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西鉄高速バス「さぬきエクスプレス福岡号」2号車乗車記(2014年12月乗車分)

time 2015/01/11

こんにちは。ひろしプロジェクトです。
いつもこのブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

前回、【繁忙期輸送を追いかけて】ということで、2014年年末に乗車した名鉄バスの名古屋~熊本間夜行高速バス「不知火号」の乗車記をご紹介しましたが、今回は第2弾として、西鉄高速バスの福岡・北九州~坂出・高松間夜行高速バス「さぬきエクスプレス福岡号」を改めて取り上げます。(写真はイメージです。)

西鉄高速バス「さぬきエクスプレス福岡号」 3802 正面

西鉄高速バス「さぬきエクスプレス福岡号」については、このブログでは何度も取り上げていますので、ご存知の方も多いかと思いますが、改めてご紹介すると、「さぬきエクスプレス福岡号」は、福岡・北九州~坂出・高松間を約10時間20分で結ぶ夜行高速バスであります。
2007年7月2日の開業以来、九州と四国香川県を結ぶ直通交通機関として幅広く利用されており、週末や繁忙期には満席になることも少なくない、人気がある路線でもあります。

前回ご紹介した時にも同じことを書きましたが、「にしてつグループの夜行高速バス=西工車」を連想する方も多いかと思います。
ご存知の通り、今から4年前に西工(西日本車体工業)が会社解散して以降、最大ユーザーであったにしてつグループでも次第に西工夜行車による運用路線が減少し、現在は福岡~鹿児島線「桜島号」夜行便と福岡~高松線「さぬきエクスプレス福岡号」続行便(2号車)でしか見かけることができません。

前回この車両に乗車したのは、2014年の8月中旬のことでした。
それから僅か4ヶ月しか経過していないのに、何故この路線をあえて選んだのか・・・。
実は、これからご紹介する西鉄高速バス所属の3802号車について、この様な情報を入手したからであります。

「「さぬきエクスプレス福岡号」続行便(2号車)として活躍するのが、もしかするとこの年末年始の繁忙期が最後になるかもしれない・・・。」

「それならば、夜行路線として活躍する3802号車の姿をもう一度この目に焼き付けておこう!」ということで、惜別乗車の念も込めて今回選んでみました。

やってきたのは、2015年3月完成に向けてリニューアル工事の真っ只中の西鉄天神バスセンター。
九州各地へ向かう高速路線の他、首都圏・名古屋・関西をはじめとする本州各地ヘ向かう高速路線の発着ターミナルとしても有名ですね。
通常、高松行き「さぬきエクスプレス福岡号」は5番乗り場から発車しますが、今回は前回に引き続き続行便の2号車に乗車するので、隣の6番乗り場でバスの入線を待ちます。
西鉄高速バス「さぬきエクスプレス福岡号」 3802 西鉄天神BC6番乗り場入線

今回乗車したバスは、前回と同様の西鉄高速バス福岡支社所属3802号車。(三菱KL-MS86MP 西工02MC SD-Ⅱ)
所属こそ福岡支社となっていますが、実際の乗務は北九州支社の乗務員が担当します。
西工02MC SD-Ⅱボディに白夜行塗装を纏った、西工ファンに人気が高い風格が感じられる車体です。(写真はイメージです。)
西鉄高速バス「さぬきエクスプレス福岡号」 3802

西鉄高速バス「さぬきエクスプレス福岡号」 3802 リア

車内はこの様になっております。
西鉄高速バス「さぬきエクスプレス福岡号」 3802 車内

西鉄高速バス「さぬきエクスプレス福岡号」 3802 シート
3列独立シート28人乗りの夜行高速仕様に、足置き台・レッグレストを完備している他、西鉄夜行高速バスの特徴でもあるプライベートカーテンが装備されています。(座席コンセントは、2014年春に後付けされました。)
シートこそ一時代を築いた杉本工業製ではなく天竜工業製ではありますが、西工夜行車の特徴でもある「均一の通路幅」「緻密に計算された室内空間」はこの車両にもしっかりと受け継がれています。
そのため、メーカー純正車両と比較して座席の前後が広く感じられるのは、西工車ならではの特徴といえましょう。

