2017年もありがとうございました。
時刻は平成29年12月31日の12時00分。
新年まで残り12時間00分となりました。
昨年と同様、今年の年末年始も自宅のある北海道で過ごすことになりました。
恐らく今頃は、自宅にてお酒を飲みながらのんびりとしているかと思います。
(本当は有明に行きたかったのですが・・・。)
毎年恒例になっていますが、大晦日ということで、今年1年間を簡単に振り返りたいと思います。
まずは交通業界について。
やはり触れておかなければならないのは、我が地元を走るJR北海道のローカル線大幅見直しについてです。(写真はイメージです。)
昨年2016年の11月18日、JR北海道は単独で維持が難しい路線として「10路線13線区」を公表し、3線区はバス転換、8線区は上下分離などを前提として沿線自治体と協議を始めるとともに、存続路線についてもコスト削減や負担増を求める方針を明らかにしました。
この発表から1年以上経過し、今年末までにはある程度議論が進み、方向性が示され、具体的な動きが出て来ると思っていました。
しかしながら、一部の地域では具体的な動きが出て来てはいるものの、残念ながら多くの地域では議論が殆どといっていい程進んでいません。
中には、JR北海道との協議すら拒んでいる自治体もあり、これに関しては驚きと怒りを隠せないのですが、とにもかくにも、国も道も自治体も、そして我々道民も、この問題に関してもっと真摯に向き合う必要があるのではないか・・・こんなことを思い続けた1年でありました。
道とJR北海道は、来年にこの件で集中協議を行うとの報道がなされていますが、私がいうまでもありませんが、残された時間はそう多くはありません。
昨年末にも同じことを書きましたが、「公共交通は事業者の努力により維持するものだ」という考えは、もう通用しません。
地元を走るバスや鉄道は地域にとって必要なのか否か、必要だとしたら維持するためにどの様なことしなければならないのか、それを実現するために住民は何をしなければならないのか・・・というところまで考え、実行しない限り、公共交通が維持できなくなっているということを、国、道、沿線自治体、そして我々道民はしっかり認識する必要があるのではないでしょうか。
来年こそ、JR北海道をはじめとする地方ローカル線のあり方については、大きく動きそうな1年になりそうな気がしますし、そうなって欲しいと願わずにいられません。
そして、私のテリトリーであるバス関連では、やはり「豪華夜行高速バス」の相次ぐ登場を取り上げないわけにはいきません。
2017年1月の「ドリームスリーパー東京大阪号」(関東バス・両備ホールディングス)運行開始に始まり、2月のウィラー「リボーン」、3月のJRバス「ドリームルリエ」(JRバス関東・西日本JRバス)、そして4月の「ドリームスリーパー東京広島号」(中国バス)と、立て続けに豪華夜行高速バスが登場しました。
特に、日本初の完全個室型夜行高速バスとして登場した「ドリームスリーパー東京大阪号」と、AKB48の横山由依さんをアンバサダーとして起用したJRバス「ドリームルリエ」は、マスコミなどにも数多く登場し、一躍注目を集めました。
これらの効果もあっては、今年は例年以上に高速バスが注目を集めた年であったと思います。
この他、大阪・京都~鶴岡・酒田線(南海バス・庄内交通)をはじめとする近距離・中距離を中心とした高速バスの新規路線開業や、福岡都心連接バス(西日本鉄道)の大幅増発といった明るい話題があった一方で、「夜行バスのパイオニア」的存在であった「ムーンライト号」(西日本鉄道・阪急観光バス)の運行終了や「はりまや号」(とさでん交通)の廃止など、残念なニュースもありました。
来年はバス業界にとって、どの様な年になるのでしょうか。
一方で私自身はというと、今年は昨年以上に道外へ出かける機会が増えました。
特に今年は九州で開催されたイベントやフォーラム、貸切乗車会への参加が多く、例年以上に九州へ出掛ける機会が多かったですね。
乗車した高速バスの回数も60回を超え、昨年と同様、近年稀にみる回数で高速バスに乗車することが出来ました。
来年は「今年以上に取材頻度を増やす」、「『書く』活動を本格的に進める」、そして「色々な意味で自分自身を変える」、この3つを目標に頑張っていこうと思います。
最後になりましたが、皆様におかれましては今年1年間お世話になりました。
来年も引き続きこのブログをご愛顧いただきますよう、宜しくお願い申し上げます。
それでは皆様、良いお年を!!
2017(平成29)年12月31日
須田 浩司(ひろしプロジェクト)
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