京都・舞鶴と北海道・小樽を約21時間で結ぶこの最新鋭フェリーは、国内初の2層吹き抜けフォワードサロンや、プライバシーを重視した個室中心の客室構成など、従来の船舶からさらなる進化を遂げています。
本記事では、実際に舞鶴から小樽まで乗船した筆者が、最新の船内設備からレストランのメニュー、そして冬の日本海での揺れ心地までを徹底レポート。「動くホテル」の快適さを詳しくご紹介します。
北海道と東北、新潟、関西を結ぶ新日本海フェリー。
大阪府大阪市に本社を置き(本店は北海道小樽市)、多様な船内設備にレストラン・グリルでの食事など、旅客サービスに力を入れているフェリー会社として数多くの方に利用されています。
小樽~舞鶴航路で活躍する新日本海フェリー「あかしあ」(日本海上にて)
新日本海フェリーについては、これまで何度か乗船記をご紹介してきましたが・・・
▶新日本海フェリー「らべんだあ」(新船) 乗船記
▶新日本海フェリー「あざれあ」 (小樽~新潟航路)乗船記
新潟港入港直前の新日本海フェリー「あざれあ」(小樽~新潟航路)
今回ご紹介するのは、北海道・小樽港と京都府・舞鶴港の間をダイレクトに結ぶ新日本海フェリー「けやき」。
2025年11月14日にデビューしたばかりの新造船です。
「乗り換えなしの利便性」「豪華な船内設備」「そして圧倒的な大海原のパノラマ」・・・一度味わうと、もう飛行機には戻れなくなるかもしれない??そんな魅惑のフェリー旅へ、皆様をご案内します。
新造船「けやき」の概要|先代「はまなす/あかしあ」との違い
ここで、おさらいの意味も含めて、新日本海フェリー「けやき」について改めてご紹介しましょう。
三菱重工下関造船所生まれ!京都の市木を冠した「日本海の韋駄天」
先述の通り、新日本海フェリー「けやき」がデビューしたのは、2025年11月14日。
先代船の「はまなす」(2004年~2025年)/「あかしあ」(2004年~、2026年夏引退予定)の代替船としてデビューしました。
舞鶴港に停泊中の新日本海フェリー「けやき」
小樽港に入港する新日本海フェリー「けやき」
先代船の新日本海フェリー「はまなす」(小樽港にて)
三菱重工業下関造船所で建造され、進水式では京都府舞鶴市出身でウィーン在住のソプラノ歌手、田中彩子氏が支綱切断を担当。
2025年11月11日に竣工し、3日後の11月14日小樽港発便より就航しました。
船名「けやき」は、京都府舞鶴市の市木であるケヤキに由来。
強健で大地にしっかりと根を張り、力強く空に向かって成長していく様子が、関西と北海道を観光と物流で繋ぐフェリーの名にふさわしいとして名付けられたそうです。
船体スペックと車両積載数、先代からどう変わった?
船体スペックは以下の通りとなっています。
新日本海フェリー「けやき」 船体スペック
| 項目 | スペック詳細 |
|---|---|
| 全長 | 199.0m |
| 総トン数 | 14,157トン |
| 主機 | 8,540kW×4基 |
| 航海速力 | 28.3ノット(約52km/h) |
| 旅客定員 | 286名 |
| 車両搭載数 | トラック約150台/乗用車約30台 |
ご覧の通り、スペック面では同じSHKライングループの東京九州フェリー(横須賀~北九州新門司)が運航する「はまゆう」「それいゆ」にほぼ準じており、先代船「はまなす」と比較すると、全長が約25m減、航海速力が2.2ノット減、旅客定員が約3分の1、車両積載数(乗用車)が2分の1以下になった一方で、車両積載数(トラック)はほぼ現状維持となっており、幾分コンパクトになった印象を受けます。
また、大部屋が廃止されプライベート空間を重視した客室構成になっているのも、この「けやき」の特徴といえましょう。
「はまゆう」「それいゆ」との相違点は、全長が200m以下である点と「スイート」の客室が新設された点。
そして、船首部に新日本海フェリー初の2層吹き抜け式フォワードサロンを備えているのが、新造船「けやき」の特徴です。
環境にも配慮しており、国内フェリーでは初採用となるダックテールを有するバトックフロー船尾船型や垂直船首形状など、最新鋭の省エネ船型を採用しています。
またアンチローリングタンクとフィンスタビライザーの併用による省エネ型減揺システムにより推進抵抗を抑えるなどして、従来船比5%の省エネが実現可能となっています。
なお、2026年夏には、「けやき」の僚船として「はまなす」(2代目)がデビュー予定になっており、これに伴い、現在就航している「あかしあ」は引退することになっています。
