那の津4丁目(西鉄福岡高速営業所)と西日本鉄道「桜島号」

昼行高速バス,高速バス乗車記




先日九州福岡を訪れた際、私は久しぶりに西鉄の福岡高速自動車営業所(那の津)を訪問しました。
事務所で撮影許可を頂き、車庫内を見回してみると・・・・数多くの高速バス車両が駐車しています。

今回、まず目に入ったのはこちら。↓
西鉄高速バス「桜島号」夜行便 3174
西鉄の鹿児島線「桜島号」夜行便専用車です。
元々は今は無き金沢線「加賀号」の専用車だったのですが、宮崎線「フェニックス号」夜行便専用車の時期を経て、現在は鹿児島線「桜島号」夜行便専用車として活躍しています。
今でこそ「ムーンライトカラー」の車両となっていますが、昔は「火の鳥カラー」の夜行便専用車も1台だけ在籍していました。

それがこちらです。↓
西日本鉄道「桜島号」夜行便 初代専用車 4468
雑誌などにも掲載されたことのある車両なので、「見たことがある」という人もいるのではないでしょうか?

続いて目に入ったのは・・・・
宮崎交通「フェニックス号」夜行便
宮崎交通の「フェニックス号」夜行便です。最近はハイデッカーのエアロバスが投入される事も多くなってきた様に思われます。

そして、今回の訪問の一番の目的が、実はこの写真を撮る事でした!!↓
西日本鉄道「桜島号」 9908

西日本鉄道「桜島号」 9911
今年夏に大量導入された「桜島号」用C-Ⅰです。訪問時には3台が停車していましたが、うち1台はスタッドレスタイヤを履いていたので、もしかすると繁忙期には大阪線「ムーンライト号」等の続行便に使用されるかもしれませんね。
この他にも「ひのくに号」用E-Ⅲや「させぼ号」用S型等も停車していましたが、時間が無かったので早々に引き上げました。

西鉄天神バスセンターに戻り、13時発「桜島号」で鹿児島へと向かいます。
来た車両は・・・・・予想通りC-Ⅰ型のこの車両↓でした。
西日本鉄道「桜島号」 9906
改札を受け、指定された1C席に座り、しばしバスの出発を待ちます。

13時、ほぼ満席の乗客を乗せたバスは定刻に出発しました。
天神中心街を駆け抜け、天神北ランプより福岡都市高速道路から九州自動車道へと入っていきます。
車内はDVD放送を楽しむ人や新聞・雑誌を読んでいる人、自分の様に携帯オーディオを楽しむ人など様々。思い思いの時間を過ごしています。
その間、今回導入された新車の特徴・相違点が無いかと、しばし車内を見回す事に。
今回の新車ですが、今までの車両と違う点は・・・・・
・通路幅を広くした分、座席の幅が若干狭くなった。
(とはいっても見た感じは殆ど変わりませんが・・・)
・トイレが車内中央部から最後部に変更。
・サービスコーナーが完全に廃止。
・通路の凹み(段差)が無くなり、フラットな床構造に変更。
大きくこの4点が相違点として挙げられるでしょうか。
しかし、マルチチャンネルコントローラは装備されている他、フットレストも装備されていて、従来車と同様、快適に過ごす事が出来るのでは?と感じました。

走る事約1時間45分程の15時前、バスは宮原サービスエリアに到着。ここで10分程休憩を取ります。↓
西日本鉄道「桜島号」 宮原SAにて
トイレと買い物を済ませた私は、WEB掲載用の車内、車外の写真を順次撮っていきます。

正面はこんな感じです。↓
西日本鉄道「桜島号」 9906 正面

方向幕の字体も変わりました。↓
西日本鉄道「桜島号」 9906 側面方向幕

車内はこんな感じです。↓
西日本鉄道「桜島号」 9906 車内

コックピットはAT車ということもあってか、至ってシンプルです。
西日本鉄道「桜島号」 9906 コックピット

15時過ぎ、乗客が全員揃ったところでバスは出発します。
ここから先は山岳ハイウェイの景色が続く為、景色は単調になりがちです。
日差しが強いということもあって、殆どの席でカーテンを閉めています。
かくゆえ自分もカーテンを閉めてひと休み。
気が付くとバスはえびのジャンクションを過ぎて鹿児島空港南バス停に到着するところでした。

鹿児島空港南では3名が下車。種子島・奄美大島方面の飛行機にでも乗り継ぐのでしょうか?
と、ここでトラブルが・・・。
鹿児島空港南を過ぎたあたりから、運手席付近から何やら警告音が聞こえてきます。
高速帖佐バス停到着後、運転手がバスを降りてエンジンルームを点検、更に営業所のメカニック(と思われる人)に電話で連絡を取ります。
が、とりあえず走り続けても構わないとの事で、そのままバスは発車しました。
鹿児島北インターを降りるまでは警告音が鳴ったり止んだりといった状態でしたが、同インターを降りて一般道を走行し始めてからはピッタリ音が止みました。
後で解ったのですが、この警告音、どうもオートマの温度異常を示すものらしいのですが、急な坂道を高速で走行すると温度センサーが誤作動する事があるとか。
メーカーの早急な対策が必要の様です・・・。
このトラブルの影響で下伊敷バス停に到着したのは、定刻より約20分遅れの17時前でした。
ここで5名程が下車しました。
その後鹿児島市内の夕方のラッシュに巻き込まれ、遅れは更に拡がります。
そして遅れる事約30分、17時20分頃にバスは鹿児島中央駅に到着しました。
以前乗車した時は駅前の路上で降車扱いをしていた記憶があるのですが、現在は南国日生バスターミナルで降車扱いをしている様で、JR乗換え客にとっては多少不便になったかもしれないですね。(でも写真を撮るのにはむしろ都合が良かったりします。)

色々ありましたが、久しぶりの「桜島号」の旅、ゆったりと過ごすことが出来ました。
車両は多少グレードダウンした感が否めませんが、基本的な部分はそのまま継承されていて、従来の専用車と同様に快適なバスの旅を楽しめるのでないでしょうか。
沿線の景色も素晴らしいですしね。
機会があればまた乗車してみたいと思います。


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