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北海道中央バス・北都交通・道南バスの3社が共同で運行する札幌~函館間都市間バス「高速はこだて号」

北海道中央バス「高速はこだて号」 3946 新函館北斗駅にて

北都交通「高速はこだて号」 3831

道南バス「高速はこだて号」 ・352

オーロラ号(札幌~函館線)から辿ると、札幌~函館間の都市間バスは実に33年の歴史を誇る老舗路線でもあります。(「高速はこだて号」としては13年の歴史になりますが。)
現在は昼行便が八雲経由5往復と直行便2往復、そして夜行便1往復の計8往復体制で運行していますが、閑散期でもそれなりの利用率を維持しており、特に夜行便と週末及び繁忙期の昼行便は、かなり前から座席を予約しておかないと満席で乗れない程の高乗車率を誇っています。

前回、このブログで北海道新幹線新函館北斗駅での撮影記『北海道新幹線に乗って新函館北斗駅でH5系/E5系を撮影してみました』をご紹介しましたが、その帰りの足として、久しぶりに「高速はこだて号」を利用して札幌へ戻りました。
今回はその時の模様を簡単にご紹介しましょう。


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車内サービスが向上した北海道中央バス便の日野セレガSHD

今回私が乗車したのは、函館駅前ターミナル14時50分発の北海道中央バス担当便。
前日深夜に札幌を発つ夜行便の折り返し運用となります。

やって来たのは、函館駅前の正面に位置する函館駅前ターミナル。
函館地区の路線バスを一手に引き受ける函館バスの他、「高速はこだて号」、函館タクシー(函館帝産バス)が運行する函館空港リムジンバスと津軽海峡フェリーシャトルバス、そして北海道バス(北海道観光バス)が運行する「函館特急ニュースター号」と湯の川~新函館北斗駅線が発着しています。

今回乗車した車両はこちら↓。
道南バス「高速はこだて号」 3946
2015年式の札幌北営業所所属3946号車(日野セレガSHD QRG-RU1ESBA)です。
「高速はこだて号」に運用される車両としては新しい部類に入るのですが、既に所々錆が回っており、北国を走る都市間用車両の過酷さを物語っています。

車内はこの様になっておりまして、(写真はイメージです。)
道南バス「高速はこだて号」 3946 車内

道南バス「高速はこだて号」 3946 シート
3列独立シート28人の夜行高速仕様となっております。
トイレの行き来をしやすくするために中央列5番目の座席が省略されている他、可動式枕が復活しています。
シートクッションも固過ぎず柔らか過ぎない固さで、座り心地も快適そのものです。
昨今流行りの通路カーテンは装備されていませんが、実はこの期に導入された車両から、
道南バス「高速はこだて号」 3946 座席コンセント
座席コンセントが装備されました。
「ようやく道外を走る長距離高速バスのレベルの近づいたかぁ・・・」と思いましたが、携帯電話・スマートフォンの充電に重宝することでしょう。

道南バス「高速はこだて号」 3946 座席コンセント
もちろん、TV(DVD)・ラジオ音声聴取用のマルステレオコントローラと貸出用ヘッドフォンも装備されています。
全国的に採用数が減っているだけに、この装備は貴重になりつつあります。

従来の装備を継承しつつも、昨今の乗客の要望も取り入れた、意欲的な車内の造りになっているという印象を受けました。

大沼公園インターから札幌へ一直線

「高速はこだて号」は、函館駅前ターミナル13番のりばから発車。
湯の川温泉(湯の川温泉東)が始発ですが、函館駅前ターミナルには発車の10分~15分前に到着し、改札が行われます。
道南バス「高速はこだて号」 3946 函館駅前ターミナル改札中

私を含めて10数名を乗せたバスは、定刻に函館駅前ターミナルを発車。
早速、交代乗務員から自己紹介と運行経路、到着時刻、車内設備の案内が口頭にて行われ、その後車内を一巡して分からない点がないかどうかを確認していきます。
「スターライト釧路号」から続いている接客手法は、この路線にもしっかり引き継がれています。
五稜郭駅前、昭和4丁目、桔梗、七飯町鳴川にて乗車扱いのために停車した後、バスは一旦江差方面へと左折します。
函館駅前ターミナルを発車して40分弱で、バスは新函館北斗駅に到着。
2016年3月26日の北海道新幹線開業に伴い、乗り入れを開始しました。
新幹線との乗り継ぎには大変便利だと思います。
この日は乗車客0で通過となりました。
バスは再び国道5号に戻った後、大沼公園インターへ。
この便は森・八雲に停車しない直行便のため、大沼公園インターからは夕暮れの道央自動車道を札幌南インター間までひた走ります。
とここで、私の座席の前後に乗客がいなかったため、シートをフルに倒してひと眠りしてみます。
丁度良い固さのシートクッションと可動式枕のおかげで、短い時間でしたがぐっすりと眠ることが出来ました。
この座り心地であれば、所要時間が長くない夜行便でも試してみたい気がしますね。