旅の始まりは深夜の舞鶴港から 神戸から高速バスでスムーズなアクセス
前回の記事の続きです。
京都から京都交通の高速バス「~海の京都~舞鶴赤れんがエクスプレス3号」で舞鶴に到着し、舞鶴赤れんがパークにて観光を楽しんだ筆者。
京都交通「舞鶴赤れんがエクスプレス3号」
舞鶴赤れんがパーク
小樽行き「けやき」の出航までかなりの時間が出来たことから、空いた時間を使って「プチ乗り鉄&乗りバス」を楽しみます。
JR西日本 舞鶴線 113系
日本交通(福知山)「大阪~福知山線」の最新型車両(日野セレガHD)
そして、やって来たのは神戸三ノ宮にある三宮バスターミナル。
2026年2月の澄んだ空気の中、京都交通の高速バス「神戸~舞鶴線」に乗車します。
京都交通「神戸~舞鶴線」(三菱エアロエース)
バスの車窓から流れる夜景を眺めながら、気分はすでに北の大地へ。
神戸三ノ宮から2時間程で舞鶴港フェリーターミナルに到着すると、そこには煌々と明かりを灯した巨大な船体が、静かに出港を待っていました。
神戸から約2時間で舞鶴港フェリーターミナルに到着
出港を待つ新日本海フェリー「けやき」
こちらは、フェリーターミナル1階の乗船手続き受付カウンター。
以前はこちらで乗船手続きをして乗船する流れでしたが、スマートチェックインの普及で、こちらの受付カウンターを利用する方も少なくなってきた印象を受けます。
新日本海フェリーといえば、SpaceX社が提供する低軌道衛星インターネットサービス「Starlink」が船内で利用出来る様になり、ネット環境が劇的に改善されたのは記憶に新しいところ。(※一部船舶を除く。)
有料で1,500円かかりますが、移動中ネットが楽しめるのは筆者的に大変助かります。(auユーザーは無料で利用出来ます。※一部条件あり)
【船内レポ】上品な京都がコンセプト!「けやき」の船内設備
23時10分 乗船・船内散策
タラップを渡り船内へ一歩足を踏み入れた瞬間、そこはもう異世界。
吹き抜けのロビーに、輝く天井の照明・・・深夜にもかかわらず、船内は活気に満ちています。
まずは重い荷物を置き、船内散策へ繰り出しました。
4デッキ エントランス
新日本海フェリー「けやき」は、「京都・歴史」がコンセプト。
上品・優雅・温かみのある内装が特徴です。
4デッキのエントランスは、3層吹き抜け構造。
円状に腰掛けが配置され、エントランス中央にはホールとテレビ、スルー式のエレベータシャフトが配置されています。
乗船口すぐにはフォトスポットがあり、階段入口近くには各港からの交通アクセス案内が掲示。
フォトスポットの横には、支綱切断の際に使用された斧が展示されています。
4デッキの共用スペースは、テーブルと椅子が並んだシンプルな造り。
木目のテーブル・椅子に木目調の内装が映えますが、小樽~新潟航路「らべんだあ」「あざれあ」よりも幾分広く確保されている気がします。
各施設の営業時間が確認できる船内モニターです。
利用前に一度確認することをお勧めします。
4デッキ インフォメーション・ショップ
インフォメーションとショップは、4デッキの船尾側に設置。
それまでの船舶では別々であったインフォメーションとショップの場所が、隣り合うレイアウトに変更されました。
出航後は消灯まで、翌日は09時00分~20時00分の間利用出来ます。
船内サービスの見直しに伴い、日中時間帯の営業時間が拡大されたのは、利用者にとってはありがたいですね。
ショップの品揃えも豊富で、舞鶴、新潟、北海道のお土産類もこちらで揃えられます。
4デッキ 自販機コーナー・給湯室
自販機コーナーと給湯室は、4デッキのエントランス船尾側に1か所設置しています。
先代の船舶よりもコンパクトな造りになっています。
5デッキ 共用スペース
5デッキの共用スペースです。
右舷側には円状のソファとPCブースが、左舷側には円状のソファが配置されています。
PCブースには、充電用コンセント・USBポートが設置されています。
5デッキ グリル「大江山」
グリル「大江山」は、5デッキ右舷側にあります。
スイートルームご利用の方は無料で、それ以外の船室ご利用の方は事前予約制(有料)でコース料理が楽しめます。
※冬期間は休業となります。
5デッキ レストラン「しゅてん」
こちらは、5デッキ左舷側にあるレストラン「しゅてん」です。
タブレットオーダーシステムを採用し、テーブルでゆっくりとメニューが選べます。
朝・昼・晩それぞれ異なるメニューが特徴で、味にも定評があります。