ここで、「さぬきエクスプレス福岡号」の繁忙期における続行便体勢について簡単にご紹介すると、にしてつグループの夜行高速路線の場合、運行路線によって対応が異なっています。
利用客が多い東京線「はかた号」や名古屋線「どんたく号」は、最大5台~6台(一部の号車は4列シート車にて運行)体制で運行する一方で、その他の東京池袋・大宮線「Lions Express」や京阪神線「ムーンライト号」、岡山線「ペガサス号」、高松線「さぬきエクスプレス福岡号」については、専用車若しくは予備車両による2~3台運行で対応するケースが多い様です。

因みに、「さぬきエクスプレス福岡号」の1号車は、
西鉄高速バス「さぬきエクスプレス福岡号」 4101
「さぬきエクスプレス福岡号」専用車の4101号車(三菱エアロクイーンⅠ PJ-MS86JP)が充てられていました。

話を戻しましょう。
2台のバスは、定刻21時30分に西鉄天神バスセンターを発車します。
博多バスターミナル(JR博多駅前)で乗車扱いを行い、8割方の座席が埋まったバスは、呉服町ランプから福岡都市高速道路に進入、一路北九州へと向かいます。
と、ここで乗務員からマイクを通じて自己紹介と運行経路・到着時刻・車内設備等の説明が行われます。
その車内案内でも触れていましたが、実はこの路線、途中交代制のワンマン運行路線となっており、この先の砂津(チャチャタウン前)で砂津から高松まで乗務する乗務員と交代します。
この路線の走行距離は約530km。
完全ワンマン運行の場合、「高速乗合バスと貸切バスの交替運転者配置基準」に抵触しますが、途中で乗務員交代を実施することで、この基準のクリアとコスト抑制効果を兼ねています。

バスは九州道を八幡インターまで走行し、八幡インターからは北九州都市高速道路に入りますが、高速道路での安定した走りっぷりは「さすが西工車」といったところ。
若干のガタつきはあるものの、とても10年選手の車両とは思えない乗り心地の良さです。
黒崎インター引野口で乗車扱いを行った後、再度北九州都市高速道路に入り、15分程走ったところで、一旦北九州都市高速道路とはお別れです。
23時00分頃、砂津(チャチャタウン前)に到着しますが、2台運行であることを考慮してか、私が乗車している2号車はバスを営業所構内に入所させた上で乗務員交代を行います。
ここで乗務員が交代し、23時06分、定刻通りにバスは砂津(チャチャタウン前)を発車します。
その3分後には小倉駅前の高速バス乗り場にて乗車扱いを行い、満席になったバスは、小倉駅前を出発後、三度北九州都市高速道路に入り門司インターへ。
門司インターからは九州自動車道を四国へ向けてひた走ります。

23時40分、九州自動道めかりパーキングエリアに到着。
ここでは消灯前の開放休憩(10分~15分間)が設定されています。
多くの乗客がバスを降り、思い思いの時間を過ごします。
バスの後には関門橋が・・・。
西鉄高速バス「さぬきエクスプレス福岡号」 4101&3802 めかりPAにて
 

パーキングエリアの駐車場には、とさでん交通の福岡~高知線「はりまや号」も停車していました。
とさでん交通「はりまや号」 ・205 めかりPAにて

10分間の休憩を行った後、乗務員がプライベートカーテンをセットし、23時55分に車内は消灯されました。
前後間の仕切りカーテンをセットしてシートを倒すと、疲れからかすぐに眠りについてしまいます。
その間、バスは関門橋を渡り、中国自動車道から山陽自動車道、瀬戸中央自動車道をひた走りますが、当然のことながら私を含めた乗客の殆どは夢の中。
翌朝目を覚ますと、バスは朝の休憩場所である瀬戸中央自動車道鴻ノ池パーキングエリアに停車していました。

5時20分、乗務員のモーニングコールで起床。
同時に10分間の開放休憩が行われます。
時期が時期だけに、外は真っ暗で寒いです。
西鉄高速バス「さぬきエクスプレス福岡号」 4101&3802 鴻ノ池PAにて

