JR東日本 E2系新幹線電車「はやて」

鉄道



JR東日本 E2系新幹線電車「はやて」 盛岡駅にて

写真の新幹線は、JR東日本のE2系新幹線電車「はやて」です。
東京~仙台・盛岡・新青森間にて運行しています。

「はやて」は、当時盛岡駅を北の終着駅としていた東北新幹線の八戸駅延伸によって、延伸区間の盛岡駅 – 八戸駅間を運行する列車として登場しました。
そのほとんどは東京駅 – 八戸駅間のうち大宮駅 – 仙台駅間を全駅通過し、全席指定で運行する東北新幹線の最速達列車として設定されましたが、朝夕には延伸区間の八戸駅 – 盛岡駅間を含む区間を各駅停車で運行する区間列車も「はやて」として設定されました。
現在では、大宮駅 – 仙台駅間を無停車かつ全車指定席で運行する列車および、途中通過駅の有無・全車指定席設定の有無にかかわらず、盛岡駅 – 新青森駅の区間内を始発・終着駅とし、盛岡駅以南に直通して運行する列車でE2系を使用するのを「はやて」としています。
「はやて」は東京と仙台以北間の長距離輸送を担う列車で、大宮駅 – 仙台駅間は臨時を含めノンストップで運行されます。
また、盛岡駅以北区間では「はやて」と「はやぶさ」のみの運行となっているため、大宮駅 – 仙台駅間の「はやて」、「はやぶさ」通過駅(小山駅・宇都宮駅・那須塩原駅・新白河駅・郡山駅・福島駅・白石蔵王駅)と盛岡駅以北区間を利用するためには、1回以上の乗り換えが必要となります。
また、新青森発着便は仙台駅 – 盛岡駅間も基本的には通過するので、仙台駅 – 盛岡駅間の各駅(古川駅・くりこま高原駅・一ノ関駅・水沢江刺駅・北上駅・新花巻駅)と盛岡駅以北区間を利用する際にも、基本的に盛岡駅等での乗り換えが必要となっています。

車両はE2系の10両編成が使用されています。
一部、盛岡駅以南区間のみで運行される「はやて」では、E2系10両編成に「こまち」用E3系6両編成を併結し全区間16両編成で運行されるものもあります。
宇都宮駅 – 盛岡駅間では最速275km/hの高速運転が行われています(現在は東日本大震災の影響で速度制限が実施されています)が、仙台駅以南では列車運行本数が多いため、臨時列車では最速240km/hの列車もあります。
「はやて」で使用されるE2系10両編成には、0番台(100番台車両・400番台車両を増結)編成と1000番台編成がありますが、いずれもJ編成として共通運用されています。
うち0番台編成は14編成、1000番台編成は25編成となっています。
グリーン車指定席は1両(E3系併結時は2両)を連結し、グリーンアテンダントによる、おしぼりとウェルカムドリンクサービスがあります。
普通車は、東京駅発着列車については全車座席指定席ですが、満席の場合に限り立席特急券で利用出来ます(ただし、号車は指定される)。
また、「はやて」と「はやぶさ」のみが運転される盛岡駅 – 新青森駅間の各駅間に限っては、空席に着席することができる特定特急券を発売している他、仙台駅以北区間で定期運行される列車は自由席特急券で乗車可能な「自由席」も設定しています(仙台駅発着列車については平日は1 – 7号車、盛岡駅発着列車は全車自由席で5 – 8号車のみ乗車できる)。
更に、仙台駅 – 盛岡駅間に停車駅がある「はやて」で、同区間内のみ東北新幹線を利用する場合に限り、自由席特急券で普通車指定席の空席を利用できる特例が設定されています。
ただし、仙台駅で「はやて」から同駅以南の「やまびこ」などに乗り継ぐ場合、指定席特急券を購入しないと通しの特急料金になりませんので注意が必要です。

東北新幹線は、東日本大震災で大きな被害が発生しましたが、地震発生時、大きなけが人も無く、僅か1ヶ月半あまりで全線復旧しました。
現在は特別ダイヤにて運行していますが、ビジネスや被災者支援などの重要な足として立派に活躍しています。
これから夏休みを迎えますが、今の日本は以前ほどではないにしろ、まだ自粛ムードが残っているように思えます。
ですが、東北方面へちょっとした旅行をするだけでも間接的な被災者支援にもなりますし、被災地支援の際に新幹線を使うことで、少なからずも被災者支援にも繋がります。

この夏、旅行でも支援ボランティアでも何でもいいです。
東北へ出かけてみませんか?


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