新型コロナウイルス感染症拡大の影響により大きく落ち込んだ交通需要の回復を目的として、現在北海道が実施している「ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン」。
「新北海道スタイル」の構築に協力する道内の交通事業者が販売する割引乗車券等について、その割引相当額を道が補助することで、公共交通の利用促進を応援するというもので、道内の周遊旅行などで公共交通機関を利用する利用者は、通常より割安な価格で乗車券等を購入し、移動することが出来ます。
特設サイトも開設され、関連商品が順次発表、一部事業者では発売を開始しています。
「ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン」特設サイト(北海道 総合政策部交通政策局交通企画課)
そこで、今回は順次発表(一部では発売)されている関連商品について、最新情報も交えてご紹介します。
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【おことわり】
キャンペーンは終了しています。(2025/03/03)
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鉄道事業者
JR北海道(北海道旅客鉄道)
JR北海道では、既存のフリーきっぷ「北海道フリーパス」をキャンペーン向けにリニューアルしたフリーきっぷ「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」を、キャンペーン関連商品として発売しています。
有効期間が6日間、普通車指定席利用制限が4回と、「北海道フリーパス」と比較すると少しだけスペックダウンしていますが、特長はその発売金額。
なんと、「北海道フリーパス」(27,430円)の半額以下の12,000円なのです!
2020(令和2)年7月23日から発売を開始していますが、人気が高く、9月14日時点の販売予定数(消化率)は75%以上となっています。
JR北海道では、補助金をもとに算定した販売予定数が上限に達して時点で販売を終了するとしており、現在の状況を考えると、早ければ9月のシルバーウィーク中に完売してしまう可能性があります。
買うなら、そして乗るなら今です!
「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」の詳細は、以下のリンクにてご確認願います。
HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス(JR北海道公式サイト)
道南いさりび鉄道
五稜郭(函館市)と木古内間を結ぶ道南いさりび鉄道では、期間限定の一日乗車券「いさりび1日きっぷ」をキャンペーン関連商品として発売しています。
(五稜郭~木古内)を1日間自由に乗り降りできるフリーきっぷで、発売金額は大人700円(小人350円)です。
「ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン」のほか、北海道・北海道エアポート(株)・(公社)北海道観光振興機構が立ち上げた「HOKKAIDO LOVE!」プロジェクトの一環として実施しており、北海道からの補助金の上限に達した場合は、発売期間中でも販売を終了するとのことですので、こちらもご利用はお早めに。
尚、函館~五稜郭間をご利用の際は別途、運賃・料金が必要ですのでご注意下さい。(同区間がJR北海道の区間であるため。函館~五稜郭間の大人片道普通運賃は250円です。)
発売箇所、発売期間など、詳細は下記リンクにてご確認願います。
【期間限定】当社線内フリーきっぷ「いさりび1日きっぷ」発売のお知らせ(道南いさりび鉄道公式サイト)
バス事業者
道内都市間バス運行14社(北海道中央バス 他) (←NEW)
北海道中央バスをはじめとする道内都市間バス運行14社では、対象路線に使用出来るプレミアム付きクーポン券「RAKUTOKUBUS 14 プレミアムクーポン」を発売する予定です。
