高速基山バス停を見てみる

昼行高速バス


いつもこのブログをご覧頂きましてありがとうございます。

西鉄高速バスの夜行路線バス「さぬきエクスプレス福岡号」で九州入りした私。
その後、ネットカフェで仕事&所用を済ませ、福岡市内で撮影を敢行します。
撮影も無事に終わり、夜まで時間が空いたので、以前から行こうと思ってなかなか行くことが出来なかった「高速基山バス停」へ行ってみることにしました。

高速バス乗り継ぎ拠点として整備

ここで「高速基山バス停」について簡単に説明しますと、このバス停は佐賀県基山町(上り線)及び福岡県筑紫野市(下り線)にある九州自動車道基山パーキングエリアに併設された高速バス専用のバス停で、以前は一部の高速バスのみが停車していましたが、2007年7月1日から国土交通省九州運輸局主導による「高速バスロケを活用した基山PAにおける乗り継ぎ社会実験」と称する社会実験が開始されたのに伴い、九州島内を走る大半の昼行高速バスが停車するようになりました。
これにより、同バス停が高速バスの乗り継ぎ拠点としての意味合いが更に強まり、福岡市中心部で高速バス相互間の乗継と比べて概ね1時間前後の所要時間が短縮、利便性が格段に向上しました。
これまでにバス停の増設や待合室の拡充、バスロケ案内表示の設置、パーク&ライド専用の駐車場を設置など、施設の改善が行われています。
今後は待合室の更なる拡充や券売機の設置などが望まれるところですが、この様な便利な高速バス停、一度は行ってみないと・・・・・・と思い、今回行くことにしました。

福岡から高速基山バス停までは、佐賀・長崎・熊本・大分(日田方面)の予約制でない高速バスならどの路線に乗車してもOK。(但し一部停車しない便があります。)
今回は西鉄の「ひのくに号」植木インター経由便を利用しました。(写真はイメージです。)
西日本鉄道「ひのくに号」 6026

約40分程で高速基山バス停に到着します。

早速バス停を見てみることに。
まずは乗り場外観から。
高速基山バス停 下り線 乗り場
通常の高速バス専用のバス停はポールが1本立っていて小さな待合室がある・・・・・といった箇所が殆どなのですが、こちらのバス停は方面別に乗り場が分かれていて、下り線については1番乗り場が久留米・熊本・鹿児島・宮崎方面、2番乗り場が大分・佐賀・長崎方面となっています。

高速基山バス停 下り線 時刻表
待合室内にある路線系統図と時刻表です。
写真では分かりにくいのですが、通過する路線と運行本数を見て、「やはり九州の高速バスは凄い!!」と改めて実感しました。

高速基山バス停 下り線 インフォメーション表示
こちらは下り線のバスロケ案内板です。
行先・便名・通過予定時刻・現在位置(状況)・空席状況(予約制路線のみ)・運行会社が表示されます。

高速基山バス停 下り線 乗換案内
上り線の乗り場及びサービスエリアの施設を利用する場合は、写真の案内板を頼りに通路を進んでいきます。
下の写真が通路になります。
高速基山バス停 下り線 出口通路<br />
通路を進むと出口にたどり着きます。
その出口を右折し、高速道路の下をくぐると、写真の案内板が現れますので、案内板に従って進むと上り線の乗り場に到着します。
高速基山バス停 上り線 入口案内

デジカメメディアの容量の関係で、残念ながら上り線の全景とパーク&ライド駐車場の写真を撮影することが出来なかったのですが、基本的な構造は下り線と同じです。
因みに上り線の乗り場ですが、1番乗り場が福岡・福岡空港方面、2番降り場が北九州方面となっております。

以上、高速基山バス停について簡単にレポートしてみましたが、高速バス乗換客や近隣住民の方が利用するには使い勝手が良いバス停だと感じました。
ただ強いて言えば自動券売機(もしくはnimocaチャージ機)が欲しいのと、もう少し待合室が広ければ今以上に快適にバスを待つことができるのでは?とも思いましたね。
まあ、この辺についてはは今後利用客の声を受けて改良されていくでしょうから、今後の成り行きにも注目したいと思います。

最後になりますが、高速基山バス停で見かけた高速バス達をご紹介します。

西日本鉄道 福岡空港~久留米線 3184
福岡空港~久留米線に運用されていた西工S型(三菱KC-MS829S)です。
転属したとはいえ、未だに「福北ライン」塗装車が残っていたとは・・・・・びっくりです。
この路線は西鉄バス久留米の管理委託路線となっています。

西日本鉄道「わかくす号」 9921
西鉄の福岡~佐賀線「わかくす号」です。
この路線も今やB型高速が主力車両になっています。
西鉄バス佐賀の管理委託路線です。

西日本鉄道「ひた号」 9705
同じ西鉄でも、こちらは大分の日田へ向かう「ひた号」です。
この路線もB型高速が主力車両になっています。
因みにこの路線はグループ会社の日田バスに管理委託しています。

西肥自動車「させぼ号」 F576
西肥自動車の福岡~佐世保線「させぼ号」の最新車両(三菱エアロエース)です。
「させぼ号」といえば、バブル期には夜行車に負けず劣らずの3列シート29人乗り車両が活躍していましたが、現在は殆どの車両が4列シート車両になっています。

九州急行バス「九州号」 ・260
こちらは九州急行バスの福岡~長崎線「九州号」。
この車両も今や最古参の部類に入るのでしょうか・・・・・

大分バス「とよのくに号」 42171
大分バスの福岡~大分線「とよのくに号」で活躍している三菱エアロエースです。
3列シート29人乗り仕様ですが、共同運行会社の西鉄高速バスが4列シート化を完了している中、大分バスは同路線を看板路線と位置づけているからなのか、現在も3列シート導入にこだわっています。

亀の井バス「とよのくに号」 ・412
こちらは別府の亀の井バスが運行する「とよのくに号」別府系統の車両です。
別府商工会議所が企画した「地獄めぐり」ラッピングバスです。

九州産交バス「ぎんなん号」 3102
九州産交バスの北九州~熊本線「ぎんなん号」です。
同社単独運行化に際し、再度3列シート車による運行に変更されています。

宮崎交通「フェニックス号」 ・251
宮崎交通の福岡~宮崎線「フェニックス号」です。
運行開始20周年を記念して導入された車両で、幅広3列スーパーシート仕様になっています。

さて、この後私は高速バスを乗り継いで福岡へ戻り、更に京都・大阪へと移動するのですが・・・・・
この続きはまた次回に。


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