「サザンクロス」長野線&「NAGADEN EXPRESS」大阪線 ダイヤ改正&野沢温泉へ延伸

夜行バス

南海バス「サザンクロス」長野線 ダイヤ改正 20181011 アイキャッチ 480

南海バス「サザンクロス」 長野線 ・477
※写真はイメージです。

南海バス及び長電バスの公式サイトにもリリースされておりますが、両社が運行する夜行高速バス「神戸・大阪・京都~長野・湯田中線」(南海バス「サザンクロス」長野線及び長電バス「NAGADEN EXPRESS」大阪線)が、2018(平成30)年11月21日にダイヤ改正及び野沢温泉への延伸を実施することになりました。

起終点間(神戸~野沢温泉間)の乗車時間は・・・なんと11時間オーバー!

南海バス「サザンクロス」長野線 ダイヤ改正 20181011
(プレスリリースより引用) 
高速バス『 神戸・大阪・京都~長野・湯田中線 』の
野沢温泉延伸について ≪ 11/21(水) 出発便より運行!≫

南海バス株式会社(本社:大阪府堺市、取締役社長:桝元政明)と長電バス株式会社(本社:長野県長野市、取締役社長:湯本卓邦)は、2018年11月21日(水)より、現在運行中の高速バス「神戸・大阪・京都~長野・湯田中線」を『野沢温泉中央ターミナル』まで延伸いたします。(※認可申請中)
『野沢温泉中央ターミナル』までの延伸により、神戸・大阪・京都をはじめとする関西エリアと、長野県を代表する温泉地である野沢温泉村がダイレクトに結ばれます。同村へは、ホワイトシーズンにおいてスノーリゾートとして多くのスキーヤーが訪れるだけでなく、年間を通じて訪日外国人も増加しており、同じく訪日外国人に人気の関西エリアとの交流人口拡大を目指します。お出かけの際はぜひ「神戸・大阪・京都~長野・湯田中・野沢温泉線」をご利用ください。

夜行高速バス「サザンクロス」長野線及び「NAGADEN EXPRESS」大阪線は、1989(平成元)年12月10日に南海電気鉄道と長野電鉄(いずれも当時)がなんば高速バスターミナル~長野駅前・志賀高原(蓮池)間で運行を開始。
大阪~長野間の都市間移動客や志賀高原へのスキー客向けに運行を続けていましたが、利用客減少などの理由で2000(平成12)年頃に一度路線が廃止されます。
しかし、4年後の2004(平成16)年に4列シートの格安便として長野側発着地を湯田中に変更した上で運行開始、事実上の運行再開を果たします。
その後、停留所の増設や起終点の延伸、及び使用車両の変更(4列シート車→3列独立シート車)などを経て、現在に至ります。

「ホワイトシーズンにおいてスノーリゾートとして多くのスキーヤーが訪れるだけでなく、年間を通じて訪日外国人も増加しており、同じく訪日外国人に人気の関西エリアとの交流人口拡大を目指し・・・」と書いてある通り、今回のダイヤ改正はいうまでもなく、インバウンド客の取り込みを主な目的としていることが容易に想像出来ます。
インバウンド客の取り込み目的で新設及び延伸された路線の多くが必ずしも成功を収めていない中、今回の路線延伸が果たして更なる利用客増加につながるのかどうか、注目したいところです。

一方で、今回の延伸で起終点間(神戸~野沢温泉間)の乗車時間が上下便とも11時間をオーバーするという弊害も。
京阪神~長野県内を結ぶ路線で所要11時間オーバーというのは、近鉄バスと千曲バスが運行する大阪・京都~上田・軽井沢線「千曲川ライナー」と並ぶ長時間運行路線になります。
乗り換えなしで移動出来ることを考えると便利なのは間違いありませんが、長時間運行で逆に利用者から敬遠されはしないか、心配にもなります。

ともあれ、今回のダイヤ改正と路線延伸が利用客にどう評価されるのか、今後の動向も併せて注目したいと思います。

尚、今回のダイヤ改正で、湯田中駅と飯山駅の発着順序が入れ替わりますので、ご利用の方はご注意をお願いいたします。


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