JR九州の観光特急「はやとの風2号」乗車記
JR九州が新幹線開業に合わせて運行を開始した観光列車「はやとの風」と「いさぶろう・しんぺい」。
ノスタルジックな外装にぬくもりを感じる内装、そして沿線の車窓が人気のこれらの列車。
早速乗車してきました。
近郊型気動車を魅力ある車両に生まれ変わらせる「水戸岡マジック」
やってきたのは、大きく様変わりした鹿児島中央駅。改札口から在来線ホームに降りると、今回の旅のメインの第1走者である特急「はやとの風2号」↓がホームで発車を待っていました。
黒一色のデザインが近郊型気動車をこんなに重厚な姿に変えてしまうとは・・・・・水戸岡さん、恐るべし。
早速車内を見て回ることに。
車内のイメージは同時期に登場した800系新幹線「つばめ」と共通した部分が多いのですが、木を多用している為か、「つばめ」以上に「和」「くつろぎ」を意識した内装になっています。天井のライトが幼少の頃に乗った列車を思い出させてくれます。
車内販売コーナーには「はやとの風」を紹介するパネルが展示してありました。
車内中央部にある展望スペースです。 ベンチに座りながら流れゆく景色を堪能する事が出来ます。
この様なフリースペースがあるだけでも嬉しいですね。
一通り車内を見て回りましたが、これは「つばめ」や後日紹介する「いさぶろう・しんぺい」にも言える事なんですが、最近のJR九州の車両って「和」「くつろぎ」というイメージを上手く表現している車輌が多いなあと思いました。
「乗る事が旅である」という車輌、車内の雰囲気作りの上手さ・・・・・他のJR各社も参考にする部分はあるのではないかと思います。
そうこうしているうちに列車は出発の時間を迎えます。
9時27分、鹿児島中央を出発。この後、鹿児島に停車した後、隼人までノンストップで走行します。
暫くは海沿いや海岸線沿いのトンネル等を走行していきます。
右手には・・・・・桜島が見えてきます。
10時00分、隼人に到着。ここからいよいよ肥薩線に入っていきます。
これまでの風景とは異なり、ここからは山岳を走行していきます。
初夏の景色がなんとも素晴らしい!!心地よい風が車内にも入ってきます。
10時16分、嘉例川に到着。ここで7分間停車します。
折角なので、こんな写真も撮ってみました。
ここ嘉例川の駅舎ですが、何と築106年!(だったかな?)。
駅舎のたたずまいが何とも言えません!
昔にタイムスリップしたかの様です。
10時23分、嘉例川を出発。
引き続き山の中を走っていきます。
10時29分、霧島温泉駅に到着。
ここで10名程の温泉客が下車していきました。
10時33分、霧島温泉を出発。
10時40分、大隅横川に到着。
ここでは6分間停車するとの事なので、ホームを降りて形式写真を撮ることにしました。 写真の出来は・・・・・ちょっと失敗だったかな(笑)。
でも、外の風が気持ち良く、最高です!
因みにここ大隅横川の駅舎も、先程紹介した嘉例川の駅舎と同様、九州最古の木造駅舎で国の文化財登録もされているそうです。
あっ、駅舎の写真を撮り忘れた~~~(>_<)。
10時46分、大隅横川を出発。
この後栗野に停車し、更に走り続けること約10分で列車は終点の吉松駅に到着しました。 あっという間の1時間半の列車の旅。「もっと満喫したかった」と思わせる素晴らしい列車でした。
連絡橋からの風景です。なんだかこのローカルの雰囲気が気に入って、思わずシャッターを切りました。 長閑な雰囲気が広がります。
バスも殆ど乗り入れていないところなのですが・・・・・何故か宮崎交通のバス停が。
なんでも小林からのバス路線があるらしいのですが、1日1本あるかないかといった程度の本数で、これまた呆然。
吉松駅前にはSLが展示してありました。 「SLの町」として町おこしを行っているとか。吉松がかつての交通の要所だったということも影響しているのでしょう。
約20分程駅周辺を散策し、吉松からは「しんぺい2号」に乗り継ぎます。
「しんぺい2号」では、生涯初めての風景に出会うのですが・・・・・
この続きはまた次回。
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