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羽幌沿海フェリーの天売焼尻航路「さんらいな2」「おろろん2」を見てみる

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こんにちは。ひろしプロジェクトです。
いつもこのブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

久しぶりのフェリーネタになります。
以前このブログで沿岸バス「特急はぼろ号」の乗車記「豊富留萌線」の乗車記をご紹介しましたが、沿岸バスの本社がある羽幌町に、羽幌町と羽幌町に属する離島「天売島」「焼尻島」を結ぶ船舶を運航する「羽幌沿海フェリー」という海運会社があります。
かつては「両島運輸」と呼ばれ、国鉄羽幌線が運航されていた当時、旧国鉄羽幌駅経由で国鉄との連絡運輸を行っていたことをご存知の方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな羽幌沿海フェリーに今年、新型の高速船「さんらいな2」がデビューしました。
私自身、これまで天売島・焼尻島へは渡ったことがなく、「一体何時になったら行けるのだろうか・・・」と以前から思っていたのですが、今般高速船が就航したことを知り、「行くなら今でしょ!」ということで、新型高速船の実見を兼ねて天売島・焼尻島へ行って来ました。

で、今回は時間があまりなかったことから、羽幌港から天売島まで高速船「さんらいな2」で移動した後、天売島から焼尻島までフェリー「おろろん2」を利用、更に焼尻島から「さんらいな2」で羽幌港にもどるという、半ば駆け足の行程で回ってきました。

出発はこちら↓から。

羽幌フェリーターミナル

羽幌フェリーターミナル 待合室 その1
移転新築した羽幌港フェリーターミナルです。
今時の建物らしくバリアフリー対応になっていますが、旧ターミナル内で営業していた供食施設(食堂)が、閉店の影響で無くなったのは、利用者にとっては痛いかもしれませんね。
また、乗車当日に旅館からフェリーターミナルまで利用した沿岸ハイヤーの乗務員の話によると、新ターミナルに変わってから船の近くまで車で横付け出来なくなり、高齢者を中心に不満が出ているとのこと。
こういった問題も今後解決していかなければならないでしょうね。

因みに、フェリーターミナル玄関には・・・
羽幌フェリーターミナル 待合室 その2 天売島の航空写真
沿岸バス「萌えっ子はぼろ号」のラッピングにも用いられた、天売島の航空写真が掲載されています。

ターミナルから船乗り場へ向かった先には・・・高速船「さんらいな2」が待っていました。
羽幌沿海フェリー 高速船「さんらいな2」 羽幌フェリーターミナルにて

羽幌沿海フェリー 高速船「さんらいな2」 リア 羽幌フェリーターミナルにて
総トン数122 t、航海速力23kt、定員130人の小型高速船になります。
先代の「さんらいな」が総トン数149 t、航海速力25 kt、定員200人と比較しても、小型化されているのがお分かりいただけるかと思います。
もっともこの「さんらいな2」、自治体からの補助も入っているそうですが、昨今の事情を考えると小型化も止む無しといったところでしょうか。
因みにこの高速船「さんらいな2」ですが、4月のフェリー休航時および5月~8月の観光シーズンのみの運航となりますので、ご利用の方はご注意を。

羽幌沿海フェリー 高速船「さんらいな2」 サイド「観音崎らいな」 その1

羽幌沿海フェリー 高速船「さんらいな2」 サイド「観音崎らいな」 その2
サイドには、沿岸バスの萌えっ子「観音崎らいな」のちびキャラバージョンがデザインされています。
先代「さんらいな」の塗装をイメージした制服を着ていますが、「観音崎らいな」という名前も実は天売島の景勝地「観音崎」と高速船「さんらいな」に因んでいます。
それにしても、「さんらいな」が手漕ぎボートとはこれまた如何に・・・www。

船内はこの様になっております。
羽幌沿海フェリー 高速船「さんらいな2」 船内 その1

羽幌沿海フェリー 高速船「さんらいな2」 船内 その2
一般的な小型高速船の仕様となっております。
乗降口付近にはフェリーの時刻表の他、沿岸バス「特急はぼろ号」「羽幌港連絡バス」(後日紹介予定)の案内も掲示されています。

と簡単に高速船「さんらいな2」をご紹介したところで、私がまず向かったのは天売島。
羽幌港から約1時間で天売島に到着です。
天売島フェリーターミナル

羽幌沿海フェリー 高速船「さんらいな2」 天売島にて

羽幌沿海フェリー 高速船「さんらいな2」 天売島にて その2

天売島 オロロン鳥 モニュメント

天売港 「さんらいな2」をバックに
天売島では滞在時間が短かったことから、残念ながら観光は出来ませんでしたが、聞いた話によると、赤岩展望台からのウミネコ・ウトウウォッチングと観音崎展望台からの景色、そして日本一の美味しさとも言われる「うに」だそうです。
今度来る時は「泊りがけ」で来ようと今回改めて思いました。

