り天神~西鉄太宰府駅を走行するコース。
2026年3月28年より運行を開始した新コースで、天神→西鉄太宰府駅と西鉄太宰府駅→天神の2コースが設定されています。 - 「福岡きらめきコース」:
天神を発車し、博多駅を通った後、福岡都市高速道路で福岡タワーまで行き、天神へ戻る夜間コースです。
その中から、今回は福岡市中心部から歴史ある太宰府エリアまで足を延ばす新ルート「太宰府コース」(太宰府行き)をご紹介します。
「福岡オープントップバス」太宰府コースの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 路線名 | 「福岡オープントップバス」太宰府コース |
| 運行会社 | 西日本鉄道 |
| 出発地 | 西鉄天神高速バスターミナル(太宰府行き)/西鉄太宰府駅(天神行き) |
| 所要時間 | 約60分 |
| 運賃 | 大人片道2,000円(小人半額) |
| 特徴 | 屋根なし・観光ガイド付き |
「福岡オープントップバス」太宰府コースの所要時間・運賃・停車バス停一覧
所要時間
太宰府コースの所要時間は約60分です。
一般的な路線バスとは違い、「観光を楽しむ」ことが目的のため、ゆったりとした運行になっています。
都市高速を走行する区間もあり、通常のバス移動とは違う爽快感を味わえます。
運賃
- 大人:2,000円
- 小人:1,000円
並行する西鉄電車や太宰府ライナーバス「旅人」(博多駅~太宰府)より高めですが、「観光アトラクション」と考えると満足度は高いと思います。
「福岡オープントップバス」太宰府コースの主な停車・通過ポイント
「福岡オープントップバス」太宰府コースのルート
- 西鉄天神高速バスターミナル
- 天神地区
- 福岡都市高速(天神北ランプ)
- 福岡タワー周辺
- 福岡空港周辺
- 水城インター
- 大宰府政庁跡周辺
- 西鉄太宰府駅
細かい停留所に頻繁に停車するというより、「景色を楽しむ」ことに重点を置いた観光ルートとなっています。
「福岡オープントップバス」太宰府コースを西鉄電車・路線バスと比較
西鉄電車・路線バスとの違い
福岡中心部から太宰府へのアクセス方法は複数ありますが、それぞれ特徴が異なります。
太宰府駅に入線する西鉄3000系「旅人」
西鉄の太宰府ライナーバス「旅人」(いすゞガーラHD)
▶西日本鉄道「太宰府ライナーバス『旅人』(たびと)」を見てみる
福岡~太宰府間アクセス比較表
| 項目 | 所要時間 | 運賃 | 景色 | 快適性 | 観光気分 |
|---|---|---|---|---|---|
| 西鉄電車 | 約30分 | 480円 | △ | ◎ | △ |
| 太宰府ライナーバス「旅人」 (博多駅~太宰府) |
約40分 | 800円 | ○ | ○ | ○ |
| タクシー | 約40分 | 6,000円~7,000円前後 | ○ | ◎ | △ |
| 「福岡オープントップバス」 太宰府コース |
約60分 | 2,000円 | ◎ | ◎ | ◎ |
「福岡オープントップバス」太宰府コースはこんな人におすすめ
- 福岡旅行を特別な思い出にしたい人
- 写真映えする観光を楽しみたい人
- 初めて福岡観光をする人
- 普通の移動では物足りない人
「福岡オープントップバス」の使用車両・座席・設備レビュー
屋根なし2階建てバスの迫力がすごい
バスを見た瞬間、まず驚くのがその存在感です。
青または赤の車体に、完全オープンの2階席。
まるで海外観光地のシティツアーバスのような雰囲気があります。
福岡の青空との相性は抜群です。
現在運行されている2代目専用車両は、イギリス ライトバス社製「Eclipse Gemini3(エクリプス ジェミニ3)」(型式:K410、シャーシはスカニア製)という外国製2階建てバス。
初代専用車(日野プロフィアベースの特注車両)よりも「バスらしさ」を感じさせる外観になっています。
青のカラーリングが特徴の西鉄「福岡オープントップバス」専用車両0012
赤のカラーリングが特徴の西鉄「福岡オープントップバス」専用車両0013
太宰府コースの場合、午前中の便は赤色の車両が、午後の便は青色の車両が充てられます。
「福岡オープントップバス」太宰府コース座席の特徴
2階席は開放感抜群
定員は46名(すべて2階席)と、これまでより10席増設。
天候に応じて開閉可能な屋根を新たに設置しており、多少の悪天候でも運行できるようになりました。
2階席は視界を遮るものがほとんどありません。
西鉄「福岡オープントップバス」専用車両0012 2階席 その1
普通の観光バスでは見られない高さから景色を楽しめるため、街並みがまったく違って見えます。
開放感抜群の西鉄「福岡オープントップバス」専用車両0012の2階席
特に都市高速では、風を全身で感じられるのが魅力です。
西鉄「福岡オープントップバス」 0012号車の2階席 その2
「福岡オープントップバス」の車内設備
主な設備一覧
- 多言語音声ガイド
- 観光案内放送
- シートベルト
- 雨天用レインコート
- 観光ガイド
ただし屋根がないため、夏はかなり暑く、冬は非常に寒いです。
なので、季節に応じた服装は必須。
夏場は帽子、冬場は防寒着の持参をおすすめします。
