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京阪神と高知県西南地区(窪川・四万十市中村・宿毛)をダイレクトに結ぶ夜行高速バス「しまんとブルーライナー」

近鉄バス「しまんとブルーライナー」 8804 高知西南交通本社にて

近鉄バス(東大阪市)と高知西南交通(四万十市)が2003年10月31日に運行を開始し、幾度のダイヤ改正や停留所の追加を経て、京阪神と高知県西南部の間を直行する唯一の交通機関として、多くの方に親しまてれいます。
一時期、昼行便も設定されたことがありましたが、現在は夜行便1往復体制にて運行しています。
私自身、この路線については以前から注目しており、「もしかすると北海道内を走る都市間バスなどと共通点があるのではないか・・・。」と思っていたのですが、中々乗車する機会が無く、今日まで至っておりました。
ところが、この度、とある高速バスの実見のために「しまんとブルーライナー」を利用する必然性が出てきたことから、「折角なので乗車してみようか。」ということで利用してまいりました。
「しまんとブルーライナー」の実状は如何に・・・。

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おらが街の京阪神直通便

やって来たのは、大阪駅前の近鉄バスのりば。
大阪市営地下鉄谷町線東梅田駅の7番出口(御堂筋沿い・SMBC日興証券ビル)前にあり、一般路線(梅田~稲田車庫前)との共用バス停になっています。
「しまんとブルーライナー」のみならず、近鉄バスが運行する高速路線バスの大半がこの停留所を経由するため、22時過ぎにもなるとバスを待つ多くの乗客で賑わい始めます。
近鉄バス「しまんとブルーライナー」 8804 大阪駅前 近鉄バスのりば

「しまんとブルーライナー」は京都駅八条口始発の路線。
本来であれば始発の京都駅八条口から乗車したいところですが、今回は行程の関係から大阪駅前(地下鉄東梅田駅)から乗車します。
大阪駅前発車時刻は22時55分。
バスは発車時刻間際にのりばに到着します。

今回乗車した車両はこちら↓でした。(写真はイメージです。)
近鉄バス「しまんとブルーライナー」 8804

近鉄バス「しまんとブルーライナー」 8804 リア
近鉄バス京都営業所所属の2008年式8804号車(日野セレガHD PKG-RU1ESAA)です。
同社初の現行型セレガ夜行高速仕様車として導入され、長崎特急線「オランダ号」専用車として活躍した後、今は無き安芸特急線「国虎号」や夜行路線続行用として活躍し、現在は「しまんとブルーライナー」をメインに活躍しています。

車内はこの様になっておりまして、
近鉄バス「しまんとブルーライナー」 8804 車内

近鉄バス「しまんとブルーライナー」 8804 シート
3列独立シート27人乗りの夜行高速仕様となっています。
昨今の利用者の動向を考慮してか、通路カーテンと座席コンセントを後付けしています。

22時55分、私を含めて20名程の乗客を乗せたバスは、大阪駅前(地下鉄東梅田駅)を発車。
阪神高速道路などを走行し、50分程で三宮バスターミナル(ミント神戸)に到着します。
こちらで2名の乗客を乗せ、23時49分に三宮バスターミナルを発車。
改めて車内を見回してみますが、関西方面から帰路につく学生や所用客、ビジネスマンの姿が目立ちます。
平日の週末とはいえ、地方へ向かう夜行高速バスで20人以上乗車しているとは少し驚いたのですが、そのことについて偶然隣に座っていた関西出張帰りの乗客に聞いてみました。
すると、この様な答えが。

「この路線ねぇ、週末は大抵こんな感じだよ。中村や宿毛などの高知西南地区は、JRや飛行機を使って関西へ出掛ける場合、必ず乗り換えが必要でねぇ、正直面倒なわけ。その点、この夜行バスは乗り換えなしで関西へ連れてってくれる唯一の足。しかも夜遅くまで現地に滞在出来るから、本当に便利だよ。まあ、完全に熟睡は出来ないから、疲れるかといわれたら疲れるけどね。(笑)」

「このような話、どこかで聞いたことがあるなぁ・・。」と思っていたら、かつて我が地元北海道内の都市間バス車内で聞いた会話とほぼ同じ内容であったことに気付きました。
そう、この「しまんとブルーライナー」は、高知西南地区の人にとって、関西へ直行する「おらが街の高速バス」であり、唯一の足でもあるのです。

バスは再び阪神高速道路に入り、神戸淡路鳴門自動車道から明石海峡大橋を渡ったすぐに位置する淡路サービスエリアにて、消灯前の開放休憩が実施されます。
定刻ですと、0時20分頃に到着します。
神戸淡路鳴門自動車道 淡路サービスエリア