バスは八雲、長万部と過ぎ、16時58分、静狩パーキングエリアにて乗務員が交代。
更にバスは進み、すっかり暗くなった17時45分、唯一の開放休憩場所である有珠山サービスエリアに到着します。
こちらでは10分間の開放休憩時間が設定されており、多くの乗客がバスを降りてトイレや買い物などを済ませていきます。
道南バス「高速はこだて号」 3946 有珠山サービスエリアにて その1

道南バス「高速はこだて号」 3946 有珠山サービスエリアにて その2

17時55分、乗客が全員揃ったところでバスは発車します。
伊達、室蘭を通過し、18時16分に冨浦パーキングエリアにて乗務員が交代。
更に登別、白老、苫小牧、千歳、恵庭と通過たバスは、19時15分に札幌南インターを通過します。
ようやく我が家に帰ってきた安堵感と現実に戻された憂鬱な気分が複雑に混じり合います。

19時21分、バスは定刻より15分以上早く地下鉄大谷地駅に到着。
こちらでは数名下車していきました。
その後の南郷18丁目駅、時計台前は降車客がおらずに通過し、19時49分に到着した北2条西3丁目(ホテル法華クラブ前)では1名が下車します。
そして19時53分、定刻より20分以上早くバスは札幌駅前ターミナル(札幌エスタ1階)に到着しました。(写真はイメージです。)
道南バス「高速はこだて号」 3946 札幌駅前ターミナル到着
国道5号を延々と走行せずに函館手前の大沼公園インターから高速道路をひた走る直行便の威力(?)を改めて思い知るのでありました。

というわけで、北海道中央バス「高速はこだて号」3946号車の乗車記をお届けしました。
今回、北海道中央バスとしては最新の部類に入るであろう長距離都市間用車両に乗車しましたが、従来型と比較すると確実にサービスレベルが上がっている印象を受けました。
特にシートの座り心地が良かったのと、座席コンセントが装備されていたのには、私個人的にプラスポイントとなりました。
強いて要望するとすれば、他社路線(東京バスグループ)及び共同運行運行会社の北都交通に合わせるという意味でも、やはり通路カーテンの設置は望みたいところです。
プライバシー確保や乗客側の心理的な面でも、あるのとないのとではかなり印象が違ってきます。
乗客の人数確認の問題や諸々の事情があるのは重々承知ですが、ここはひとつ是非通路カーテンの設置をお願いしたいですね。
一方で、以前アップした乗車記にも同じ様なことを書きましたが、今回も老舗路線ならではのノウハウときめ細かいサービスが随所に見受けられました。長距離都市間路線を長年運行し続けているだけのことはあるなぁと感じました。
並行するJR北海道の各種事故に端を発した乗客転移もあるものの、長年の実績とサービスが評価されリピーターを確実に獲得しているのではないでしょうか。

色々と書きましたが、「高速はこだて号」が今後どの様な形で推移・発展していくのか、一利用者として注目していきたいと思います。
機会があればまた是非とも利用したいですね。


【乗車データ】 
  • 乗車日:2017/10/31
  • 乗車区間:
    函館駅前ターミナル→青森駅前
  • 運行会社:北海道中央バス
  • 車両:日野/セレガSHD(QRG-RU1ESBA)
  • 年式:2015年式
  • 所属:札幌北営業所
  • 社番:3946

「高速はこだて号」のご予約は、日本旅行「バスぷらざ」で。


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Koji Suda(ひろしプロジェクト)

Koji Suda(ひろしプロジェクト)

自称「高速バスアドバイザー」。高速バス乗車回数900回以上(2016年12月現在)。バス・鉄道をはじめとする乗り物を追っかけて撮ったり、ブログやサイトの運営、バス関連本やネットニュースの原稿執筆、同人誌活動などを通じて、乗り物旅の素晴らしさを伝える活動を行っています。北海道札幌市在住。バスと鉄道とカレーと粉物が大好き。 [詳細]

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