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こんにちは。ひろしプロジェクトです。
いつもこのブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

前回の記事でご紹介した北海道中央バスの「高速なよろ号」で士別に到着した私。

北海道中央バス「高速なよろ号」 1952

士別市内の停留所「士別大通6丁目」から徒歩でこちら↓にお邪魔しました。
士別軌道 本社
士別市内を中心に路線バス・貸切バスを営業する「士別軌道株式会社」の本社兼バス発着所です。

ここで士別軌道について簡単にご紹介すると、創業は1917年(大正6年)7月。
同社はもともと国有林資源の、主に富士製紙(合併後は王子製紙)向け林材輸送のために設立され、士別森林鉄道と奥士別で接続して、その木材を士別駅土場へ運搬するという、いわゆる連帯輸送業務を行っていました。
奥士別には皇室の御料林があり、1939年(昭和14年)に同社の株を取得し皇室財産に編入(戦後、皇室財産は国庫に編入)されたという過去のいきさつがあったことから、永らくの間、発行済株式の約95%を国が保有していました。
このため、地方のローカルバス会社にも関わらず会計検査院法が定める「国が資本金の2分の1以上を出資している法人」に該当、2001年に国が保有する株式の一部を売却するまでの間、政府関係機関として会計検査院の検査対象となっていました。
現在は士別市内を中心に路線バス8路線と貸切バスを営業しています。

と経歴がある意味特殊のバス会社でありますが、今回何故このバス会社を訪問しようと思ったのか・・・
それは、こちらのバス↓に会いたかったからです!
士別軌道 日野RC 1269

士別軌道 日野RC 1269 リア

士別軌道 日野RC 1269 正面

士別軌道 日野RC 1269 サイド

士別軌道 日野RC 1269 入口付近
北海道内で活躍するバスの中でも一番古い、道内最後のモノコック型バス「日野K-RC301P」です。
元々は和寒町のスクール用自家用車として使用されていましたが、1998年に士別軌道に移籍しました。
そのバスが今年2014年春に、何と士別軌道の旧塗装に塗り替えられ、「復刻塗装車」として生まれ変わったのです。
小豆色のストライプの曲線部分に多少のぎこちなさは感じるものの、当時の塗装を限りなく再現しています。
道内最古の、そして最後のモノコック型バスが旧塗装に塗り変わったという話は、地元新聞社のサイトで知ったのですが、画像を見た瞬間、「懐かしい~~!」と思わず声を出してしまい、それ以来一度この眼で見ておきたいと思っていただけに、今回実物を見られて本当に嬉しかったですね。
因みにこちらのバス、現在の予備車扱いだそうですが、日によっては路線営業に就くこともあるようです。

折角なので、他のバスも見てきました。
士別軌道 都営&横浜市営オールスター

士別軌道 大和線 ・165 日野HT
東京都交通局及び横浜市交通局から移籍してきた路線型車両です。
現在は市内循環線の予備及び郊外線の予備として在籍しています。

士別軌道 朝日線 ・966
士別軌道郊外線の主力路線「士別~朝日線」で活躍する、日野ブルーリボンHU(KC-HU3KPCA)です。
士別軌道に来る前は自家用車として活躍していました。

士別軌道 武徳線 ・124
郊外線用の日野リエッセ(KK-RX4JFEA)です。
2001年に自社導入した車両で、主に「士別~武徳線」で活躍しています。

士別軌道 
予約制デマンドバス「丘のランランバス」川西・南沢線専用のトヨタハイエース(KR-KDH227B)です。
2006年式と比較的年式が経過している車両ですが、士別に限らず「デマンドバス・コミュニティバス=ハイエース」という地域が増えてきましたね。

士別軌道 貸切車 ・365
貸切車両の三菱エアロバス(P-MS725S)です。
北海道外では見かける頻度がめっきり少なくなっている初代エアロバスですが、北海道内では現在でも時々見かけますね。

本社内のバス待合所も見てきました。
士別軌道 本社待合所 その1

士別軌道 本社待合所 その2

士別軌道 本社待合所 その3
市内循環線を除く各路線の始発地となっています。
バス廃車体のシートを活用したベンチに、懐かしい雰囲気を醸し出す路線図、そして発車時の「ジリジリジリ・・・」と鳴るベル・・・
古き良き時代のバス待合所が、ここにはまだの残っていました。
昔懐かしいバス発着所の雰囲気を味わいたい方に、こちらのバス待合所はお勧めですね。

一通り見終わったところで、最後にこちらのバス↓に乗車してみました。
士別軌道 市内外回り循環 ・736

士別軌道 士別駅前 バス停
士別市民の足として活躍している「市内外回り循環」です。
同社唯一のハイブリッドバス(日野ブルーリボンシティハイブリッド BJG-HU8JLFP)が投入されています。
2010年に導入されたのですが、デビュー当時、「えっ、士別の街にもハイブリッド??」と驚いたことを今までも覚えています。
この路線、実は良く出来た路線でありまして、30分ヘッドの分かり易いダイヤもそうなのですが、自宅からさほど歩かずに乗車出来る様に、停留所間が短く設定されており、運賃も160円均一(但し1区間のみの乗車は110円)と利用し易い運賃設定になっています。
士別という街で未だに30分ヘッドを維持しているのも凄いと思いましたが、公共施設・買い物施設が広範囲に点在している街の特徴や停留所設定を考慮すると、頻繁に乗り降りする光景も納得してしまいますね。

というわけで、士別軌道のバスを簡単にご紹介しました。
今回久しぶりに同社を訪問しましたが、同社ならではの雰囲気を改めて感じることが出来たのと、市内外回り循環の乗車では「普段気付いている様で気付いていなかったこと」が発見出来たことが大きな収穫でした。
モノコックバス(日野RC)を見に行くのも良し、市内循環でミニトリップを楽しむのも良し、はたまた「士別~朝日線」で昔の鉄道線に沿ってローカルバスの旅を楽しむのも良し・・・
様々な楽しみ方があるバス会社だと思います。
もし機会があれば、士別軌道のバスに会いに行ってみては如何でしょうか。
特にコアな(?)バスファンであればあるほど楽しめる事業者だと思いますよ。

【ご注意】
今回掲載した写真は、事業者の許可を得て撮影しております。
撮影にあたっては、必ず事業者の許可を得る様にお願いいたします。


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Koji Suda(ひろしプロジェクト)

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自称「高速バスアドバイザー」。高速バス乗車回数900回以上(2016年12月現在)。バス・鉄道をはじめとする乗り物を追っかけて撮ったり、ブログやサイトの運営、バス関連本やネットニュースの原稿執筆、同人誌活動などを通じて、乗り物旅の素晴らしさを伝える活動を行っています。北海道札幌市在住。バスと鉄道とカレーと粉物が大好き。 [詳細]

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