西鉄「フェニックス号」に乗ってブルートレインに会いに行きました(しかも日帰りで?)
ブルートレイン客車を活用した宿泊施設「ブルートレインたらぎ」をご紹介しました。
施設の詳細などは上記リンク内の記事をご覧いただくとして、確か私が訪れたのは2017(平成29)年12月上旬のことでした。
あれから約2年、あの場所はどうなっているのか・・・。
ブログやSNSなどで公表している通り、実は2019(令和元)年12月に長期の取材出張で全国各地を回っていたのですが、その空き時間を利用して再び訪れることにしたのです。
福岡から人吉へ移動するのに便利なのが、ご存知高速バス「フェニックス号」。
ということで、今回は往復とも西日本鉄道(以下:西鉄)「フェニックス号」を利用することにしました。
スタート場所は、これまたご存知「西鉄天神高速バスターミナル」。
日本有数の高速バスターミナルのひとつとして知られています。
往路で乗車したのは、西日本鉄道福岡高速自動車営業所所属の9908号車(日産PKG-RA274RBN 西工02MC C-Ⅰ)でした。
本家本元の西鉄でも、西工製高速用車両はすっかり台数を減らしており、 C-Ⅰ型の高速用車両も西鉄ではこの「フェニックス号」本便運用車と「島原号」予備運用車のみとなりました。
恐らく、今後数年以内には全車引退を迎えると予想されるだけに、乗っておける時には是非とも乗っておきたいものです。
2+1配列の3列スーパーシートに身を委ね、しばしのんびりと過ごすこと2時間程で、バスは1カ所目の休憩場所である宮原サービスエリアに到着。
宮原サービスエリア下り線エリアに立ち寄ったのは久しぶりでしたが、建物が立派になりましたね。
折角なので、休憩時間中に何枚か撮影します。
宮原サービスエリアでの休憩停車も終わり、バスは九州自動車道を南下していきます。
そして、福岡から約3時間でバスは人吉インターに到着します。
人吉からへ多良木へ移動するには、人吉駅(人吉温泉駅)からくま川鉄道を利用するのが一般的ですが、この日は乗り換えのタイミングが悪く、接続が上手くいかないことから、人吉市中心部で「じゅぐりっと号」を下車し、下車した場所からは産交バスの湯前行き路線バスで多良木へ向かうことにしました。
車両はごく普通の日野レインボーRJツーステップ車ですが、乗車するな否やびっくり。 なんと、客貨混載バス「くらし ハコぶバス」でした。
客貨混載バスを実施している話は、ネットニュースなどで知ってはいましたが、まさか実際に自分が乗車することになろうとは思いもしませんでした。
揺られること50分弱で、バス多良木バス停に到着。
ここから「ブルートレインたらぎ」は、徒歩約5分で辿り着きます。
そして・・・2年ぶりのご対面です。
屋根が付いていることもあって、予想していたよりも痛みは進んでいませんが、それでも雨風はどうしても当たってしまうもの。
やはり、車体の色褪せは相当進んでいるように見受けられました。
今後、外観などの塗り直しを行うのかどうかは分かりませんが、このままの状態ですと、数年後には目も当てられない程までに腐食が進むのでは・・・と感じました。
さて、中に入って宿泊するか・・・といいたいところですが、今回は取材行程の関係で宿泊することが出来ないため、ここで退散。
この後、向かいの公衆浴場「えびすの湯」で湯に浸かりながら、帰りの交通機関の時間までのんびりさせていただきました。
因みに、この公衆浴場「えびすの湯」ですが、「ブルートレインたらぎ」宿泊利用者は1泊につき1回無料で利用(入浴)することが出来ますよ。
実は私、恥ずかしながら、くま川鉄道は今回が初乗車でした。
くま川鉄道多良木駅です。
駅舎でしばし待っていると列車が入線。
今回はこちらの列車(KT-505「白秋」とKT-501(冬)の混結編成)で移動です。
車内はこの様になっています。(写真はKT-501の車内。)
以前は窓向席、4人掛テーブル付きBOXシート、普通座席、ソファー席という構成だったそうですが、通学対策に伴う座席改造により、現在はこの様に普通席(ロングシート配置)メインの構成に変更され、テーブル席は無くなったそうです。
改造に際しては、デザイナーの水戸岡鋭治氏にお伺いを立てたそうですが、上手く纏まってはいるものの、どうしてもちぐはぐ感は否めないですね。
沿線は長閑な風景が一面に広がります。
思わず写真に収めたくなりますね。
多良木から45分程で、列車は終点の人吉(人吉温泉)に到着。
ホームでは多くの帰宅高校生が列車を待っていました。
構内には、KT-503「春」が待機。
乗車して来た列車に連結して、湯前行きとして運用するとのことでした。
