JR西日本「ハローキティ新幹線」(こだま741号 500系V2編成)を見てみる
2018年6月30日に運行を開始したJR西日本「ハローキティ新幹線」(500系新幹線電車)です。
1997年3月に本格運用を開始し、昨年2017年で運用開始20周年を迎えたJR西日本の500系新幹線電車ですが、この度運行を開始した「ハローキティ新幹線」は、500系新幹線電車とのコラボ企画第3弾となります。
果たして、「ハローキティ新幹線」はどんな電車に仕上がっているのか・・・。
先日、新山口から小倉までの短区間ではありますが、乗車する機会を得て乗車しました。
外観中心ではありますが、その時の模様を簡単にご紹介します。
「プラレール新幹線」「500 TYPE EVA」(エヴァンゲリオン新幹線)に次ぐ第3弾企画「ハローキティ新幹線」
ここで、「ハローキティ新幹線」のベース車両である500系新幹線電車について、簡単におさらいしておきましょう。JR西日本500系新幹線電車は、山陽新幹線の航空機に対する競争力強化の一環として、より一層の高速化を目指して設計・開発・製造された新幹線車両です。
1996年1月から1998年12月にかけ、16両編成9本合計144両が製造され、1997年3月22日のダイヤ改正で営業運転を開始、山陽新幹線区間での営業最高速度300km/hを初めて実現した車両でもあります。
当初は、新大阪駅~博多駅間の「のぞみ」に投入され、最短2時間17分で結んでいましたが、のちに運用区間が拡大され、東海道~山陽新幹線直通の「のぞみ」に投入されました。
専用機のような独特なフォルムが特長で、その現代離れした清廉なフォルムは、国内外の観光客や鉄道ファンを中心に今でも人気を集めています。
(写真は「のぞみ」運用時に撮影したJR西日本500系新幹線電車。)
その後、N700系新幹線電車の登場により、500系新幹線電車は山陽新幹線のみの運用となり、編成もそれまでの16両編成から8両編成に変更されています。
現在運行されている500系新幹線電車は、2008年に16編成から8両編成に改造された「V編成」といわれる短編成ヴァージョン。
V2編成~V9編成の計8編成が在籍し、新大阪・岡山~博多間の「こだま」に充てられていますが、「ハローキティ新幹線」に使用される車両は、かつて「プラレール新幹線」や「500 TYPE EVA」(エヴァンゲリオン新幹線)として活躍していたV2編成になります。
2018年5月13日に「500 TYPE EVA」(エヴァンゲリオン新幹線)としての運行が終了した後に、5月末ごろから車両改造工事が行われ、6月30日に「ハローキティ新幹線」として運行を開始しました。 運行開始前には、博多総合車両所にて報道関係者に公開された他、博多~新山口間で試運転も実施され、試運転実施当日はSNSなどではその模様が数多くアップされていました。
「可愛らしさ」と「カッコ良さ」を両立させた車体デザイン
今回私が乗車したのは、新山口14時39分発の博多行き「こだま741号」。新山口では4分間停車するため、入線時の写真を撮影することが出来ました。
大雨の中、新山口駅下り線ホームに入線する「ハローキティ新幹線」(「こだま741号」)です。
「可愛らしさ」をイメージする、白地にピンクの色使いが特徴の車体デザインとなっています。
車体デザインは、JR西日本・サンリオとの共同で実施されたそうですが、元々の車体構造が影響しているからなのか、「可愛らしさ」と「カッコ良さ」を両立させたイメージを受けます。
新山口を発車した電車は、厚狭に停車後、新下関にて15分間停車します。
この15分間は貴重な撮影時間として有効に使いたいもの。
私も雨の中、撮影に勤しみます。
各所にそれぞれ異なった「ハローキティ」を配しているあたり、芸が細かいです。
車内の様子です。
こちらは6号車指定席。
旧グリーン車の車内です。
(私はこの車両に乗車しました。)
そして、こちらは5号車指定席。
この5号車と、その隣の4号車に座席については、700系7000番台「レールスター」と同タイプの座席に交換されています。
7号車ドア付近の意匠です。
「500 TYPE EVA」(エヴァンゲリオン新幹線)の時は、どちらかというと外観と1号車・2号車の造り込みがメインで、他の号車は手付かずに近い印象を受けたのですが、「ハローキティ新幹線」は、外観・1号車・2号車のみならず、ドア付近や荷物置き場にも細かい造り込みがなされているなど、各号車に渡って「ハローキティ」の可愛らしさをしっかり出している印象を受けました。
これなら、どの号車に乗車しても「ハローキティ」の世界観を楽しむことが出来るのではないでしょうか。
その後電車は、新関門トンネルを抜け、15時20分に小倉に到着。
40分間の「ハローキティ新幹線」の旅は、あっという間でした。
残念ながら、今回は乗車時間の関係上、1号車の「ハロープラザ」及び2号車の車内を覗くことが出来ませんでしたが、話では「ハロープラザ」でご当地のみやげ物が買えたり、休憩が出来たり、様々な展示物が楽しめる他、2号車の車内は「500 TYPE EVA」(エヴァンゲリオン新幹線)以上の装飾が施されているとか。記念撮影も2号車で出来るそうです。
またの機会に乗車出来たら、今度は1号車、2号車の車内も覗いてみたいですね。
尚、「ハローキティ新幹線」(500系V2編成)は、博多6時40分発新大阪行き「こだま730号」と、新大阪11時29分発博多行き「こだま741号」に投入されています。
運転状況及び車両点検などの理由により、車両が急遽変更になる場合もありますのでご注意願います。
「ハローキティ新幹線」の外観や内装、運行時刻表など、詳しくはJR西日本「ハローキティ新幹線」特設ページにてご確認をお願いいたします。
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