【備忘録】西日本鉄道「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」梅見月全貸切ツアー2021
「ランチコース」 太宰府→大牟田
12時17分 太宰府発車
通常の「ランチコース」は、、「ブランチコース」の営業終了後に西鉄福岡(天神)へ車両を回送し、西鉄福岡(天神)から発車するのですが、今回は貸切運行ということで、太宰府から大牟田へ直行する特別ダイヤにて運行されました。
「ランチコース」のメニューは、2020年冬メニュー。
この時間帯から、お酒も呑めますね(笑)。
12時17分、クルーが鳴らすトライアングルを合図に、列車は大宰府を発車します。
発車後、早速提供されたウエルカムドリンクをいただきます。
今回は、あまおうのスパークリングワインを選択。
「高級いちご」としても有名な福岡県産「あまおう」をふんだんに使った、贅沢なスパークリングワインです。
季節のスープは、カリフラワーの一種であるロマネスコを使ったクリームスープ。
ロマネスコというものを味わったのは人生初でしたが、玉ねぎと牛乳のコクも感じられる、飲みやすいスープでした。
野菜プレートは、蕾菜(つぼみな)のフリットに、かぶと金柑のマリネ、そしてかつお菜とルッコラのサラダです。
いつも思うのですが、「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」は、野菜を美しく、美味しく食べさせる「技」が素晴らしいですね。
ここで、2杯目のお酒を注文。
クラフトビール「あさくらエール」です。
キリンビール福岡工場(朝倉市)と八女ブルワリー(八女市)、藤井養蜂場(朝倉市)が共同企画したクラフトビールで、麦芽のうまみと蜂蜜の甘さが楽しめる、コクのあるビールです。
今まで味わったクラフトビールとは違った、独特な味わいが印象に残りました。
肉料理は、牛蒡(ごぼう)と豚肉の赤ワイン煮込み。
牛蒡の大きさが印象に残る、インパクトのある一品です。
牛蒡のしっかりとした歯ごたえと肉の旨味が感じられる。美味しい一品でした。
と、ここで、ビザを調理している2号車の様子を特別にさせていただきました。
手際よくピザを焼いています。
自席に戻ったところで、3杯目のお酒を注文。
3杯目は、TRKCオリジナルカクテルにしました。
確か、ジンベースのカクテルだったかと記憶していますが、ジンのすっきりした味わいと、アクセントとして入っているあまおうの甘さが上手く合わさっており、飲みやすいカクテルでした。
暫くすると、先程2号車で焼いていたピザが運ばれて来ます。
今回のピザは、博多ナスと春菊のピザ。
いうまでもありませんが、このピザの材料も全て福岡県産です。
「野菜ってこんなに美味しいものなのか・・・」と感じられる、大変美味しいピザでございました。
ピザを感食したところで、食後のティータイムです。
ハーブティー(ほうじ茶とレモングラス)と八女抹茶のティラミスが出されました。
八女抹茶のティラミスは個人的に好みな味で、おかわりをいただきたいくらいに美味しいティラミスでございました。
そして、2月は私の誕生月。
ということで、ちょっとしたサプライズがございました。
この様な心遣い、本当に嬉しいですね。
14時00分 大牟田到着
数々出される調理やお酒を楽しんでいるうちに、列車はあっという間に大牟田に到着します。
大牟田でも、約1時間のフリータイムがありました。
折角だから・・・ということで、ツアー参加者数人で、酔い覚ましを兼ねた散歩に出掛けます。
向かった先は、かつて三池炭鉱の主力坑口「宮浦坑」があった大牟田市宮浦地区。
ここには、宮浦石炭記念公園という公園があり、地底への往復へ実際に使われていた人車やプラットホーム、採炭機械も展示されています。
遠くには、三井化学の工場が。
線路には、炭鉱電車も留置されていました。
この地区の名称自体は知ってはいたものの、訪れたことが一度もなかっただけに、見るもの全てが新鮮に映りました。
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