「福岡オープントップバス」太宰府コースの予約方法・乗車方法
予約方法
時期や便によって混むことがあるため、事前予約がおすすめです。
予約手段
- インターネット予約(ハイウェイバスドットコム)
- 電話予約(九州高速バス予約センター 092-734-2727 営業時間:08:00~19:00)
- 窓口購入
乗車時の注意点
オープンデッキならではの注意事項
乗車前にはスタッフから安全説明があります。
特に注意したいのが以下の点です。
- 帽子飛散注意
- 傘使用不可
- 立ち上がり禁止
- 手荷物落下注意
高速走行時はかなり風が強くなりますので、帽子や身の回り品が風で飛ばされないように注意したいです。
「福岡オープントップバス」太宰府コースに乗車
専用バスのりばを新たに整備
やって来たのは、福岡市中央区天神にある西鉄天神高速バスターミナル0番のりば。
貸切バスの発着場所として使用されるのがこちらののりばですが、「福岡オープントップバス」ののりばとして新たに整備されました。
以前は、福岡市役所前のバス停を起終点としていましたが、新型車両導入とコース見直しに伴い、起終点もこちら西鉄天神高速バスターミナルに移って来ました。
時刻表もしっかりと掲示。
のりばに行ってみると、すでにバスが入線していました。
乗車改札は、発車の10分前に開始されます。
乗車したのは、西鉄天神高速バスターミナル13時00分発の太宰府コース2便目。
西日本鉄道博多自動車営業所所属0012号車(ライトバス エクリプス ジェミニⅢ)が充てられていました。
乗車改札を済ませ、2階席へ移動すると、西鉄天神高速バスターミナル車路の天井も手が届く程のアイポイントに驚きます。
天神の街を高い位置から眺める非日常感
13時00分、バスは定刻に西鉄天神高速バスターミナル0番のりばを発車。
発車直後から、普通のバスとはまったく違う景色が広がります。
天神のビル群を同じ高さで眺める感覚は非常に新鮮です。
信号待ちでは歩行者がこちらを見上げて手を振ってくれることもあり、少し有名人気分になります。
都市高速区間が最高に爽快
まるでアトラクションのような体験
天神北ランプから福岡都市高速道路に入ったバスは、博多港や福岡空港などを眺めながら、太宰府をめざします。
遮るものがない状態で高速道路を走るため、風が一気に吹き抜けますが、これが本当に気持ちいいです。
都市高速走行中は想像以上に風が強く、帽子が飛ばされそうになるほど。
一方で、その風を全身で受けながら福岡市街を見下ろす感覚は、通常の観光バスでは絶対に味わえません。
福岡の街並みが一気に流れていく景色は圧巻です。
太宰府エリアの落ち着いた景色も魅力
水城インターで福岡都市高速道路とお別れし、ここから終点の西鉄太宰府駅前では一般道を走行します。
太宰府方面へ進むにつれて、都会的な景色から歴史ある街並みへと変化していきます。
緑が増え、ゆったりした空気感になるのも魅力です。
ガイド案内を聞きながら移動できるため、福岡の歴史や文化を学べる点も満足度が高いポイントです。
バスは約1時間で西鉄太宰府駅に到着。
平日にもかかわらず、多くの観光客が訪れていました。
乗客を降ろしたバスは、待機所へ向けて回送。
太宰府15時30分発福岡天神行きの運行に備えます。
「福岡オープントップバス」太宰府コースのメリット・デメリット
メリット
景色が圧倒的に良い
高い位置から福岡の街を見渡せます。
移動時間そのものが観光になる
単なる移動ではなく、アトラクション感覚で楽しめます。
福岡初心者でも観光しやすい
主要エリアを効率よく巡れますので、福岡初心者でも観光しやすいです。
デメリット
天候の影響を受けやすい
雨や強風時は注意が必要です。(荒天時は運休になることもあります。)
夏冬は気温対策必須
夏は非常に暑く、冬はかなり寒いです。
夏の暑さ対策及び冬の防寒対策はしっかりとした上で乗車しましょう。
通常移動としては割高
「安さ重視」なら西鉄電車や太宰府ライナーバス「旅人」での移動の方が向いています。
総合評価
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 景色 | ★★★★★ |
| 快適性 | ★★★★☆ |
| コスパ | ★★☆☆☆ |
| 観光満足度 | ★★★★★ |
| 非日常感 | ★★★★★ |
「移動」ではなく「体験」を楽しむ観光バスとしては非常に満足度が高い路線。
選択肢としては十分に「アリ」だと思います。
下車後の太宰府観光(太宰府天満宮や九州国立博物館観光)はもちろんのこと、西鉄電車や観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」、太宰府ライナーバス「旅人」と組み合わせて行程を組むのも面白いのではないでしょうか。
食事が楽しめる西鉄の観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」
一方で、同じ会社で西鉄電車や太宰府ライナーバス「旅人」を運行する中、差別化を図ってオープントップバスの乗客を増やすのは容易いことではないなぁというのが率直な感想でした。
「福岡オープントップバス」おすすめの座席は?
