西日本JRバス「白浜エクスプレス大阪号」(新塗装車) 簡単な乗車記

昼行高速バス,高速バス乗車記

大阪と和歌山県田辺市・同白浜町を結ぶ高速バス「白浜エクスプレス大阪号」
西日本JRバス「白浜エクスプレス大阪号」 1971

明光バス「白浜エクスプレス」 ・312_01 外観
2002(平成14)年7月に近鉄グループの明光バス(本社:和歌山県白浜町)が単独で運行を開始し、その1年後の2003(平成15)年7月に西日本JRバス(本社:大阪市)が運行に参入。
その後は増便に増便を重ね、現在は西日本JRバス4往復、明光バスが5往復の計9往復体制で運行しています。

実は先日、南紀白浜へ仕事で行く用事があり、それに先立って事前準備と下見を兼ねて大阪~紀伊田辺間を往復。
その帰りの足として「白浜エクスプレス大阪号」を利用する機会がありましたので、今回はその時の模様を簡単にご紹介します。

従来よりアップグレードした西日本JRバスの新塗装車

やって来たのは、JR紀伊田辺駅前の明光バス案内所。
こちら案内所前のバス停から「白浜エクスプレス大阪号」は発車します。
JR紀伊田辺駅
JR紀伊田辺駅

JR紀伊田辺駅前の明光バス案内所
JR紀伊田辺駅前の明光バス案内所

「白浜エクスプレス大阪号」は、白浜町内の南紀白浜空港やアドベンチャーワールドが始発。
白浜町内各所にて乗車扱いを行った後、田辺駅前にやって来ます。
ですので、当然のことながら、道路状況によっては到着が遅れることもあります。

今回乗車したのは、田辺駅前18時02分発の「白浜エクスプレス大阪18号」
こちらの車両がやって来ました。
西日本JRバス「白浜エクスプレス大阪号」 2331_102
2018(平成30)年式の西日本JRバス大阪高速管理所所属641-18932号車(いすゞガーラHD 2TG-RU1ASDJ)です。
営業開始30周年記念で採用された同社新塗装を纏っており、遠くからでも目立つ車体デザインが特徴です。

バスは定刻よりも10分程遅れて田辺駅前に到着。
乗車改札を受け、車内に入ります。
西日本JRバス「白浜エクスプレス大阪号」 西日本JRバス「白浜エクスプレス大阪号」 2331_106 田辺駅前乗車改札中

車内は、4列シート40人乗りの昼行高速仕様となっています。
西日本JRバス「白浜エクスプレス大阪号」 2331 車内

西日本JRバス「白浜エクスプレス大阪号」 2331 シート
これまで同社が導入していた42人乗り仕様と比較すると、定員減少に伴うシートピッチの拡大やシートモケットの変更、側窓の完全固定窓化など、いくつかの変更点が生じており、全体的にグレードアップした印象を受けます。

各座席にはコンセントを完備。
携帯電話やスマートフォンの充電に重宝します。
西日本JRバス「白浜エクスプレス大阪号」 2331 コンセント

そして、車内ではWi-fiサービスも提供。
シートポケット内のリーフレットを見ながら設定することで利用出来ます。
1回の接続につき180分間利用出来、接続回数の制限はありません。
西日本JRバス「白浜エクスプレス大阪号」 2331 Wi-fi設定画面(iPhone)

阪和道の渋滞で約1時間の遅延

18時10分 田辺駅前発車

18時10分、定刻8分遅れで発車した「白浜エクスプレス大阪18号」は、田辺市内の田辺市役所前、芳養駅前にて乗車扱いを行い、海沿いの道をみなべ市役所前へと向かいます。