レストラン営業時間外はフリースペースとして開放され、セルフ式のドリップコーヒーも販売されます。
5デッキ キッズルーム
キッズルームは、5デッキの左舷側にあります。
お子様が安心して遊べるスペースです。
※保護者の方とご一緒にご利用いただく必要がございます。
4・5デッキ フォワードサロン「白竜」
4デッキと5デッキの船首部には、フォワードサロン「白竜」があります。
全国を航行するフェリーではおそらく初であろう「2層吹き抜け式」フォワードサロンとなっており、開放的な空間が特徴。
ゆったりとくつろぐことが出来ます。
※冬期間は安全上の理由から前方の窓が鉄板で塞がれるため、景色を楽しむことができません。
6デッキ 展示品
階段を昇って6デッキへ移動すると、写真の様な展示品が飾られています。
6デッキ 大浴場
大浴場は6デッキにあり、右舷側は男性用、左舷側は女性用となっています。
雄大な大海原を眺めながら、のんびりと湯に浸かることが出来、爽やかな海を感じられる贅沢な露天風呂やサウナもあります。
また、脱衣室には24時間いつでも利用可能なシャワー室も完備。
さっぱりとシャワーを浴びたい方に便利です。
6デッキ スポーツルーム
スポーツルームは、6デッキ船尾側に設置。
ランニングマシン、コードレスバイクがあり、景色をみながら楽しく運動が出来ます。
6デッキ スクリーンルーム「龍宮」
6デッキエントランスの船主側には、スクリーンルーム「龍宮」があります。
壁3面で展開されるプロジェクションマッピング「エマーシブコンテンツ」と映画が楽しめ、09時00分から13時00分までは「エマーシブコンテンツ」が、13時00分以降は映画が上映されます。
壁3面式の「エマーシブコンテンツ」は、国内フェリー初導入だそうです。
その他の設備
- コインロッカー
4階にあります。
ツーリストA・ツーリストSをご利用の方で、大きな荷物を預けるのに便利です。 - コインランドリー
各デッキ化粧室内に設置されています。
【料金】
◇400円/洗濯機1回(洗剤自動投入) 200円/乾燥30分
※100円硬貨式
※柔軟剤は一包100円で案内所にて販売しています。 - スモーキングルーム
4・6デッキにあります。
ざっと共有部と船内設備をご紹介しましたが、
コンパクトながらも必要な設備はひと通り揃っている
このひとことに尽きるでしょうか。
約21時間の船旅を快適に過ごせそうです。
なお、先代の「はまなす」と比較すると、ゲームコーナーとカフェが廃止されていますが、こればかりは昨今の利用客の動向を見ると仕方がないのかも。
その分、ショップの営業時間を拡大している点や、レストランの営業時間外フリースペース化で不便さを補っている点は評価したいです。
▶新日本海フェリー「けやき」のデッキプランはこちらからご覧いただけます。
【客室レポ】ツーリストS(1人用簡易個室)は1.9万円の楽園
今回お世話になった1人用簡易個室「ツーリストS」は、まさに「動くカプセルホテル」の進化系といえましょう。
「ツーリストS」は、4デッキと5デッキに計74室あります。
先代「はまなす」の「ツーリストS」はカーテンで仕切るタイプでしたが、「けやき」の「ツーリストS」は完全個室になりました。
個室のドアは、e乗船券のQRコードで開錠します。
船室の中の様子です。
完全に仕切られた空間となっており、着替えも荷物整理も自由自在です。
枕元にあるベッドライトユニットには、充電用のコンセントとUSBポートが設置。
足元には液晶テレビが設置されています。
BS放送を中心にテレビ放映を楽しむことが出来ますが、今回の乗船では冬期オリンピック中継を中心に見ていました。
新造船ということもあって、船内・寝具ともにも清潔。
何より「自分だけの基地」感があってワクワクします。
「けやき」ツーリストS 基本情報
| 項目 | スペック詳細 |
|---|---|
| 部屋タイプ | 大部屋タイプ・ベッド |
| 定員・部屋数 | 10名×5区画/6名×4区画 |
| ベッドサイズ | 199cm×79cm |
| 運賃 | 19,000円~25,500円(~2026/05/31)/20,000円~28,000円(2026/06/01~) |
| 設備 | テーブル、イス、コンセント(プラグ・Type-A/C)、照明、液晶テレビ |
| 備品 | キルトケット、枕、シーツ |
今回の運賃は、なんと19,000円(期間A)。
宿泊費と移動費込みでこの価格は、正直いって安いと思います!