5時30分、乗客が全員揃ったところでバスは出発。
数分で瀬戸大橋に差し掛かります。
残念ながらこの時期は真っ暗ですが、夜明け前の瀬戸大橋から眺める街の灯りも、夏の風景とはまた違った趣があります。
瀬戸大橋を渡ると、バスは坂出市内に入っていきます。
6時00分、定刻よりも20分ほど早くバスは坂出駅に到着。
ここでは3名が下車していきました。
その後、6時25分に到着した丸亀駅では4名が下車し、6時40分に到着した善通寺インターバスターミナルでも4名が下車します。
善通寺インターからは高松自動車道に入り高松中央インターへ。
高松中央インターで高速道路とお別れし、隣接する高松中央インターバスターミナルには7時08分に到着します。
ここでは2名が下車し、その後7時21分に到着したゆめタウン高松では2名が下車していきました。
高松発着の高速バスを利用する度に思うことですが、高速インター併設のバスターミナル利用が、地元住民に根付いていることを改めて実感します。
そして7時34分、定刻よりも12分早くバスは終点の高松駅高速バスターミナルに到着しました。
西鉄高速バス「さぬきエクスプレス福岡号」 3802 高松駅高速BT到着 その1(2014.12.30)
朝焼けに照らされた車体を見て、これまでの疲れが一気に吹き飛びました。
「後数日間の移動を頑張ろう!」と心に誓い、回送されるバスを眺めながら、私は高松駅高速バスターミナルを離れ、JR高松駅へと向うのでありました。

というわけで、西鉄高速バス「さぬきエクスプレス福岡号」2号車の乗車の模様をお届けしました。
以前の乗車記でも書きましたが、3802号車の「さすが西工夜行車」と思わせる「広々とした車内空間」と「安定した走りっぷり」は今回も健在でしたね。
2014年春に車体更新を実施したので、もう暫くは活躍を続けるものと思っていたのですが、この車両も今後は九州島内での活躍がメインになりそうです。
次回の繁忙期である2014年GW、この車両は一体どの路線で活躍することになるのでしょうか。
西工ファンにとっては気になるところではありますね。
一方で、今回の乗車でも「さぬきエクスプレス福岡号」の利用者数の多さというものを改めて実感しました。
閑散期の状況がどうなのか?というのもありますが、開業から7年が経過し、利用もそれなりに定着しているのではないでしょうか。
途中交代制とはいえ、片道8,230円でワンマン運行、しかも直通する交通祈願が皆無に等しいことを考えると、「さぬきエクスプレス福岡号」は事業者にとってはおいしい路線なのかもしれませんね。
今後余程のことがない限り、前回ご紹介した名鉄バス「不知火号」と同様に、この路線に関しても暫くは安泰かもしれませんね。
そんなことを感じた、今回の西鉄高速バス「さぬきエクスプレス福岡号」2号車の乗車でございました。

西鉄高速バス「さぬきエクスプレス福岡号」 3802 高松駅高速BT到着 その2(2014.12.30)

西鉄高速バス「さぬきエクスプレス福岡号」 4101&3802 高松駅高速BT到着後


【乗車データ】 
  • 乗車日:2014/12/29
  • 乗車区間:
    西鉄天神バスセンター→高松駅高速バスターミナル
  • 運行会社:西鉄高速バス(2号車)
  • 車両:三菱/KL-MS86MP(西工02MC SD-Ⅱ)
  • 年式:2003年式
  • 所属:福岡支社(乗務は北九州支社)
  • 社番:3802

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自称「高速バスアドバイザー」。高速バス乗車回数900回以上(2016年12月現在)。バス・鉄道をはじめとする乗り物を追っかけて撮ったり、ブログやサイトの運営、バス関連本やネットニュースの原稿執筆、同人誌活動などを通じて、乗り物旅の素晴らしさを伝える活動を行っています。北海道札幌市在住。バスと鉄道とカレーと粉物が大好き。 [詳細]

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