夕掛けに染まる海が美しいです。
西日本JRバス「白浜エクスプレス大阪号」 2331 車窓_01

西日本JRバス「白浜エクスプレス大阪号」 2331 車窓_02

18時57分 印南(印南サービスエリア)停車

みなべ町役場前にて乗車扱いを行い、ほぼ全ての座席が埋まったバスは、最寄りのみなべインターから阪和自動車道へ。
この先は、阪和自動車道~阪神高速道路を経由し、大阪市内へと向かいますが・・・
みなべインター流入後、早速渋滞に巻き込まれます。
この渋滞が印南から先の御坊市まで続き、遅れは拡大。
18時57分に、印南バス停(印南サービスエリア隣接)を発車しますが、この時点で21分の遅れとなっていました。

渋滞の列はさらに続き、所定の休憩場所である紀ノ川サービスエリアの到着時刻が読めないことから、途中の開放休憩場所が和歌山よりの吉備湯浅パーキングエリアに変更されました。
こちらでは、20時10分から20時30分までの20分間停車しましたが、この時点で約60分の遅れとなっていました。

22時07分 大阪駅JR高速バスターミナル到着

その後、バスは順調に進み、21時05分には泉佐野ジャンクションを通過し関空道へ。
その4分後にはりんくうジャンクションを通過し、阪神高速4号湾岸線へと入ります。
ここまで来れば、大阪市内まであと少しです。

21時47分、バスは湊町バスターミナル(なんばOCAT)に到着。
こちらで10名程の乗客が下車し、一般道を走行すること約20分、22時07分にバスは約60分遅れで終点の大阪駅JR高速バスターミナルに到着しました。
西日本JRバス「白浜エクスプレス大阪号」 2331 大阪駅JR高速バスターミナル到着
到着が22時過ぎと遅くなりましたが、それでも疲れを感じなかったのは、全体的にグレードアップした印象を受ける車内のおかげなのかもしれません。

導入が進む新塗装車

以上、西日本JRバス「白浜エクスプレス大阪号」(新塗装車) の乗車の模様を簡単にお届けしましたが、新塗装車の快適さを実感出来た今回の乗車でございました。
シートピッチが拡大され、シートの座り心地もさほど悪くないという点で、大阪~白浜間クラスの路線であれば快適に移動出来るのではないでしょうか。

昨年から導入が進んでいる西日本JRバスの新塗装車ですが、「白浜エクスプレス大阪号」「浜松エクスプレス大阪号」(後に「青春ドリーム信州号」に転用)に初導入されて以降、「名神ハイウェイバス京都線」「名神ハイウェイバス大阪線」と導入が続き、現在では「青春エコドリーム号/青春昼特急号」「高松エクスプレス神戸号」と、導入車両・導入路線ともに増えている状況です。
(個人的には、現在1台のみの導入に留まっている「青春ドリーム号」系統向きハイバック・ワイドシート仕様車の増備を望みたいところですが、スカニア・バンホール「InterCity DD」の導入が今後増えることを考えると、増備は難しいのかなぁと。)

外観・車内ともに進化を遂げた西日本JRバスの新塗装車。
今後、どの様なバリエーションの車両が増えるのかを含め、引き続き動向に注目したいと思います。

「青春ドリーム信州号」 2320
「青春ドリーム信州号」 641-18930

西日本JRバス「白浜エクスプレス大阪号」 2331_101
「白浜エクスプレス大阪号」 641-18932

西日本JRバス「名神ハイウェイバス京都線」 3591
「名神ハイウェイバス京都線」 641-18933

西日本JRバス「名神ハイウェイバス大阪線」 2359
「名神ハイウェイバス大阪線」 644-18937

西日本JRバス「青春エコドリーム号」 2441
「青春エコドリーム号」 749-19942


【乗車データ】 
  • 乗車日:2019/08/25
  • 乗車区間:
    田辺駅前→大阪駅JR高速バスターミナル
  • 運行会社:西日本JRバス
  • 車両:いすゞ/ガーラHD(2TG-RU1ASDJ)
  • 年式:2018年式
  • 所属:大阪高速管理所
  • 社番:641-18932
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