太平洋フェリー「きたかみ」仙台→苫小牧 乗船記【エコノミーシングル】

フェリー



22時30分 船内散策

船室に戻り、横になってのんびりしたところで、22時00分、消灯時間となりました。
さらにテレビを見ているうちに、時刻は22時30分。
この時間から船内散策をすることにしました。

というのも、この日は乗客が大変多く、乗船時から船内散策をする状況ではなかったのです。
ですので、多くの乗客が船室に戻った時間帯に船内散策をしようということになりました。

太平洋フェリー「きたかみ」のデザインコンセプトは、「SPACE TRAVEL(スペーストラベル)」
宇宙船をイメージした白色に、様々な光の演出が映える新感覚フェリーが謳い文句になっています。
夜間航海となるダイヤの特性を踏まえてテーマを設定したといわれており、星空の旅をイメージして光を駆使した演出を施した設計となっています。


6デッキ エントランスホール

エントランスは6~7階の2層吹き抜け構造となっています。
エレベータがエントランス後方側に設置されている関係上、「いしかり」「きそ」のエントランスに設置しているメインオブジェの様なものはありませんが、船内の中央に位置する階段の壁にプロジェクションマッピングで船内案内を映し出せる様になっています。
また、船内の中央に位置する階段の壁と天井では、毎晩プロジェクションマッピングによるショーを実施しています。

太平洋フェリー「きたかみ」 6~7デッキ エントランス

エントランス中央部には、テレビコーナーを配置。
消灯時以外はこちらでテレビを放映しています。
船室にテレビがないB寝台、C寝台をご利用の方にはありがたい設備ですね。

太平洋フェリー「きたかみ」 6~7デッキ エントランス_02

また、エントランスには、フォトコーナーも設置。
乗船の記念撮影はいかがですか?

太平洋フェリー「きたかみ」 6~7デッキ エントランス_03

案内所(インフォメーション)

案内所(インフォメーション)は、6デッキ エントランス部にあります。

太平洋フェリー「きたかみ」 6デッキ 案内所(インフォメーション)

航行に関する情報を表示するディスプレイやパンフ類、自動販売機コーナーは6デッキ エントランス後方にあります。

太平洋フェリー「きたかみ」 6デッキ ディスプレイ、パンフ類、自動販売機コーナー

太平洋フェリー「きたかみ」 6デッキ 船内インフォメーションボード_01

太平洋フェリー「きたかみ」 6デッキ 自動販売機コーナー

太平洋フェリー「きたかみ」 6デッキ 船内インフォメーションボード_02

売店(ショップコーナー)

売店(ショップコーナー)は、6デッキの案内所(インフォメーション)隣に設置しています。
時間を区切っての営業(18:45~21:30、翌日08:30~10:30)にはなりますが、土産類や軽い飲食物などを購入する際に便利です。
「いしかり」「きそ」にあるカフェコーナーが「きたかみ」にはないため、カップラーメン類も少数ではありますが取り扱っています。

太平洋フェリー「きたかみ」 6デッキ 売店(ショップコーナー)

なお、先述のレストランもそうですが、お支払いは現金のみです。
クレジットカード、コード決済は利用出来ませんので注意しましょう。


展望大浴場

6デッキエントランス中央部には、展望大浴場の入口があります。
船旅の楽しみのひとつでもある大浴場。
浴室も広く、ゆったりとお風呂を楽しむことが出来ます。

太平洋フェリー「きたかみ」 6デッキ 展望大浴場入口

キッズエリア

6デッキ階段下部には、キッズエリアがあります。
小さなお子様のための遊び場となっており、小さなお子様がいらっしゃる方には便利なスペースです。

太平洋フェリー「きたかみ」 6デッキ キッズエリア

7デッキ エントランス・プロムナード

ひとつ上の階の7デッキの様子です。
開放的な造りが特徴です。

太平洋フェリー「きたかみ」 7デッキ エントランス_01

太平洋フェリー「きたかみ」 7デッキ プロムナード_01

太平洋フェリー「きたかみ」 7デッキ エントランス_02

太平洋フェリー「きたかみ」 7デッキ エントランス_03

太平洋フェリー「きたかみ」 7デッキ エントランス_04

自動販売機コーナーは7デッキにも。
6デッキの自販機コーナーには無かったカップラーメンの自販機も設置されています。

太平洋フェリー「きたかみ」 7デッキ 自販機コーナー

なお、「きかたみ」は苫小牧~仙台航路就航に特化した船舶ということもあり、初代「きたかみ」にあったラウンジ、ゲームコーナー、軽食スタンドが、2代目「きたかみ」では廃止されています。
就航当初は戸惑いを見せた乗客も少なくなかったと聞きましたが、現場側では、パブリックスペースが中央部に集中していることで、少人数のクルーで運営出来る様になり、働きやすくなったといいます。

というわけで、簡単に共有部分の様子をご紹介しましたが、「いしかり」「きそ」で見られる"優雅な雰囲気を醸し出す船内デザイン"とは異なり、どちらかというと"機能的でシンプルな船内デザイン"という印象を受けます。
苫小牧~仙台間の乗船であれば十分な船内設備といえますが、「いしかり」「きそ」に乗り慣れている乗客にとっては、どこか物足りなさを感じるかもしれませんね。


23時30分 就寝

船内散策を終えたところで、大浴場でひとっ風呂浴びようかと思いましたが、疲れていたこともあり、就寝するとします。
ベットに横たわり、布団をかけると、いつしか夢の中へ。
翌朝まで目を覚ますことはありませんでした。


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