今に始まったことではありませんが、思い切ったダウンサイジングぶりに改めて驚いた次第です。
人吉からの帰りも、西鉄「フェニックス号」を利用します。
人吉インターまでは、往路でも乗車した産交バス「じゅぐりっと号」に乗車。
そして、人吉から乗車した「フェニックス号」は、往路で乗車した車両の1番違いである西日本鉄道福岡高速自動車営業所所属の9909号車(日産PKG-RA274RBN 西工02MC C-Ⅰ)でした。(写真は西鉄高速バス運行時代に撮影。)
往路はビジネスマンなどで混んでいましたが、復路はうって変わって空席が多数。
福岡までゆったりのんびりと移動します。
休憩場所の宮原サービスエリアに到着する頃には、外もすっかり真っ暗。
冬の日の短さを改めて感じます。
終点の西鉄天神高速バスターミナルには、20時30分に到着。
あっという間の「ブルートレインたらぎ」訪問でした。
本来であれば、この場所に泊まるべく計画を立てていたのですが、取材日程の関係でどうしても断念せざるを得なかったのです。
ですが、2020(令和2)年2月~3月の間に再訪する予定がありますので、次回訪問時は是非とも宿泊前提で訪れたいと考えています。
再訪時には改めてブログでご紹介しますので、どうかお待ちいただけると幸いです。
2年前にも敢行したのですが、人吉地区の産交バスを改めてじっくり見てみるのも良いですね。
【乗車データ】
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以前このブログで、熊本県多良木町にある
施設の詳細などは上記リンク内の記事をご覧いただくとして、確か私が訪れたのは2017(平成29)年12月上旬のことでした。
あれから約2年、あの場所はどうなっているのか・・・。
ブログやSNSなどで公表している通り、実は2019(令和元)年12月に長期の取材出張で全国各地を回っていたのですが、その空き時間を利用して再び訪れることにしたのです。
目次
福岡→人吉は西鉄「フェニックス号」を利用
「ブルートレインたらぎ」へ行くのには、まずは熊本県人吉市へ移動する必要があるのですが、訪問当日、私は福岡に滞在していました。福岡から人吉へ移動するのに便利なのが、ご存知高速バス「フェニックス号」。
ということで、今回は往復とも西日本鉄道(以下:西鉄)「フェニックス号」を利用することにしました。
スタート場所は、これまたご存知「西鉄天神高速バスターミナル」。
日本有数の高速バスターミナルのひとつとして知られています。
往路で乗車したのは、西日本鉄道福岡高速自動車営業所所属の9908号車(日産PKG-RA274RBN 西工02MC C-Ⅰ)でした。
本家本元の西鉄でも、西工製高速用車両はすっかり台数を減らしており、 C-Ⅰ型の高速用車両も西鉄ではこの「フェニックス号」本便運用車と「島原号」予備運用車のみとなりました。
恐らく、今後数年以内には全車引退を迎えると予想されるだけに、乗っておける時には是非とも乗っておきたいものです。
2+1配列の3列スーパーシートに身を委ね、しばしのんびりと過ごすこと2時間程で、バスは1カ所目の休憩場所である宮原サービスエリアに到着。
宮原サービスエリア下り線エリアに立ち寄ったのは久しぶりでしたが、建物が立派になりましたね。
折角なので、休憩時間中に何枚か撮影します。
宮原サービスエリアでの休憩停車も終わり、バスは九州自動車道を南下していきます。
そして、福岡から約3時間でバスは人吉インターに到着します。
産交バスの路線バスで人吉から多良木へ
人吉インターからは、産交バス「じゅぐりっと号」で人吉市内へ向かいます。(写真はイメージです。)人吉からへ多良木へ移動するには、人吉駅(人吉温泉駅)からくま川鉄道を利用するのが一般的ですが、この日は乗り換えのタイミングが悪く、接続が上手くいかないことから、人吉市中心部で「じゅぐりっと号」を下車し、下車した場所からは産交バスの湯前行き路線バスで多良木へ向かうことにしました。
車両はごく普通の日野レインボーRJツーステップ車ですが、乗車するな否やびっくり。 なんと、客貨混載バス「くらし ハコぶバス」でした。
客貨混載バスを実施している話は、ネットニュースなどで知ってはいましたが、まさか実際に自分が乗車することになろうとは思いもしませんでした。
揺られること50分弱で、バス多良木バス停に到着。
ここから「ブルートレインたらぎ」は、徒歩約5分で辿り着きます。
2年ぶりのブルートレインの姿は・・・
福岡を出発して4時間程で、ようやく「ブルートレインたらぎ」に到着しました。そして・・・2年ぶりのご対面です。
