南海バス「サザンクロス」長野線 406号車 【イレギュラー運用!?】 <2022年7月>
シートを倒してひと眠り 目の前には信州の雄大な景色が
22時00分 南海なんば高速バスターミナル発車
予約済みの乗客が揃い、定刻に南海なんば高速バスターミナルを発車したバスは、湊町ランプから阪神高速道路へ。
5分程走行した出入橋ランプを降り、大阪駅方面へ向かいます。
JR大阪駅桜橋口高架下にある大阪駅前バス停では数名が乗車。
22時25分、大阪駅前を発車したバスは、すぐ近くの梅田ランプから阪神高速道路→名神高速道路を経由し。京都市内へ向かいます。
1時間弱で、最後の乗車停留所である京都駅八条口(ホテル京阪前)では2名が乗車。
乗客が全員揃ったところで、23時25分、バスは定刻に京都駅八条口(ホテル京阪前)を発車します。
発車後、自動放送による車内設備などの案内が行われた後、乗務員による補足説明があります。
気が付くと、バスは京都南インターから名神高速道路へ。
ここから長野県まで300km以上の深夜のハイウェイバスの旅が始まります。
23時55分~00時05分 草津パーキングエリア(第2駐車場)にて開放休憩
京都駅八条口を発車して30分、このバスの唯一の開放休憩場所である草津パーキングエリア(第2駐車場)に到着します。
こちらでは、開放休憩として10分間停車しました。
草津パーキングエリアといえば、名神高速道路の中でも有数の広さを誇るパーキングエリアですが、残念ながら第2駐車場はトイレと自販機のみの設備で、賑やかな第1駐車場のイメージでバスを降りると面を食らうことになります。
個人的には停車場所を第1駐車場に変更していただくか、開放休憩場所そのものを隣の菩提寺パーキングエリアに変更していただくことを希望したいですが、飲食物や土産物の購入は乗車前に済ませておくことをお勧めします。
バスを降りる際は、乗務員から休憩カードを受け取り、用を済ませてバスに戻る際に休憩カードを返却します。
休憩カードは無くさない様にしましょう。
バスも、深夜のハイウェイ走行に向けて、しばしのひと休みです。
00時07分 消灯
00時05分、乗客が全員揃ったところで、バスは草津パーキングエリア(第2駐車場)を発車します。
発車後、車内灯が消され消灯。
この後、バスは乗務員交代のために数か所のサービスエリアに立ち寄りますが、乗客は翌朝の目的地到着まで下車することができません。
その間、バスは名神高速道路〜中央自動車道~長野自動車道~上信越自動車道を経由し、目的地の長野方面へ向かいます。
消灯されたと同時に、持参のネックピローを準備してシートを倒し就寝します。
シートに可動式枕がないことに多少の違和感を感じつつも、かなり深く倒れるシートに身を委ねて目を瞑ると、いつしか夢の中へ。
翌朝、目を覚ました時、バスは長野インターを通過して長野市内に入っていました。
06時30分 湯田中駅到着
05時03分、長野インターを通過したところで、車内灯が点灯され、起床の案内放送が入ります。
最初の降車停留所である松代大橋は降車客がおらずに通過し、山々の景色を眺めながら、バスは長野市中心部へ向かいます。
05時21分、長野駅前(長電高速バス案内所前)に到着します。
こちらでは殆どの乗客がバスを降り、残りは私を含め僅か2名となりました。
その次の権堂では、私を除く1名が下車し、残りは私1名のみ。
私が下車する湯田中駅まで、車内は貸切状態となりました。
須坂市内に入ると、「これぞ信州!」といわんばかりの雄大な景色が車窓一面に広がります。
早朝から信州の素晴らしい景色が眺められるのも、この路線の楽しみのひとつでもあり、日が長いこの時期ならではの楽しみでもあります。
雄大な景色を眺めながら、バスは小布施、中野市内を通過。
左手に温泉街が見えて来ると、湯田中はすぐそこです。
そして、06時30分、バスは定刻よりも10分程早く湯田中駅に到着。
バスを降り、トランクに預けた手荷物を受け取った私は、飯山駅方面へ向けて発車するバスを見届け、次なる目的地へと向かうのでありました。
最後に
南海バス「サザンクロス」長野線については、これまで何度か取り上げていますので、路線の感想については省略しますが、先述の通り、今回はイレギュラーともいえる車両運用に当たったということで取り上げさせていただきました。ハイグレード化が進んでいる同社「サザンクロス」用車両において、旧来の標準シート仕様の車両に乗車出来るのも、この先そう長くはないのかなぁと感じています。
仮に酒田線が運行再開し、406号車が専属車両として復帰すれば、もう少し長く乗車出来るのかもしれませんが、運行再開の見通しが立たない中、これもどうなるのか私にも分かりません。
コロナ騒動収束の見通しが立たない中、在籍車両の動向を含めた「サザンクロス」の今後の動向にも注目したいところですが、まずはこのコロナ騒動の一刻も早い収束を願うばかりです。
そして、「サザンクロス」長野線(南海バス)と「ナガデンエクスプレス」大阪線(長電バス)は、2022年7月15日にちょっとしたリニューアルを行いました。
今回のリニューアルの目玉は、ズバリ「ダイナミックプライシング」の導入です。
これまで、同路線は曜日別運賃を導入していましたが、これを更に一歩進める形で「ダイナミックプライシング」の導入に踏み切ったのです。
「ダイナミックプライシング」の導入に伴い、予約サイトも「発車オーライネット」から「ハイウェイバスドットコム」(京王SRS)に変更。
「ダイナミックプライシング」導入による利用客の反応及び利用客数の推移が注目されるところです。
南海バス「サザンクロス」のレビューの中で、代表的なものを以下に挙げます。
もし機会がありましたら、上記レビューを参考にしていただき、是非とも利用していただけると幸いです。
【乗車データ】
- 乗車日:2022/07/06
- 乗車区間:
南海なんば高速バスターミナル→湯田中駅 - 運行会社:南海バス
- 車両:日野/セレガHD(QPG-RU1ESBA)
- 年式:2013年式
- 所属:堺営業所
- 社番:406
【おまけ】動画にしてみました
現在、Youtubeにて公開しています。
宜しければご覧いただけると幸いです。
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