近鉄バス「しまんとブルーライナー」 8804 淡路サービスエリアにて その1

近鉄バス「しまんとブルーライナー」 8804 淡路サービスエリアにて その2
淡路サービスエリアは、明石海峡大橋と瀬戸内海が一望出来る観覧車が設置されているサービスエリアとしても有名で、駐車スペースが広いことや供食施設や売店の品揃えが充実していることから、昼夜問わず多くの車が停車しています。

こちらで約20分の開放休憩が実施された後、乗務員が人数確認を行い、車内は消灯されます。
乗客は翌朝5時過ぎまで外へ出ることが出来ません。
その間、バスは神戸淡路鳴門自動車道~高松自動車道~徳島県道1号線~徳島自動車道~高知自動車道をひた走り、高知西南地区へと向かいます。

翌朝5時頃、バスは須崎町内を走行していました。
まもなくして車内灯が点灯され起床。
5時04分、バスは最初の降車停留所である須崎西崎町に到着します。
こちらでは1名の乗客が下車していきました。
その後の中土佐インター口は降車客がおらずに通過し、5時35分にバスは最後の休憩場所である道の駅あぐり窪川に到着します。
こちらでは10分間の開放休憩時間が設定されていますが、夜が明けていないことから、バスを降りる乗客は私を含めて僅かでした。
近鉄バス「しまんとブルーライナー」 8804 道の駅あぐり窪川にて

5時45分、乗客が全員揃ったところで、バスは道の駅あぐり窪川を発車。
この先は国道56号(通称:中村街道)を中村・宿毛へ向けてひた走ります。
5時50分、窪川駅前に到着。
こちらでは1名下車していきました。
窪川からは、左手に海を眺めながら進んでいきます。
日の出が早い時期は、きっと太平洋を望む素晴らしい車窓が堪能出来ることでしょう。
6時19分、佐賀に到着するも、降車0ですぐに発車します。
6時39分、入野役場前に到着。
こちらでは1名下車していきます。
そして、6時55分、定刻5分遅れでバスは高知西南交通本社に到着しました。
近鉄バス「しまんとブルーライナー」 8804 高知西南交通本社到着
高知西南交通本社では、私を含めて5名が下車。
パークアンドライド駐車場を併設していることから、駐車場に停車している自分の車で帰宅する人や、家族の迎えの車にとって帰宅する人など、地方都市を発着する高速バスのりばならではの光景が見受けられました。
この後、私は宿毛へ向けて出発する「しまんとブルーライナー」の後姿を見届けた後、今回の目的である「とある高速バス」へ乗り継ぐべく、待合室にてそのバスを待つのでありました。

というわけで、近鉄バス「しまんとブルーライナー」大阪→中村の乗車記をお届けしました。
初乗車であった「しまんとブルーライナー」ですが、路線の性格として、かつてこのブログで紹介した沿岸バス「特急はぼろ号」や、阪神バスが運行している「サラダエクスプレス」宇和島・城辺線、浜田・益田・津和野線に似たものがあるのではという印象を持ちました。
共通するキーワードは「おらが街の高速バス」と「バスならではの区間設定」
「大都市と地方都市を直通する唯一の足として、地元住民の親しまれ、多くの方に利用されている」
「JRや飛行機ではほぼ不可能な、バスならではの区間設定が可能な上、利用が定着すれば競合が進出しにくくなるため、比較的高い運賃設定がしやすく、結果として収益的にも旨味のある路線になりやすい」
という点において、共通点も多いのではないかと感じました。

開業から13年が過ぎ、堅調に推移している「しまんとブルーライナー」。
今後も関西と高知西南地区を結ぶ「おらが街の高速バス」として、今後も末永く走り続けてほしいですね。

高知西南交通本社


【乗車データ】 
  • 乗車日:2016/11/25
  • 乗車区間:
    大阪駅前(地下鉄東梅田駅)→高知西南交通本社(四万十市中村)
  • 運行会社:近鉄バス
  • 車両:日野/セレガHD(PKG-RU1ESAA)
  • 年式:2008年式
  • 所属:京都営業所
  • 社番:8804

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自称「高速バスアドバイザー」。高速バス乗車回数900回以上(2016年12月現在)。バス・鉄道をはじめとする乗り物を追っかけて撮ったり、ブログやサイトの運営、バス関連本やネットニュースの原稿執筆、同人誌活動などを通じて、乗り物旅の素晴らしさを伝える活動を行っています。北海道札幌市在住。バスと鉄道とカレーと粉物が大好き。 [詳細]

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