屋根が付いていることもあって、予想していたよりも痛みは進んでいませんが、それでも雨風はどうしても当たってしまうもの。
やはり、車体の色褪せは相当進んでいるように見受けられました。
今後、外観などの塗り直しを行うのかどうかは分かりませんが、このままの状態ですと、数年後には目も当てられない程までに腐食が進むのでは・・・と感じました。
さて、中に入って宿泊するか・・・といいたいところですが、今回は取材行程の関係で宿泊することが出来ないため、ここで退散。
この後、向かいの公衆浴場「えびすの湯」で湯に浸かりながら、帰りの交通機関の時間までのんびりさせていただきました。
因みに、この公衆浴場「えびすの湯」ですが、「ブルートレインたらぎ」宿泊利用者は1泊につき1回無料で利用(入浴)することが出来ますよ。
多良木→人吉はくま川鉄道に初乗車
多良木から人吉(人吉温泉)までは、くま川鉄道で移動します。実は私、恥ずかしながら、くま川鉄道は今回が初乗車でした。
くま川鉄道多良木駅です。
駅舎でしばし待っていると列車が入線。
今回はこちらの列車(KT-505「白秋」とKT-501(冬)の混結編成)で移動です。
車内はこの様になっています。(写真はKT-501の車内。)
以前は窓向席、4人掛テーブル付きBOXシート、普通座席、ソファー席という構成だったそうですが、通学対策に伴う座席改造により、現在はこの様に普通席(ロングシート配置)メインの構成に変更され、テーブル席は無くなったそうです。
改造に際しては、デザイナーの水戸岡鋭治氏にお伺いを立てたそうですが、上手く纏まってはいるものの、どうしてもちぐはぐ感は否めないですね。
沿線は長閑な風景が一面に広がります。
思わず写真に収めたくなりますね。
多良木から45分程で、列車は終点の人吉(人吉温泉)に到着。
ホームでは多くの帰宅高校生が列車を待っていました。
構内には、KT-503「春」が待機。
乗車して来た列車に連結して、湯前行きとして運用するとのことでした。
人吉からの帰りも西鉄「フェニックス号」を利用
人吉駅でのひと休み中に見かけた産交バスです。 人吉地区の産交バスも、マイクロサイズの日野リエッセや日野ポンチョ、日野リエッセⅡ(トヨタコースターのOEM)がメインとなっている様です。今に始まったことではありませんが、思い切ったダウンサイジングぶりに改めて驚いた次第です。
人吉からの帰りも、西鉄「フェニックス号」を利用します。
人吉インターまでは、往路でも乗車した産交バス「じゅぐりっと号」に乗車。
そして、人吉から乗車した「フェニックス号」は、往路で乗車した車両の1番違いである西日本鉄道福岡高速自動車営業所所属の9909号車(日産PKG-RA274RBN 西工02MC C-Ⅰ)でした。(写真は西鉄高速バス運行時代に撮影。)
往路はビジネスマンなどで混んでいましたが、復路はうって変わって空席が多数。
福岡までゆったりのんびりと移動します。
休憩場所の宮原サービスエリアに到着する頃には、外もすっかり真っ暗。
冬の日の短さを改めて感じます。
終点の西鉄天神高速バスターミナルには、20時30分に到着。
あっという間の「ブルートレインたらぎ」訪問でした。
最後に
以上、「ブルートレインたらぎ」日帰り訪問記をご紹介しましたが、出来ることならやはり泊まりたかった・・・というのが正直な感想でしょうか。本来であれば、この場所に泊まるべく計画を立てていたのですが、取材日程の関係でどうしても断念せざるを得なかったのです。
ですが、2020(令和2)年2月~3月の間に再訪する予定がありますので、次回訪問時は是非とも宿泊前提で訪れたいと考えています。
再訪時には改めてブログでご紹介しますので、どうかお待ちいただけると幸いです。
2年前にも敢行したのですが、人吉地区の産交バスを改めてじっくり見てみるのも良いですね。
【乗車データ】
- 乗車日:2019/12/19
- 乗車区間:
西鉄天神高速バスターミナル→人吉インター - 運行会社:西日本鉄道
- 車両:日産/PKG-RA274RBN(西工02MC C-Ⅰ)
- 年式:2008年式
- 所属:福岡高速自動車営業所
- 社番:9908
【乗車データ】
- 乗車日:2019/12/19
- 乗車区間:
人吉インター→西鉄天神高速バスターミナル - 運行会社:西日本鉄道
- 車両:日産/PKG-RA274RBN(西工02MC C-Ⅰ)
- 年式:2008年式
- 所属:福岡高速自動車営業所
- 社番:9909
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