斜里バスの定期観光バス「夜の大自然号」乗車記

一般路線バス




前回の記事の続きになります。


羅臼からの阿寒バスでウトロ温泉に到着した私。
あとは札幌行きの都市間バス「イーグルライナー」で帰るだけなのですが・・・・・
「イーグルライナー」出発まで、7時間程時間が空いています。
ということで、しばしウトロ地区で時間を潰す事にしました。

鹿にキツネ・・・知床の野生動物を堪能 運が良ければヒグマも?

最初はウトロ市街を徒歩で散策します。
しかし・・・・この日は最高気温が30度近くまで上がり、身体は汗だく状態。
さすがに我慢できず、「折角だから、温泉で疲れを癒そう」と思い、市街地から歩く事約15分、丘の上にある『知床プリンスホテル風なみ季』という大型温泉ホテルへ向かいました。(写真が無くてゴメンナサイ。)
ここで、日帰り入浴とバイキングのセットプランがあるとの事で、早速フロントにて受付を済ませ、まずは温泉を楽しむことにしました。

入ってみて感心したのは、風呂場の清掃が行き届いていること。
この手のホテルって、とかく風呂場の清掃がおざなりになりがちなのですが、このホテルはきちんと清掃されていて、好感が持てました。
湯加減も丁度よく、露天風呂もあったりして、十分に温泉を満喫しました。

お風呂から上り、身体を冷ましたところで、いよいよバイキング形式の夕食です。
こちらのバイキングは、和洋中約50品目が食べ放題。
地元で捕れる「知床鶏」や蟹も食べ放題の他、酢飯に自分のお好みの具を好きなだけ盛り付けて完成させる「勝手丼」などもあったりして、バラエティに富んでいます。
生ビールを片手に、北海道の旬の味を満喫する・・・・・この上ない贅沢です。
味もしっかりしていて、美味しく頂きました。

身も心も満足したところで、酔い覚ましも兼ねて、再び私はウトロ温泉バスターミナルに戻ります。
というのも、この時期限定で運行される、ある定期観光バスに乗車するからです。
それが、斜里バスが運行する「夜の大自然号」です。(写真はイメージです。)
斜里バス「夜の大自然号」 ・・20

この定期観光バスは、同社が運営しているネイチャーセンター「知床アルパ」所属のガイドが同行して、知床に生息する動物達(鹿やキツネ、場合によってはひぐま)をバスの中から鑑賞するというのもなのですが、ホテルの宿泊客に人気があるコースの様で、天気が良ければバスから降りて星空鑑賞会も行うとのことで、早速乗車してみることにしました。

本日運行されるかどうかは、事前にネイチャーセンター「知床アルパ」に確認してあるので、バスターミナルで待機している乗務員からチケットを購入すれば、あとは乗車するだけです。

今回乗車するバスは、こちら。
斜里バス「夜の大自然号」 ・・20 ウトロバスターミナル発車待ち

斜里バス「夜の大自然号」 ・・20 出入口
日野セレガHIMR(車体にはハイブリッドバスとかかれていますが・・・・・)の折り戸仕様車です。

車内はこの様になっております。
斜里バス「夜の大自然号」 ・・20 車内
ごく普通の貸切仕様ですね。

20時にウトロ温泉バスターミナルを出発。
この時点では私を含めて3名しか乗車していなかったのですが、知床グランドホテル「北こぶし」前、知床プリンスホテルで大量の乗客が乗車し、バスは満席状態。
その他のホテルでも乗車するお客様がいるとの事で、この日は2台運行で催行することになりました。

知床プリンスホテルを出発後、バスは知床自然センター方面へと向かいます。
出発後、暫くすると、夜行バスの如く、完全消灯されます。
斜里バス「夜の大自然号」 ・・20 車内 その2
これには理由があって、出来るだけ多くの動物達を発見しやすくする為だそうです。

暫くすると、鹿が・・・・・
斜里バス「夜の大自然号」 車窓 その1

更に進むと、もう一頭鹿が・・・・・
斜里バス「夜の大自然号」 車窓 その2
この日はこの他にも、鹿2頭と北キツネ3匹を発見しました。
運が良ければ、ひぐまを見かけることもあるそうです。

更にこの日は天気が回復して星が見えるとのことで、知床五湖の近くの草原で、星の鑑賞会も行いました。
残念ながら、写真に収めることは出来ませんでしたが、「星の宝石箱」の如く、数多くの星を見ることが出来ました。
街中では決して見る事が出来ないだけに、草原で見た星の大群は、私にとってある意味衝撃でした。
流れ星も3回も見ましたし・・・。

あっという間に時間は過ぎ、バスはウトロ市街に戻ってきました。
北こぶし前、知床グランドホテル前で乗客を降ろし、終点ウトロ温泉バスターミナルに到着したのは21時40分頃でした。

この定期観光バス、一見何の変哲も無い観光バスのように思えますが、知床に生息する動物達の本来の姿を見る事が出来、なお且つガイドの案内で、動物達の知識をより深めることが出来ます。
知床観光の思い出作りとしてはもちろんですが、夏休み自由研究のネタとして家族連れで乗車してみるのも面白いかもしれませんね。
運賃も90分で1,800円とさほど高くないので、気軽に乗車することが出来ると思います。
私自身、定期観光バスそのものには久しぶりに乗車したのですが、この「夜の大自然号」は久しぶりのヒット路線だった様に思えました。

なお、この定期観光バス「夜の大自然号」は、運行当日の18~19時に運行するか否かの判断が行われます。
乗車する場合は事前にホテルのフロントにて確認するか、ネイチャーセンター「知床アルパ」にて電話確認してみて下さいね。

(2010年8月乗車)


◇◇ 斜里バス 定期観光バス「夜の大自然号」 ◇◇

運行期間:6月1日~10月20日

発車時刻:ウトロ温泉バスターミナル20:00発(ウトロ地区各ホテル巡回)

所要時間:約90分

運賃:片道1,800円


詳しくは、こちらをご覧下さい。


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