【実録】舞鶴→小樽21時間の船旅ダイアリー(1日目)
23時50分 舞鶴港出港
船内散策を終えた頃、出港の時刻となりました。
本来であれば、5デッキ・6デッキ後方のオープンデッキで出港の様子を見守りたかったのですが、強風のためオープンデッキは閉鎖。
このため、4デッキ側面のオープンデッキから出港の様子を見守ることにしました。
23時50分、新日本海フェリー「けやき」は定刻に舞鶴港を出港。
北海道・小樽港まで約21時間の船旅が始まりました。
入り組んだ舞鶴港周辺の夜景を見ながら、しばしの時間を過ごします。
00時30分 消灯・就寝
出港から40分後の00時30分、共用部の灯りが減光され、船内は消灯。
これに合わせるかの様に筆者も寝ることにしました。
ベッドメーキングを済ませ横になると、いつしか夢の中へ。
翌朝目を覚ますと、日の出の時間はとうに過ぎていました。
【実録】舞鶴→小樽21時間の船旅ダイアリー(2日目)
08時10分頃 起床
目を覚ましてテレビの電源をONにすると・・・時刻は朝の8時を過ぎていました。
新日本海フェリー「けやき」は、新潟県佐渡島北部の沖合を航行しています。
外は生憎の曇り空。
しかも、悪天候で風が強くうねりも高いことから、昨夜に続きオープンデッキはすべて閉鎖されています。
そのうねりの高さは、就寝中でも感じる位の揺れで、立っていられない程ではありませんがまっすぐ歩くのが難しかったです。
08時25分 6デッキ大浴場で入浴
目覚めて少し落ち着いたところで、6デッキの大浴場へ向かい、入浴を楽しみます。
揺れを感じながらの大浴場での朝風呂・・・フェリー旅ならではのひと時です。
09時00分過ぎ スクリーンルーム「龍宮」で没入感に浸る
朝風呂を楽しんだところで、同じ6デッキにあるスクリーンルーム「龍宮」へ移動し、エマーシブコンテンツを楽しみます。
壁3面で展開されるプロジェクションマッピング「エマーシブコンテンツ」と映画が楽しめるスクリーンルーム「龍宮」。
上手く表現出来ませんが、「エマーシブコンテンツ」の没入感が半端ないです。
この完成度の高さは、商船三井さんふらわあの「さんふらわあ くれない/むらさき/さつま/きりしま」で上映されるプロジェクトマッピングショーを上回るのではと感じました。
09時45分過ぎ フォワードサロン「白竜」を見学
この後、本来であればそろそろ僚船との反航時間・・・といいたいところですが、冬季はドック期間で運航ダイヤも所定と異なるため、この日は僚船との反航もなし。
スクリーンルーム「龍宮」での「エマーシブコンテンツ」を楽しんだところで、フォワードサロン「白竜」へ行ってみます。
4・5デッキ前方に位置するフォワードサロン「白竜」は、2層吹き抜けの開放的な造りが特徴。
共用スペースと同様、気分転換にはもってこいの場所です。
このフォワードサロン僚船との反航を眺めたいところでしたが、冬季ドック期間に加え、冬季は悪天候による前方窓ガラス破損防止で鉄板が取り付けられるため、前方視界を楽しむことが出来ません。
これは春から秋にかけてもう一度乗船しなければなりませんね(笑)。
ひと通り見たところで、部屋に戻りテレビを見たり、共用スペースから大海原を見ながらぼーっと過ごします。
普段の忙しさから忘れ、時間を気にすることもなく自分なりのひと時を過ごす・・・これこそ『究極な贅沢』なのではないでしょうか。
昼前になって、外は次第に晴れていきます。
12時00分~ レストラン「しゅてん」で昼食
スマートフォンの時計表示を見ると、時刻は12時過ぎ。
昼食の時間となりました。
朝食を摂っていなかったため、昼食はレストラン「しゅてん」で食べることにしました。
以前の新日本海フェリーのレストランは、好きなものをとって会計を済ませるカフェテリア方式でしたが、現在の新日本海フェリーのレストランは、一部の船舶(「らいらっく」「ゆうかり」)を除いてタブレットオーダー方式になっています。
テーブル上にあるタブレットで好きなものを選択して注文します。
新日本海フェリーといえば、「やっぱりカレー!!!」といいたいところですが、この日はどうも「お昼はカレー!!!」という気になれず、こちらにしました。
