名鉄バス「中央道高速バス新宿線」Sクラスシート乗車記
2002年12月20日に開業した、名鉄バスと京王バス東が運行する名古屋~新宿間高速バス「中央道高速バス新宿線」。
この路線が、間もなく開業10周年を迎えます。
今年2012年4月には、名鉄バス担当便に「Sクラスシート」が登場。
この他にもワイドトイレの採用や全席コンセント装備など、利用客にとっては嬉しい改善が試みられています。
名鉄バスの「Sクラスシート」については、私も以前から注目していまして、「乗車しよう!」と機会を伺っていたのですが、先日のこと、ようやく乗車する機会に恵まれ、新宿発の夜行最終便に乗車して参りました。
今回乗車した車両はこちら↓。
名鉄バス2253車、直結クーラー仕様の三菱エアロエース(LKG-MS96VP)です。
外観を見る限りは、従来型車両とさほど変わりませんが、屋根の直結クーラーユニットの有無が識別点と言ったところでしょうか。
車内はこの様になっておりまして、
前2列4席が「Sクラスシート」、残りの30席が従来の「レギュラーシート」となっています。
で、「Sクラスシート」の「レギュラーシート」との違いですが、シートが幅広であることとフットレスト、可動式枕、使い捨てスリッパ(社名ロゴ入り)が装備されている点が「レギュラーシート」との違いになります。
但し、リクライニングの角度は「Sクラスシート」「レギュラーシート」ともに同じ角度ですが、この点はシートレイアウトを考えると仕方がないのかもしれませんね。
では、乗車時の模様を簡単に紹介。
始発は新宿駅西口の新宿高速バスターミナル。
発車10分前には乗り場に入線します。
ここでは「Sクラスシート」3名(私を含む)にレギュラーシート5名の計8名が乗車。
普段はもう少し多い筈なのですが、笹子トンネル天井崩落事故の影響があるのでしょうか・・・・・
23時30分、定刻にバスは新宿高速バスターミナルを発車。
新宿の街を過ぎ、首都高速道路から中央道へと入ります。
中央道三鷹、中央道深大寺、中央道府中、中央道日野、中央道八王子で乗車扱いをするも、乗車する人はおらず、結局この日のノリホは8名で確定です。
中央道八王子を出発したところで、車内は消灯。
翌朝の中津川到着までお休みタイムとなります。
途中の休憩箇所は、双葉サービスエリアと駒ケ岳サービスエリア、そして恵那峡サービスエリアの計3箇所。
各サービスエリアで10~15分の休憩時間が設定されています。 休憩中は天井の非常灯が点灯されるのみで、乗務員による車内案内は行われません。
なので、休憩で降りたい乗客は、車内最前部にある出発時刻表示ボードにて出発時刻を確認してからバスを降りる必要があります。
で、ちょっとここで、後部のワイドトイレを見てみることに。
先代車両のワイドトイレは白ベースのパネルが目立っていて、寒々とした雰囲気でしたが、こちら「Sクラスシート」車のワイドトイレは、ご覧の通り木目パネルをふんだんに使用しており、質感が以前よりも向上しました。
バスは一部迂回運行にも関わらず、ほぼ定時で運行していきます。
中津川での停車後は、恵那峡サービスエリアでの休憩停車があり、その後は恵那、瑞浪天徳、多治見、桃花台、勝川駅前、名古屋市内の栄の各停留所に停車。
結局、終点の名古屋名鉄バスセンターには、定刻よりも10分程早い、6時39分に到着しました。
というわけで、名鉄バスの「中央道高速バス新宿線」Sクラスシート車を簡単にご紹介しましたが、この「Sクラスシート」、やはり昼行便メインのシートであることを改めて実感しました。
リクライニング角度が浅いことや、フットレストが無いことなどを考えると、夜行便で利用するのにはちょっと厳しいかなぁという印象を持ちました。
反面、昼行便で利用するには、快適なシートであることには間違いありません。
但し、一つ気になったのが、「Sクラスシート」の料金設定。
以前の「京王長野線プライムシングル乗車記」でも書きましたが、このサービスでプラス1,000円は正直高いと思います。
せめて半額の500円であれば、躊躇無く利用する方も増えるのではないかと思いますね。
ともあれ、「昼行便で景色を眺めながらゆったりしたシートでくつろぎたい」という方にはお勧めのシートですので、興味がある方は是非利用してみては如何でしょうか。
因みに名鉄バスでは現在、同じ「Sクラスシート」車を投入している名古屋~松本線において、『Sクラスシート半額キャンペーン』を平成25年3月31日まで実施しています。
名古屋~松本線『Sクラスシート半額キャンペーン』で確認をお願い致します。
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