江ノ電バス藤沢「レイク&ポート号」乗車記~東日本大震災が発生してから・・・・~

夜行バス,高速バス乗車記



今回ご紹介するのは、あの未曾有の大震災「東日本大震災」が起きてから乗車した、江ノ電バス藤沢の横浜・東京浜松町~横手・田沢湖間夜行高速バス「レイク&ポート号」の乗車記になります。

元々この路線は、横浜の相模鉄道と秋田の羽後交通が共同運行していたのですが、相模鉄道の高速路線バス撤退に伴い、2008年9月から同社が新たに参入、現在に至っています。

実は私、この路線の江ノ電担当便に乗車するのは、今回が2度目になります。
前回乗車した時の乗車記はこちらに掲載していまして、その記事に車内設備などについて詳しく書いていますので、興味がある方は是非ご覧頂きたいのですが、今回は震災後の同路線の状況を中心にレポートしたいと思います。


車内は所々空席も 悪い道路状況の中を一路田沢湖へ・・・

今回乗車したのは2011年5月15日横浜発の便でした。
震災から約2ヶ月が経過し、東北地方への観光客が激減している中、「レイク&ポート号」の利用がどのような形で影響が出ているのか、気になるところです。

乗車した車両はこちら↓。
江ノ電バス藤沢「レイク&ポート号」

江ノ電バス藤沢「レイク&ポート号」 リア
江ノ電夜行高速バス専用車の日産スペースウィング(PKG-RA274RBN 西工02MC SD-Ⅱ)です。

私は直前まで所用が立て込んでいたので、横浜からではなく、東京浜松町から乗車します。
乗客は私を含めて20人弱といったところ。
通常であれば週末にもなると満席になる事が多いこの路線ですが、やはり震災の影響からでしょうか、所々空席も目立ちます。

22時25分、定刻にバスは出発。
自動音声による各種案内(注意事項、車内設備などの案内)が行われた後、乗務員から補足説明があって、23時には消灯されるのですが、その際乗務員から「震災の影響で、福島あたりから激しく揺れることが予想されますので、予めご了承願います。」との案内が。
震災の爪あとがまだまだ残っていると実感させられる案内でした。

23時に消灯され、暫くは熟睡していたのですが、夜中の2時頃でしょうか。突然上下に激しい揺れが。
「走行中に地震かぁ??」と思いましたが、その後揺れも収まったので、恐らく道路状態が酷い箇所を通過した時の揺れだったのでしょう。
その後再び眠りにつき、5時半頃目を覚ますと、バスは秋田自動車道を走行中でした。

やがて横手インターを通過し、市街地を10分程走ったところで、バスは横手駅前にある横手バスターミナルに到着します。
ここで半数以上の乗客が下車。
この後バスは大曲・角館を経由して田沢湖へと向かいます。
横手で多くの乗客が下車したということもあって、車内は一気に寂しい状態に。
江ノ電バス藤沢「レイク&ポート号」 車内

因みにシートはこちら。
江ノ電バス藤沢「レイク&ポート号」 シート
可動式枕が装備されています。

その後、大曲バスターミナルで4名ほど下車するものの、角館は降車客がおらず通過。
私を含めた残り4名が終点の田沢湖まで乗り通します。
そして定刻よりも30分早い7時30分、バスは終点の田沢湖駅前に到着しました。
江ノ電バス藤沢「レイク&ポート号」 田沢湖到着

江ノ電バス藤沢「レイク&ポート号」 サイド

今回、日程の関係で運良く「レイク&ポート」江ノ電便に乗車することが出来ましたが、震災の影響からでしょうか、震災前の週末と比較すると、やはり利用客が少ないという印象を受けました。
田沢湖駅の駅員にも聞いてみたのですが、震災が起きてから田沢湖を訪れる方が激減しているとのことでした。
特に、原発報道の影響からか、外国人観光客が殆ど来なくなったとか。
状況が状況だけに、正直何といったらいいのか言葉が見つからないのですが、まずは東北地方に早く活気が戻ることを切に望みたいものです。

心情的には、今この時期に東北を訪れることは難しいと思います。
ただ、田沢湖周辺のホテルや旅館・観光地の多くは営業を再開し、通常営業で観光客を受け入れています。
田沢湖の他、訪れても問題が無い東北の観光地を訪れてお金を落としていくというのも、ある意味震災地の復興に繋がります。
これから夏休みを迎えることになります。
週末や長期の休みに、「レイク&ポート号」でちょっと気軽に田沢湖観光へ出かけてみませんか?

夜行路線バス「レイク&ポート号」について詳しくはこちらをご覧下さい。

応援して頂けると嬉しいです。
↓  ↓  ↓  ↓

その他ランキング
にほんブログ村 その他趣味ブログ バス(車)へ
にほんブログ村