対象の都市間バスで使用出来る10,000円(1,000円×7枚、500円×6枚)の金券を7,000円で販売するというもので、都市間バス・空港連絡バスのうち、運賃1,000円以上の区間で使用可能(払い戻しは不可)となっています。
使い方は、金額式回数券と同じで、不足分は現金にて支払するという形になるそうです。
発売は2020(令和2)年10月1日からの予定で、2021(令和3)年3月31日まで使用する必要があります。
売り切れ次第販売終了となりますのでご注意下さい。
特設ページも開設されました。
『RAKUTOKUBUS14 プレミアムクーポン』特設ページ
詳細は各バス会社公式サイト及び「RAKUTOKUBUS 14」公式サイトにてご確認願います。(後日アップされると思います。)
対象路線、対象外路線は以下の通りです。
【対象路線】
- 北海道中央バス関連の予約制都市間路線(札幌~釧路、札幌~函館など)
※斜里バス「イーグルライナー」も含みます。 - ジェイ・アール北海道バスの予約制都市間路線(札幌~えりも、札幌~広尾)
- 道北バス関連の予約制都市間路線の一部(旭川~遠軽・北見・紋別・釧路・帯広)
- 阿寒バス・北海道北見バス「特急釧北号」(釧路~北見)
- 北海道中央バス関連の非予約制都市間路線の一部(札幌~旭川、札幌~留萌、札幌~室蘭など)
- 道南バス関連の都市間路線(札幌~浦河、札幌~伊達、札幌~洞爺湖など)
- 函館バス「快速瀬棚号」(函館~せたな)
- 北海道中央バス関連の新千歳空港連絡バス(札幌~新千歳空港、北24条・麻生~新千歳空港など)
※北都交通単独運行の新千歳空港連絡バス(真駒内~新千歳空港など)は対象外となります。 - 道南バス運行の新千歳空港連絡バス(登別~新千歳空港など)
- 北海道拓殖バス「スイーツライナー」(帯広~釧路空港)
- 北海道北見バスの女満別空港連絡バス(北見~女満別空港、但し片道普通運賃1,000円以上の区間のみ。)
【対象外路線】 ★:地域間幹線系統補助を受けて運行している路線のため対象外となります。
- 北海道中央バスの「高速ゆうばり号」(札幌~夕張)、「高速くりやま号」(札幌~栗山)★
- くしろバス・根室交通「特急ねむろ号」(釧路~根室)★
- 北都交通単独運行の新千歳空港連絡バス(真駒内~新千歳空港など)および予約制都市間路線(札幌~根室・稚内など)
北都交通 (←NEW)
北都交通では、一部の都市間路線(札幌~根室、新千歳空港~帯広)や同社単独運行の新千歳空港空港連絡バスで、期間限定の割引往復券(2枚)及び割引回数券(4枚または5枚)を関連商品として発売しています。
路線により販売期間・販売方法が異なっていますので、詳しくは各運行路線ページにてご確認願います。
【対象路線】
- 「オーロラ号」(札幌~中標津・根室) 根室交通と共同運行
- 「とかちミルキーライナー」(新千歳空港~帯広) 帯運観光と共同運行
- 「たいせつライナー」(新千歳空港~旭川) 旭川電気軌道と共同運行
- 新千歳空港連絡バス(円山公園・真駒内・桑園~新千歳空港)
※この他に、「はまなす号」(札幌~稚内 宗谷バスと共同運行)でも今後同様の商品が発売される予定です。
沿岸バス
沿岸バスでは、都市間バス「特急はぼろ号」(札幌~羽幌・豊富)・「特急ましけ号」(札幌~増毛・留萌 10月1日運行開始)用の区間指定4枚回数券を「ぐるっと北海道割」としてさらに3割引で発売します。
通常の回数券や特割回数券と条件が異なりますが、札幌~留萌間で6,000円(1枚あたり1,500円)、札幌~羽幌間10,400円(1枚あたり2,600円)、札幌~豊富間15,700円(1枚あたり3,925円)とお得です。
発売は2020(令和2)年10月1日からの予定で、2021(令和3)年3月31日まで使用する必要があります。
予定数に達し次第販売終了となりますのでご注意下さい。
詳細は以下のリンクにてご確認願います。
沿岸バス「ぐるっと北海道割」の詳細を見る(沿岸バス公式サイト)
尚、今回発売する「ぐるっと北海道割」については、インターネット通信販売も実施する予定です。
「ぐるっと北海道割」インターネット通信販売については、以下のリンクにてご確認願います。