唐揚げ(単品)とごはん、味噌汁、イカの塩辛をオーダーし、「唐揚げ定食」にしました。
アツアツのから揚げ、大変美味しゅうございました。
支払いはセルフレジ式となっていて、テーブルに備え付けのバーコードカードをスキャンし、タッチパネルで操作して支払いをします。
現金の他、クレジットカード、交通系ICカードが使用出来ます。(PayPayなどのコード決済は使用出来ません。)
13時00分~ 午後のひととき
昼食後は、共用スペースで大海原を見ながらぼーっと過ごしたり、部屋のベッドで横になりながらテレビを見たりして時間を過ごします。
波が少し穏やかになり、オープンデッキが解放されていないかなぁと思い、6デッキへ移動してみますが・・・残念ながら閉鎖中。
結局、この航海でオープンデッキが解放されることはありませんでした。
18時00分~ レストラン「しゅてん」で夕食
そうこうしているうちに、時刻は18時。
夕食の時間になりました。
夕食も、5デッキのレストラン「しゅてん」で食べることにしました。
夕食は、こちらのメニューにしました。
こだわりの熟成厚切りとんかつセットとイカの塩辛をオーダー。
肉が柔らかく、衣もサクサクとしていて、大変美味しいとんかつでした。
それにしても、こんなにおいしいとんかつを、制約が多い船内でどの様に調理しているのか・・・気になりますね。
20時40分 小樽港入港・接岸
夕食を済ませ、部屋でのんびりしたところで、小樽港入港の時刻が刻々と近づきます。
荷物の整理を済ませて、下船の準備をします。
まもなく小樽港に到着。
街の灯りとフェリーターミナルの建物が見えて来ました。
接岸の様子を、4デッキエントランスから眺めます。
そして20時40分、新日本海フェリー「けやき」は、定刻より5分早く小樽港に入港・接岸しました。
あっという間に感じた約20時間の船旅。
悪天候ということもあってそれなりに揺れましたが、日常を忘れさせる快適な船旅でございました。
筆者はこの後、北海道中央バスの路線バス「ぱるて築港線」でぱるて築港(小樽築港駅)へ移動。
小樽築港駅からJR函館本線の普通列車で帰宅したのでありました。
まとめ|新日本海フェリー「けやき」に乗船して感じた進化
以上、新日本海フェリー「けやき」舞鶴発小樽行きの乗船の模様をお届けしました。
今回乗船してみての率直な感想ですが、
新造船の船旅は快適そのもの!
あっという間の21時間
これに尽きます。
運航時刻もさることながら、充実した船内設備、そして日常を忘れさせる長距離カーフェリーという独特の空間がそう感じさせたのかもしれません。
特に今回は、新造船「けやき」と従来の船舶(「あかしあ」「すずらん」「すいせん」など)との違いに注目して乗船しましたが、従来の船舶と比較すると、充実した船内設備はそのままにしつつも、ひと回りコンパクトになったのと、グループの「東京九州フェリー」「阪九フェリー」のテイストがかなり反映されているなぁと感じました。
共用部の広さも、先代の「はまなす」「あかしあ」と比較すると狭くは感じましたが、小樽~新潟航路の「らべんだあ」「あざれあ」と比較するとスペースが広くとられている印象があり、ひとり旅ではもちろん複数での乗車でも快適に感じることでしょう。
今回お世話になった「ツーリストS」も、完全個室化や充電用USBポートの設置など、これまでの「ツーリストS」と比較して確実な進化を感じました。
完全個室化になったことで、部屋の熱の籠りが気になりますが、これに関しては春以降の再乗船で是非とも検証したいところです。
デビューして以降、乗船の機会をうかがっていましたが、今回乗船して本当に良かったです!
惜しむらくは、冬季のためフォワードサロンの眺望を楽しむことが出来なかったこと。
これも春以降の再乗船の楽しみとしておこうと思います。
またの機会といわず、是非とも冬期間に入る前にもう一度乗船したいですね。
今度は是非ともステートS以上の個室でのんびりと過ごしたい・・・そんなことを思った今回の新日本海フェリー「けやき」の旅でございました。
小樽港入港直前の新日本海フェリー「けやき」(2025年12月撮影)
小樽港接岸直前の新日本海フェリー「けやき」(2025年12月撮影)


