阿寒バス「羅臼ウトロ線」乗車記

一般路線バス




前回の記事の続きになります。


羅臼での散策も終わり、いよいよ知床峠を越えてウトロへと向かいます。
次に乗車したのは、羅臼13時45分発のウトロ行き路線バスです。
羅臼~ウトロ間の路線バスは、阿寒バスと斜里バスが運行していますが、私が乗車したのは、阿寒バスの便でした。

一般路線車で急な知床峠を走破

今回乗車した車両はこちら。
阿寒バス「羅臼ウトロ線」 ・781
元標津線代替で使用されていた(と思われる)、日野ブルーリボンHUです。
専用の方向幕が用意されていない為、行先表示はステッカーで代用されています。
阿寒バス「羅臼ウトロ線」 ・781 側面行先表示

車内はこの様になっておりまして、
阿寒バス「羅臼ウトロ線」 ・781 車内
てっきりリクライニングシートを搭載しているのでは?と思いましたが、実際は郊外路線でよく見かけるロマンスタイプのシートでした。

13時45分、定刻にバスは阿寒バス羅臼営業所を出発します。
乗客は私を含めて3人。
やはり峠越えは自家用車が大半のようです。

羅臼を出発して、羅臼温泉を通過すると、早速峠越えが始まります。
阿寒バス「羅臼ウトロ線」 車窓 その1

知床峠は、道内でも屈指のきつい峠とも言われていて、急カーブやヘアピンが連続します。
阿寒バス「羅臼ウトロ線」 車窓 その2

峠の頂上近くになると、霧が濃くなってきます。
阿寒バス「羅臼ウトロ線」 車窓 その3

羅臼を出発して15分、「羅臼湖入口」に停車。ここで山登りの家族客3名を乗せます。
更に走り続ける事約10分、バスは峠の頂上にある「知床峠」バス停に到着します。
阿寒バス「羅臼ウトロ線」 車窓 その4

阿寒バス「羅臼ウトロ線」 車窓 その5
ここで先程の登山客3名が下車し、代わりに観光客2名が乗車してきます。

ここから先は峠を下って行きます。羅臼側は霧で視界が悪かったのですが、ウトロ側は一転、青空が見える天気で、道路沿いの木々の緑も鮮やかに見えます。
阿寒バス「羅臼ウトロ線」 車窓 その6

阿寒バス「羅臼ウトロ線」 車窓 その7

14時28分、知床自然センターに到着。
ここは知床五湖やカムイワッカ湯の滝方面へのシャトルバスの乗り換え口になっており、7月中旬から9月中旬の間は、環境保護の一環でマイカー規制を行っているために、知床五湖からカムイワッカ方面へはバス以外の車両は入る事が出来ません。
更に、知床五湖の駐車場に車を置いてシャトルバスに乗車する事も出来ません。
従って、自家用車はここでマイカーを駐車して、シャトルバスで移動する必要があります。
知床観光を予定されている方は、予めご注意を。
斜里バス 知床五湖シャトルバス ・112
※知床五湖・カムイワッカシャトルバス(斜里バス)

知床自然センターを過ぎると、やがて右手にウトロ市街が見えてきます。
そしてウトロ市街に入り、グランドホテル北こぶし前を過ぎると、バスは終点、ウトロ温泉バスターミナルに到着です。
阿寒バス「羅臼ウトロ線」 ・781 ウトロ到着
乗客を降ろし、代わりに羅臼方面へ向かう乗客を乗せた後、バスは休む暇も無く羅臼へと戻って行きました。

乗るのであれば「晴れている時」がオススメ

羅臼を出発して約50分のバスの旅。
あっという間でしたが、一般路線バスがエンジンを唸らせながら急な峠を上る姿は、バスファン的にはたまりません。
そして、今回は残念ながら天気に恵まれませんでしたが、峠から眺める景色は、まさに絶景です!
私自身、この峠は何度か車で通過したことがあるのですが、晴れている時の知床峠頂上から眺める景色は、「素晴らしい」以外の言葉が見つからない位の絶景です。
晴れている時にこの路線に乗車した方は、きっと峠から眺める景色に感動したことと思います。

知床は夏以外にも、秋の紅葉が美しい場所としても有名です。
今度は、秋の紅葉時期にもう一度この路線に乗ってみたいですね。

僅か4ヶ月間しか運行されない路線ですので、ご利用の方は事前に時刻表で確認して下さいね。

(2010年8月乗車)


、◇◇ 阿寒バス 羅臼~ウトロ線 ◇◇

運行本数:1日4往復(阿寒バス2往復、斜里バス2往復)

所要時間:約50分

運賃:片道1,310円


詳しくは、こちらをご覧下さい。




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