JRバス関東「グランドリーム」 日野セレガHD
この同人誌では、西日本JRバスの東京~京阪神間夜行高速バス「グランドリーム号」の書き下ろし乗車記を掲載しております。
西日本JRバスの「グランドリーム号」専用車両は、増備に増備を重ね、現在は東京~京阪神のみならず東京~富山・金沢線「グランドリーム金沢号」や大阪~金沢・富山線「北陸道昼特急」で活躍している他、間合運用で名古屋~富山・金沢線「北陸ドリーム名古屋号」「北陸ドリーム名古屋号」や大阪~松山線「松山エクスプレス」などでも活躍しています。
写真を見ていただければ分かるかと思いますが、西日本JRバスは「グランドリーム号」用車両として、いすゞガーラHDを選択しています。
JR西日本グループのバス会社ではすっかりお馴染みとなったこの車両ですが、今回ご紹介するのは、共同運行会社のJRバス関東が所有する「グランドリーム号」専用車両です。
JRバス関東は日野セレガHDを選択
で、JRバス関東は、「グランドリーム号」用車両として、写真の日野セレガHDを投入しています。形式はQRG-RU1ESBA。
高出力型のエンジンを搭載しています。
西日本JRバスの「グランドリーム号」用車両(いすゞガーラHD)と比較すると、フロントマスクのデザインと、側面のつばめマークのデザイン、そしてJRマークのカラーが異なっており、外観で容易に見分けることが出来ます。
車内はこの様になっておりまして、
改良型クレイドルシートを搭載した3列28人乗り夜行高速仕様となっています。(写真はイメージです。)
車内のデザインは、JRバス関東、西日本JRバス両社ともほぼ同じです。
実は、「夜行バス紀行Vol.04」掲載のために西日本JRバス「グランドリーム30号」に乗車した約1か月後に、再度「グランドリーム30号」に乗車する機会があり、その時に乗車したのがJRバス関東担当便(日野セレガHD)でした。
その時のカットです。
この日は、年末年始の繁忙期ということもあり、車内はほぼ満席状態でしたが、道中渋滞に巻き込まれることも無く、東京駅日本橋口には定刻よりも15分程早く到着しました。
シートピッチの狭さなど、とかく揶揄される「グランドリーム号」ですが、シートの座り心地自体が個人的に合っているのか、道中快適に眠ることが出来ました。
「これならリピーターになっても良いかなぁ・・・。」と思った程でした。
一方で、JRバス関東の日野セレガHDと西日本JRバスのいずずガーラHDとを比較すると、電子制御サスペンションの有無など、車両仕様そのものが異なっている点にも注目したいところです。
運用の都合上難しいですが、両社の車両を乗り比べてみるのも面白いかもしれませんね。
現在、JRバス関東の「グランドリーム号」用車両は、計4台在籍しています。
共同運行の西日本JRバスと比較すると圧倒的に少ないのですが、2階建てバス(三菱エアロキング)の老朽化が深刻化する中、果たして今後増備されることはあるのか・・・今春デビュー予定の豪華新型「ドリーム号」と併せて、「グランドリーム号」用車両の行方にも注目したいですね。
【乗車データ】
- 乗車日:2016/12/29
- 乗車区間:
大阪駅JR高速バスターミナル→東京駅日本橋口 - 運行会社:JRバス関東
- 車両:日野/セレガHD(QRG-RU1ESBA)
- 年式:2014年式
- 所属:東京支店
- 社番:H677-14423
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