「ぐるっと北海道割」インターネット通信販売について(沿岸バス公式サイト)
北海道バス・北海道観光バス(東京バスグループ)
東京バスグループの北海道バスと北海道観光バスでは、都市間バス「ニュースター号」(札幌~函館・帯広・釧路)の5枚つづり専用回数券を30%引きにして、これをキャンペーン関連商品として販売しています。
メールまたは往復はがきによる申し込み限定となっており、こちらも予定数に達し次第販売終了となりますのでご注意下さい。
【発売金額】
- 「函館特急ニュースター号」(札幌~函館)
19,400円→13,580円+レターパック郵送料370円 - 「釧路特急ニュースター号」(札幌~釧路)
23,200円→16,240円+レターパック郵送料370円 - 「帯広特急ニュースター号」(札幌~帯広)
15,500円→10,850円+レターパック郵送料370円
申し込み方法など詳細は、以下のリンクにてご確認願います。
その他
ご紹介したバス事業者以外にも、網走バスや網走観光交通、ニセコバスなどで関連商品を開発中とのことです。
情報が分かり次第、このページでもご紹介します。
ハイヤー、タクシー事業者
一般社団法人北海道ハイヤー協会では、協会に加盟する260社のタクシー・ハイヤーで使用出来る「北海道期間限定タクシー割引クーポン券」を関連商品として販売しています。
10,000円(1,000円×10枚)の金券を7,000円で販売するというもので、使い方は金額式回数券と同じですが、クーポン券の額面に満たない利用の場合であってもお釣りは出ませんのでご注意を下さい。
販売は各地区のハイヤー事業協同組合で行っていますが、一部の事業協同組合では完売しているところもありますので、以下のリンクにてご確認の上、ご購入・ご利用をお願いいたします。
タクシー割引クーポン券について(北海道ハイヤー協会公式サイト)
フェリー事業者
羽幌沿海フェリー
羽幌と天売・焼尻を結ぶ羽幌沿海フェリーでは、キャンペーンの一環として、フェリー「おろろん2」の2等往復運賃を3割引きで発売しています。
2020(令和2)年8月21日から2021(令和3)年3月31日まで有効となっており、羽幌~天売間及び羽幌~焼尻間の往復に限って適用されます。
詳しくは、以下のリンクにてご確認願います。
航空事業者
日本航空・北海道エアシステム(JAL・HAC)及び全日本空輸(ANA)では、キャンペーン一環として、事前購入割引(JAL・HACは「特便割引7」、ANAは「ANA SUPER VALUE 21/28/45/55/75」)で道内航路(札幌丘珠~函館など)の航空券を購入し利用された方を対象に、到着空港から市内までのバスチケット(奥尻空港はタクシーチケット)をプレゼントしています。
JAL・HACとANAで方式が異なっており、JAL・HACは到着空港のチェックインカウンターにてチケットを配布するのに対し、ANAはバス降車時に搭乗券(ANA eチケット控え、保安検査証、ご搭乗案内)を乗務員に提出する形になります。
詳しくは、以下のリンクにてご確認願います。
行こうぜニッポン!HOKKAIDO LOVE!道内ぐるっと割(JAL・HAC)特設ページ
「ぐるっと北海道 公共交通利用促進キャンペーン」を利用した特典について(ANA)
最後に
以上、「ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン」の関連商品についてご紹介しました。
今回ご紹介した事業者以外にも、商品設計中の事業者が複数あると聞いております。
今後、新しい情報が入り次第、随時このページで紹介していく予定ですので、どうかお楽しみに。
そして、いうまでもありませんが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、道内のみならず全国の交通事業者はかつてないほど厳しい状況に置かれています。
今回ご紹介した商品を利用することで、公共交通の利用促進につながるとともに、事業者への支援にもつながります。
これからの時期の北海道は、観光にも良い季節。
是非とも、北海道の公共交通を使った旅に出かけてみませんか?












