京成バス・成田空港交通 東京~成田空港線「Tokyo Shuttle」乗車記
「LCC」(ローコストキャリア)元年と言われる今年2012年。
3月には日本初の本格的LCC「peach」(ANA系)が就航し、7月3日にはカンタス・JAL等が出資した「ジェットスタージャパン」が就航、そして8月にはANA系の「エアアジアジャパン」が就航します。
その流れを汲んでかどうかは分かりませんが、「ジェットスタージャパン」が運航を開始した7月3日に、LCC利用者を主なターゲットとした空港高速バスが運行を開始しました。
それが、東京東雲・東京駅~成田空港間高速バス「Tokyo Shuttle」です。
京成グループの2社(京成バス・成田空港交通)が約60分ヘッドで1日15往復運行します。
特徴は何といっても運賃の安さ。
東京発が1,000円~2,000円、成田空港発が2,000円と、並行する「フレンドリーリムジン」よりも1,000円~2,000円安く移動することが出来るのです。
さらに今なら8月31日までの期間限定デビュープライスとして、片道なんと800円!!
話では東京発の深夜便も設定されているそうですが、運行開始直前の発表とはいえマスコミ等にも取り上げられたこの路線、「これは現調を含め1度見ておかなくては・・・・・」と思い、過日利用してきました。
車内はトイレ無しの定員重視仕様
今回乗車したバスはこちら↓。 成田空港交通の三菱エアロエース(LKG-MS96VP)空連仕様。この路線のために両社各2台導入したそうで、従来の京成G塗装とは異なる緑をベースにした特別塗装を施しています。
結構目立ちますね。
車内はこの様になっておりまして・・・・・ トイレなし4列55人乗りの詰め込み仕様となっております。
成田空港側の始発は第2ターミナル。
2箇所停留所が設けられていて、2番乗り場→19番乗り場の順に停車していきます。
今回私は19番乗り場から乗車。
国内線到着口からはこちらが便利です。
ここから乗車したのは私を含めて5名でしたが、その後の第1ターミナル31番乗り場からは10名以上が乗車。
20名弱の乗客を乗せたバスは、東関東自動車道~首都高速道路を東京駅へと向かいます。
左手に東京ディズニーランドを眺めながら、バスは渋滞に巻き込まれることも無く順調に進み、約1時間後の11時過ぎにバスは東京駅八重洲口3番乗り場に到着しました。 終点は東雲にある京成バスの車庫ですが、この後の予定もあることから、私はここで下車。
あっという間の1時間でした。
で、今回「Tokyo Shuttle」を利用してみて思ったことなのですが、この路線、PRのやり方次第でそれなりの人気路線に成長するのではないかと。
所要時間も並行する「成田エクスプレス」や「フレンドリーリムジン」とさほど変わらず、使い勝手もさほど悪くないだけに、両社にとっては「手強いライバル登場」といったところでしょうか。
強いてハンデがあるとすれば、トイレが装備されていないのと、成田空港側の乗り場がちょっと不便な場所にあること(特に第1ターミナル)位でしょうか。
あとは定時性をどれだけ確保・担保できるにかかっているでしょうね。
私的には、「上京の手段の選択肢として、成田便+この路線というのもありかなぁ・・・・・」と今回乗車してみて思いました。
今後末永く運行が続くことを切に望みたいものですね。
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