天売島からはこちら↓のフェリーで焼尻島へ移動です。
羽幌沿海フェリー フェリー「おろろん2」
フェリー「おろろん2」です。
総トン数480 t、航海速力:15.0 kt、定員300人(7~8月)、車両積載能力:トラック2台、乗用車8台のスペックを誇り、天売島、焼尻島の生活物資の輸送を一手に引き受けているフェリーでもあります。

船内はこの様になっておりまして、
羽幌沿海フェリー フェリー「おろろん2」 船内 その1

羽幌沿海フェリー フェリー「おろろん2」 船内 その2
一般的な小型クラスのカーフェリー船内の造りになっております。
写真はありませんが1等船室も設定されており、こちらは区間によって2等運賃に470円~1,640円を加えた金額で利用することが出来ます。

天売島から焼尻島までは、25分程の時間で移動することができます。
焼尻島フェリーターミナル

焼尻島では少し時間が出来たので、観光タクシーで島内観光を楽しみます。
焼尻島の風景 その1

焼尻島の風景 その2

焼尻島の風景 その3

焼尻島の風景 その4 めん羊放し飼い

焼尻島の風景 その5 めん羊放し飼い

焼尻島の風景 その6

焼尻島の風景 向こうには天売島が・・・

天売島の風景 白浜海岸
天売島とは対極的な風景にこれまた感動。
めん羊の放し飼いを間近で見られたのは大きな収穫でした。
こちらも次回訪問時は天売島と絡めて泊りがけで来たいですね。

そうこうしているうちに、島を離れる時間になりました。
焼尻島からは、再びこちら↓の船で羽幌港へ戻ります。
羽幌沿海フェリー 高速船「さんらいな2」 焼尻島にて
名残惜しい気持ちを残しつつ焼尻島を離れた私ですが、僅か35分後にはもう羽幌港に到着。
流石、高速船は速いですね。

というわけで、駆け足で羽幌沿海フェリーの高速船「さんらいな2」と「おろろん2」を見てきました。
「離島航路」を本格的に見たのは今回が初めてでしたが、特にフェリー「おろろん2」においては観光客のみならず地元住民の利用が多く、生活の足として機能していることを実感しました。
一方で気になったのが、高速船の利用の少なさと、何といっても運賃の高さですね。
とかく離島航路って運賃が高めに設定されているケースが多いのですが、羽幌~天売間で高速船3,980円という運賃はちょっと手を出し難いのかなぁとも思いました。
もっとも、運航に際しては補助金が絡んでいる関係上、下手に運賃を値下げできない事情も分かりますし、フェリー会社も自治体の補助や支援で期間限定の割引キャンペーンを行うなど、利用客を増やす努力を行っているのも分かるのですが、とはいえ現状の運賃ですと、夏の利用のメイン顧客である観光客は「高い高速船よりも安いフェリーで・・・」という流れになるのかもしれません。
(とはいいつつも、フェリーも決して安くない運賃なんですけどねw。)
今よりもう少し安い運賃で利用できれば、高速船の利用も今以上に増えるのでしょうが、現行の補助金制度や諸事情を考えると、これまた難しいのかなぁ・・・とも思ったり。
そう考えると、離島航路って難しいですね。
そんなことを今回の実見で強く感じました。
離島航路については、機会を見て更に勉強し知識を深めたいと思います。

ともあれ、これから8月のお盆まで、天売・焼尻は観光シーズン真っ只中です。
天売でウトウウォッチングを楽しんで「うに」に舌鼓を打ち、焼尻でめん羊の放し飼いと絶景を堪能する・・・
観光するには今が一番いい季節です。
また、国土交通省北海道運輸局の企画で、近畿日本ツーリストがこの様なツアーを販売しています。

沿岸バス「特急はぼろ号」と羽幌沿海フェリーで行く『天売・焼尻気ままなフリープラン』(2名様より)

フリープランのパッケージツアーを活用して観光を楽しむというのも一つの手ではありますね。
「今年の夏休み、まだ予定が決まっていないんだけど・・・・」という方、「天売島」「焼尻島」を今年の夏休み旅行の行き先として是非一度検討されてみてはいかがでしょうか。

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Koji Suda(ひろしプロジェクト)

Koji Suda(ひろしプロジェクト)

自称「高速バスアドバイザー」。高速バス乗車回数900回以上(2016年12月現在)。バス・鉄道をはじめとする乗り物を追っかけて撮ったり、ブログやサイトの運営、バス関連本やネットニュースの原稿執筆、同人誌活動などを通じて、乗り物旅の素晴らしさを伝える活動を行っています。北海道札幌市在住。バスと鉄道とカレーと粉物が大好き。 [詳細]

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