私だったら「11A席・11B席」一択です。
2階建てバスといえば、多くは最前列座席もしくはその近くの座席をお勧めしがちですが、「福岡オープントップバス」は2階席からの眺望と開放感を味わってこその観光バス。
そこでお勧めしたいのが、階段すぐ後ろの「11A席・11B席」です。
前方の眺望は楽しめませんが、車内全体を見渡せるのと、オープントップバスならではの開放感を味わうことができるため、私は最前列座席よりは階段すぐ後ろの「11A席・11B席」を是非ともおすすめしたいです。
座席指定も可能ですので、乗車を検討されている方はぜひ参考にしていただけると幸いです。
よくある質問(FAQ)
Q. 雨の日でも運行しますか?
小雨程度なら運行される場合があります。
レインコートが配布されることもあります。
Q. 雨の日でも楽しめますか?
新型車両では開閉式ルーフを採用しており、小雨程度なら運行される場合があります。
ただし荒天時は運休となることもあります。
Q. 冬は寒いですか?
かなり寒いです。
特に都市高速区間では風を強く受けるため、防寒対策は必須です。
Q. 当日券は購入できますか?
空席があれば購入できます。
平日は空席がある場合もありますが、土日祝や大型連休は満席になることもあるため、確実に乗車したい場合は事前予約がおすすめです。
Q. 荷物は持ち込めますか?
小型荷物程度なら可能ですが、大型スーツケースには向きません。
ただし、乗務員やガイドさんに事前申告すれば、スーツケースなどの荷物の持ち込みは可能とのこと。
1階フロアにて預けてくれるそうです。
Q. 子どもでも乗れますか?
乗車可能です。
ただし安全上、シートベルト着用が必要です。
また、未就学児でもシートベルト着用が必要となるため、小人運賃が発生します。
まとめ|福岡観光なら一度は乗りたい爽快観光バス
西日本鉄道の「福岡オープントップバス」太宰府コースは、単なる移動手段ではありません。
福岡の街を風とともに駆け抜ける“体験型観光バス”です。
特に、
- 福岡観光初心者
- 太宰府観光を特別な思い出にしたい人
- 写真映えする旅行をしたい人
- 非日常体験を楽しみたい人
にはおすすめしたいです。
都市高速をオープンデッキで走る爽快感は、一度体験すると忘れられないでしょう。
福岡旅行の思い出作りに、ぜひ乗車してみてはいかがでしょうか。
【乗車データ】
- 乗車日:2026/04/28
- 乗車区間:
西鉄天神高速バスターミナル→西鉄太宰府駅 - 運行会社:西日本鉄道
- 車両:スカニア/Eclipse Gemini3(エクリプス ジェミニ3 ライトバス社製 型式:K410)
- 年式:2025年式
- 所属:博多自動車営業所
- 社番:0012
【おまけ】福岡入りで利用したのは・・・あのバスでした!
「福岡オープントップバス」太宰府コースに乗車するための福岡入りで利用したバスですが・・・今回も東京新宿~北九州・福岡間夜行高速バス「はかた号」(西日本鉄道)に乗車しました。
そして、シートもこれまたこのブログではお馴染みの個室型プレミアムシート。
道中快適な約14時間のバス旅でございました。


